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モバイルSDKを“これからの形”にAPPBOX SDKチームの挑戦

アイリッジの自社プロダクトFANSHIP/APPBOXを支えるSDKチームで、PO兼EMを務める二木さんに、チームの現状や向き合っている課題、これから目指している姿についてリアルな声を聞きました。
プロダクトの中核を担うSDKチームは、どんな価値観を大切にしながら意思決定を行い、どのように進化しようとしているのか。その背景にある考え方や文化をお届けします。

プロフィール
二木さん
大学卒業後、3年ほど事務職などを経験した後モバイルアプリに興味を持ち、JavaでのWebアプリケーション開発経験からAndroidアプリ開発に従事。
その後、iOSアプリエンジニアを10年以上経験し、テックリードやアーキテクトも務める。
前職では、モバイルアプリプラットフォームを運営している企業で、VPoE(エンジニア組織を統括・マネジメントする責任者)としてプロダクト開発全体のエンジニアリング部門のマネージメントとしてプロダクトとピープルマネジメント領域を担当。
現在はアイリッジ プロダクトサービス部にてFANSHIP、APPBOXのアプリに組み込むSDKの運用、保守、開発を行うSDKチームのプロダクトオーナー、EMを担当しています。


現在の業務について

業務内容

FANSHIP/APPBOXのアプリに組み込まれる SDKを担当するチームで、PO兼EMを務めています。SDKの運用・保守・新規開発を統括しつつ、特にiOS SDKについては、技術面での支援やレビューにも深く関わっています。

プロダクトオーナーとしては、今後のプロダクトのあるべき姿を見据えながらSDKのビジョンを言語化し、それをもとに年間のロードマップを策定しています。機能追加や改善においては、仕様の整理・意思決定から、開発スケジュールの策定、タスクの優先度付けやアサインまでを担当し、チームとして最大限のアウトプットが出るよう調整しています。

技術面では、APPBOXのiOS SDKを中心に、全体的なリファクタリング計画の立案から、アーキテクチャ設計、実装方針の検討、コードレビューまで幅広く関わっています。SDK という特性上、後方互換性や既存アプリへの影響を強く意識する必要があるため、単なる機能追加ではなく「長期的に安全に使い続けられる設計かどうか」を常に考えながら判断しています。

また、入社当初は開発環境が十分に整っていない部分もあったため、まずは開発体験そのものを改善するところから取り組みました。具体的には、AIツールの導入による開発効率の向上、ビルド環境の整備、SDK開発で利用するAPI Mockサーバーを用いた開発環境の構築、複数リポジトリに分かれていたソースコードの1プロジェクトで扱える構成への変更など、開発・検証をスムーズに行える基盤を一通り整えています。

現在は、iOS SDKをSwift/SwiftUIベースの構成へ段階的に移行しており、将来的な拡張性や保守性を見据えたモダンなSDKへ進化させていくフェーズにあります。既存ユーザーへの影響を最小限に抑えつつ、より扱いやすく、開発者にとって価値のあるSDKを目指して改善を進めています。

1日のスケジュール

 9:45 PO DailyMTG(プロダクトオーナーのみ)
10:30  SDKチーム朝会
          メンバー全員でタスクの状況や共有を行い、必要な議論があれば
     それぞれ残って会話しています11:00 個人作業
12:00  ランチ
13:00  開発プロジェクト定例など
15:00 個人作業
※都度、相談などがあれば、適宜集まって会話しています!(ちょっとした雑談もOK)
19:00 退勤

SDKチームについて

現在の課題ー成長フェーズのチームとプロダクトを、どう進化させていくか

現在のSDKチームは、組織としてもプロダクトとしても、まさに成長の途中にあるフェーズだと感じています。
これまで積み上げてきた機能や仕組みを活かしつつ、今後のプロダクト拡張や開発体験の向上を見据えて、SDK全体のアーキテクチャや設計思想そのものを見直していく必要があります。それに伴い、機能単位の仕様についても「これまで通り」で良いのかを改めて問い直し、再設計していく段階にあります。

また、これからのフェーズでは、個々のエンジニアが高い技術力を発揮するだけでなく、周囲を巻き込みながらチームとしてのアウトプットを最大化していく動きがより重要になってきます。
設計や方針を一人で完結させるのではなく、「議論を通じて共通認識をつくり、チーム全体で品質を高めていく」その視点を持ったエンジニアは、まだ十分とは言えないのが正直なところです。

