【人生の思い出】泣き虫だった私を変えた「たった一言」の魔法
振り返れば、私は小学4年生まで毎日のようにぐずり、泣いている子どもでした。
ランドセルが重い、転んだ、少し注意された──今思えば些細なことでも、そのたびに涙があふれ、周りに頼ってばかり。
自分は「泣き虫」で、どうしようもない甘えん坊。ランドセルが重い日には、姉が代わりに持ってくれたこともありました。甘えん坊、それが当たり前の私でした。
ところが、5年生になったとき、女先生から男先生に担任が変わり、また隣のクラスの男先生が、私に向かって「あなたはもう泣き虫じゃない」と言ってくれたのです。
その日を境に、不思議と学校で泣くことはなくなりました。今思えば、誰かの言葉が子どもの心にこんなにも大きな影響を与えるのだと。先生は私を叱るのではなく、私のことを信じてくれたのだと思います。
泣かなくなってからの私は、少しずつ自信を持てるようになり、自然とクラスの中で周囲に信頼されるリーダーになっていきました。
6年生では児童会長を務め、クラス会議でみんなの意見をまとめたり、困っている友だちを気遣ったりする機会を通して、責任感や周囲への配慮を学ぶことができました。
日々の「当たり前」が子どもの人生を形作る
こどもの頃、先生や親に教わったこと。
• 「ウソはつかない」
• 「人のものは盗まない」
• 「困っている人がいたら助ける」
• 「拾ったものは交番へ届ける」
当時は「当たり前」としか思っていませんでしたが、振り返ると、これらは私の人生の土台になっていました。
泣き虫だった私を変えてくれた先生の言葉と、日々繰り返された小さな教えの積み重ねが、少しずつ私の心を育て、信頼や誠実さという目に見えない財産を築いてくれたのだと思います。
人生を振り返ると、こうした小さな瞬間や日々の教えこそが、未来の自分を支える大きな力になっている──。
子育て真っ最中のみなさん。今、お子さんに何気なく伝えている一言や行動は、きっとその子の心に深く刻まれます。そして、人生の礎を築くことになるはずです。だからどうか、今日もその「一言」を大切にしてあげてください。
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