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サイレントマジョリティについて

「物言わぬ多数派」や「声なき声」等と言われています。
サイレントマジョリティについて、考えてみたいと思います。

僕が初めてこの言葉を知ったのは、Facebookで繋がっている尊敬するNPO屋さんの投稿からでした。

「協働」をつくることをテーマにしているその方の活動において、こうした点に着目されているとのことでした。

もうすぐ総選挙ですね。政治的発言にならないように、少しだけ書いてみたいと思います。


(冒頭の絵は、リカさんの描かれたものを使わせていただいています。ありがとうございます!)


①サイレントマジョリティとは

『サイレントマジョリティ』とは、何も発言をしない大多数の人達ということです。

会議なんかでは、ごく限られた人達だけが発言し、他の大勢の人達は参加しているだけ、という場面がよくありますよね。

こうした場面では、「何も言わないんだから、きっと賛同している」と取り扱われがちです。

近頃の選挙での投票率はどんどん低くなってきています。
どの候補者かどの政党に投票したかというよりも、投票していない有権者が圧倒的に多いのが実情です。

この、何も発言・表現しない、大多数の人達のことを『サイレントマジョリティ』と言うそうです。

選挙や投票で考えると分かりやすいですね。
他にも色んな場面であります。


②例えばの話

では、身近な事例で考えてみたいと思います。

何かの商品を買ったとします。

もちろん、それには売る側が存在します。

その商品には、欠陥というか不便なところがあるとします。

売る側に対して、買った人がクレームを入れます。
それが改善へと繋がったりするのですが、
売れた総数に対して、クレームが来たのは数件とします。

皆さんだとどうですか?
いちいちクレームを入れるなんて人は少ないと思います。

大多数の人は、「まぁ仕方ないか」と割り切って意見を表明しないこととなります。

しかしながら、売る側としては、クレームはごく少数で、大多数の人からは何もクレームはない、と整理するでしょう。

これが『サイレントマジョリティ』の恐ろしさです。

この逆もあります。


③選挙や民主主義ではどうだろう

よくワイドショーなどでも、
「民意が反映されていない」
「国民の声を聞いてもらえない」
「政治には期待していない」

などという場面をよく見ますよね。

でも一生懸命に考えている人や、国難と向き合っている人などは、「選挙に行って意思表示してほしい」と言います。

でも、冒頭に書いているとおりの投票率だったりします。

なんだかちぐはぐですが、これが実情ですよね。

つまり、このサイレントマジョリティたる、声なき声を聴くことこそが、大多数の民意をうかがうことになるのではないかと思います。

(決して、選挙に行って政権交代を!とか、投票率をもっとあげよう!とか言ってるわけではないです。一般論的に例を示したまでです。一応、念押ししておきます)


④会議やファシリテーションの場にて

では、僕の活動フィールドに話を戻します。
会議などでの進行役の立場になって以下の話を進めます。

住民どうしでの会議の場での合意形成や、企画を進めるうえでの会議などでファシリテートすることがあります。

職場や、PTAなど個人参加での会議もあろうかと思います。

声の大きい人の方に進んでいってしまい、大多数の意見を発さない人達は納得できていない、ということは避けたいと思っています。

参加する人が、同意・共感・合意したカタチで進んでいきたいと思っています。

また、よくありがちなのが、『会議』と言う名の、一方向的な情報共有のみの場ということも多いですよね。

つまり、サイレントマジョリティとなってしまっている皆さんの意見をしっかりと聴きだす作業が必要ということになります。


⑤サイレントマジョリティの本音

あの手この手で、物言わぬ多数派の本音をしっかりと聴いていくと、だいたい以下のように分類されます。

・賛同している
・多くの人の意見に合わせる
・〇〇さんと同じ
・どっちでも良い
・どうせ発言しても変わらない
・興味がない、どうでもいい
・分からない理解できない
・何の話なのかさえ分からない

もし、これを聴きだすことができれば、大きな大きな進展です。

何も言わなかったんだけど、賛同しているというのが分かるだけで推進する側としてはとても喜ばしいことですよね。

どっちでも良い、発言しても変わらない、どうでもいい、という人たちは、どこからひっかかりができたのか、どこからどこまでは賛同できたり興味をもてたりするのか、確認していければ良いですね。

何の話かさえ分からない、という人には、論点をいくつか前に戻して、理解できるところから示してあげれると良いですね。

賛成派も反対派も、熱を帯びて、こだわってやっていますから、難しい言葉が多くなったり、何歩も先にいった議論をしていたりして、途中参加の人は「?」ってなったりしますよね。
これも、サイレントが生まれる瞬間ですね。


「みんな納得してないのに進んでる」

こういう場面を減らしたいですよね。

選挙では、「投票に行かない人が悪い」的な風潮が強いですが、果たしてそうなのでしょうか。

各政党の党首が投じる1票も、何にも考えていない人の1票も同じ1票です。
その価値や意義はとても重い
ものです。

いろんな会議や合意形成の場でも、
サイレントマジョリティにさせずに、議論の場に入っていけるように、迎え入れてあげたり、声を聴く場面を設けたりできると良いですね。

会議の場などでのそうしたファシリテーションの方法については、いつかまとめてみたいと思います。


少し前に書いた、多数決の決め方は良くない、これもご覧いただけたら嬉しいです。


さて、もうすぐ総選挙・・・

有権者として!
社会を構成する一員として!
国の将来の選択として!
主体的に考えて!
投票してくださいね!!!


え?僕ですか?
どうでもいい・・・(笑)
(SNS時代、公務員はツライですね)

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