加えて、SDKは「アプリに組み込まれて初めて価値を発揮するもの」であるにもかかわらず、これまではUI/UXの質や、アプリ開発者・エンドユーザーの体験に対するこだわりを、十分に深めきれていなかった部分もあります。
APIの使いやすさや設計の一貫性、エラーハンドリングの分かりやすさなど、ユーザー視点での改善にまだ伸びしろがあり、そこに本腰を入れて取り組んでいく必要があります。

これらの課題は裏を返せば、
「技術的にもプロダクト的にも、これから大きく進化できる余地がある」
ということでもあります。
アーキテクチャの再設計、チーム作り、SDKとしての体験価値向上
そういったことに関われる点は、今のSDKチームならではの挑戦であり、面白さだと考えています。

チームとしての理想ー自律的に問いを持ち寄り、ユーザーへの価値を追求し続けられるチームへ

SDK チームとして目指しているのは、これまでの慣習や「なんとなく続いてきたやり方」にとらわれるのではなく、常にユーザーに向き合いながら前向きな改善を積み重ねていけるチームです。
UI/UX の向上や技術負債の解消に対して、意見をもらってから取り組むのではなくチームとして前向きにチャレンジし続けることが日常になっている状態が理想です。

そのためにも、誰かの指示を待って動くのではなく、チームのメンバー一人ひとりが課題に気づき、自ら考え、行動できることが重要だと考えています。
「ここはもっと良くできるのではないか」「今の設計は将来も耐えられるのか」といった問いをそれぞれが持ち寄り、議論しながら意思決定していく。そんな自律的なチームでありたいと思っています。
こうした日々の積み重ねの中で、SDKチームならではのカルチャーや価値観(バリュー)を育てていくことも、大切にしているポイントです。
技術的な正しさだけでなく、「ユーザーにとってどうか」「チームとして再現性のある形になっているか」といった視点を共有し、同じ方向を向いて進めるチームを目指しています。

APPBOX(SDK)としての理想ーユーザー体験を高め、顧客のマーケティング支援にコミットする

APPBOXのSDKは、単に機能を提供するだけの存在ではなく、UI/UXの質にしっかりとこだわったSDKであるべきだと考えています。
アプリに組み込まれる以上、開発者にとって使いやすい設計であることはもちろん、その先にいるエンドユーザーの体験を損なわないこと、むしろ価値を高められることが重要です。

また、APPBOXはお客様のマーケティング活動支援にもしっかりコミットできる存在でなければなりません。

そのためにも、既存の仕様や実装にとらわれず、必要であれば作り直すことも厭わない。
UI/UX、設計、技術基盤のすべてにおいて、より良い形を追求し続けられるSDKであることが、SDKチームの目指す姿です。

大切にしている価値観と姿勢ーSDKを「接点」と捉え、体験の質にこだわり抜く

SDKチームが最も大切にしているのは、ユーザー体験です。
ユーザーには顧客はもちろん、SDKを導入する開発者、エンドユーザーも含まれます。

SDKは、開発者とエンドユーザー、そしてお客様をつなぐ“接点”だからこそ、その体験の質には妥協しません。
また、「本当に使われるのか」という視点も、機能設計の段階から徹底しています。
「なぜこの機能が必要なのか、誰のどんな課題を解決するのか」
その理由を言語化し、納得したうえで開発を進めることを大切にしています。
お客様からの要望に向き合う姿勢も同様です。
個別の要望にただ応えるのではなく、APPBOXとして本当にベストだと思える形は何かを考え抜いたうえでアウトプットする。
結果として、それが多くのお客様にとって価値のあるプロダクトになると信じています。
さらに、SDKチームは自分たちの領域だけに閉じることはありません。
APPBOX全体としてどうすればより良くなるのか、という視点を持ち、他チームや周囲を巻き込みながら改善を続けています。
これまでのやり方に固執せず、「良い」と思ったものは積極的に取り入れていく。
そんな柔軟さも、SDKチームが大切にしている価値観の一つです。

SDKチームのやりがい

SDKチームの大きなやりがいの一つは、これから数年にわたってAPPBOXの中核となるSDKを大きく見直し、改善していくフェーズにある点です。既存の仕組みを前提に部分的な改修を行うだけではなく、機能の多くを再設計しながら「これからのAPPBOXにとって本当に必要な形」を考えていく計画が進んでいます。

そのため、仕様が最初からすべて固まっている状態で実装するのではなく、「どうあるべきか」「どんな体験を提供したいか」といった上流の検討からエンジニアが積極的に関われる場面が多くあります。機能面はもちろん、SDKの使い勝手や設計思想、さらにはアプリ側の UI/UXやデザインの方向性にまで意見を出し、プロダクトづくりにコミットできることは、このチームならではの魅力だと感じています。

私自身も、「言われたものをそのまま作るだけでは、本当に良いアウトプットは生まれない」と考えています。だからこそ、SDKチームではメンバーそれぞれが意見を出しやすい雰囲気をつくり、自ら考え、判断し、行動できる環境を意識的に整えています。そうした積み重ねこそが、プロダクトの品質や価値を高め、結果的にユーザーやクライアントへのより良い体験につながると考えています。

決められた役割の中で手を動かすだけではなく、裁量を持ってプロダクトそのものを良くしていく。
SDKチームには、そうした「ものづくりの手応え」を実感できるやりがいがあると思います。

採用メッセージ

どんな人と一緒に働きたいですか?

SDKチームでは、与えられた役割やタスクの範囲にとどまらず、
プロダクトやチームが抱えている課題を「自分ごと」として捉えられる方と一緒に働きたいと考えています。
目の前の実装だけで完結させるのではなく、「なぜこの課題が起きているのか」「どうすればもっと良くできるのか」を考え、
必要であれば周囲を巻き込みながら、より良い形を一緒に探っていける方だと嬉しいです。

また、技術やプロダクトに対して常に学び続け、自分自身の成長を楽しめる方、
そしてその前向きな姿勢が自然とチームにも良い影響を与えていくような方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。
挑戦や変化を前向きに捉えながら、チームとプロダクトの成長に向き合える方を歓迎しています。

プロダクトサービス部のエンジニアとして向いている人物像は?

プロダクトサービス部では、プロダクトやチームがまだ成長過程にあることを前向きに捉え、「どうすればもっと良くできるか」を考えながら改善を積み重ねていける方が向いていると感じています。
既に完成された環境を求めるのではなく、試行錯誤そのものを楽しみながら、プロダクトと一緒に自分自身も成長していきたい方にとっては、やりがいの大きい環境です。

また、SDKや基盤を通じて多くのアプリ・ユーザーに価値を届ける立場だからこそ、UI/UXの質に強い関心を持ち、常にユーザー視点で改善を考えられる姿勢を大切にしています。
仕様どおりに実装するだけでなく、「本当に使いやすいか」「開発者やエンドユーザーにとって負担になっていないか」を考えられる方は、
プロダクトの価値向上に大きく貢献できると思います。

さらに、SDKチーム単体で完結するのではなく、他チームや関係部署と連携しながらAPPBOX全体をより良くしていく意識を持てる方も、この環境にフィットします。
チームや役割の垣根を越えて意見を交わし、プロダクトを一緒に育てていく姿勢を歓迎しています。

日々の業務の中では、既存の業務フローや開発プロセスをそのまま踏襲するのではなく、
「もっと効率的にできないか」「仕組み化できる部分はないか」を考え、
自ら改善を進めていける方が活躍しやすい環境です。
技術だけでなく、開発の進め方やチームの働き方にも目を向けられる方に、ぜひ来ていただきたいです。

応募を検討している方へメッセージを

APPBOXは今、プロダクトとして大きな変化と成長のフェーズにあります。
これから数年をかけて、SDKの在り方や体験価値そのものを見直し、より使いやすく、より信頼されるプロダクトへ進化させていこうとしています。
この環境では、トップダウンで決められたものをただ実装するのではなく、企画や画面設計、SDKに関わる仕様についても、自ら考え、意見を出し、プロダクトづくりに深くコミットすることができます。
 
プロダクトを“使う側”と“つくる側”の両方に向き合いながら、一つひとつ改善を積み重ね、育てていく面白さがあります。
単に機能を作るだけでなく、プロダクトの未来像を描き、そこから逆算して「今、何に取り組むべきか」をチームで考え、形にしていけることが、このポジションならではの魅力です。
プロダクトと一緒に、自分自身も成長していきたい。
そんな想いを持った方と、ぜひ一緒にAPPBOXのこれからをつくっていけたらうれしいです。


アイリッジでは一緒に働く仲間を募集しています。
ぜひお気軽にお問い合わせください!