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『Loveファッション展』レポート

京都・熊本・東京にて、以下の日程で『 Love ファッション―わたしを着替えるとき』という展覧会がやっています(やっていました)。

  • 京都国立近代美術館

    • 2024 年 9 月 13 日 〜 11 月 24 日

  • 熊本市現代美術館

    • 2024 年 12 月 21 日 〜 2025 年 3 月 2 日

  • 東京オペラシティ アートギャラリー

    • 2025 年 4 月 16 日 〜 6 月 22 日

東京オペラシティに行ってきたのでレポートです。前の記事が DEATH で今回が Love なのでなんだかライバルっぽくなっている(?)。


どんな展覧会か

「着ること」に着目した衣装展です。 18 世紀から現代までの衣服に加えて、装飾品、そしてアート作品も交えながら「着ること」の物語を追っていきます。
展示の数は全部で 130 ほど。そこまで大きくはない印象ですかね。

実は私は全く下調べせずにチケットを取って行ったので、会場についてから「こんなかんじか〜」になりました。
歴史に興味があるので古い衣服は見たことありますが、現代はからきしです。それでも、順を追って見ていくことで現代までのファッションの歴史を知ることができて面白かったです。

横山奈美《LOVE》

展示の様子

展示は大きく 5 つのチャプターに分かれています。「自然にかえりたい」「きれいになりたい」「ありのままでいたい」「自由になりたい」「我を忘れたい」。
これがほぼ時代の流れになっており、時代ごとにファッションに何を求めているのか、というのをまとめています。

展示にキャプションはありません。いつの誰の何というのもありません。入口で渡される展示品目録に各展示の時代や作者が記載されており、各チャプターに 3,4 程度の展示に対する解説文があります。
『カタログポケット』というアプリで音声解説を聞けるようですが、内容は紙と同じようです。
後述しますが、図録にはかなり解説があります。

自然にかえりたい

写真 OK の展覧会ですが、写真はあまり撮らなかったのであるものだけ。

入ってすぐ目に入るのは 18 世紀の宮廷衣装、アビ・ア・ラ・フランセーズとローブ・ア・ラ・フランセーズ。

アビ・ア・ラ・フランセーズ

「自然にかえりたい」では、衣服ほどこされた自然の意匠や、衣服に使用された毛皮に着目しています。

ウエストコート

ふどうを運んでいる人たちがかわいい。

我を忘れたい

一気に飛んで最後のチャプターは「我を忘れたい」。

面白いなと思ったのは、「やど」を着替えてゆくヤドカリの作品です。世界各国の都市を模した透明の「やど」をヤドカリに渡し、着替えていく様子に人間の移り変わりを見る、というものです。

AKI INOMATA《やどかりに「やど」をわたしてみる》

「我を忘れたい」では、「着ること」によって別の自分になる、というところに着目されています。
写真の右奥なんかはまさに分かりやすく熊になっています。

我を忘れる衣装たち

昔に SNS でパリコレなどの前衛的なファッションについて「パリコレとかはファッションにおける最新の基礎研究結果の発表だ」というような投稿を見たのを思い出します(かなり前なのでリンクは貼れませんが……)。日常に暮らす我々にとって摩訶不思議に見えるのは、それが基礎研究結果なので出力はそのままだから、みたいな話です。
この展覧会によって、そうした「研究」の流れを見ることができた気がします。

お土産

入口より手前にあるお店にお土産がありました。チケットを持っていない人でも入れるゾーンなので、誰でも覗けます。

図録をはじめ、展示品のポストカード、クリアファイル、靴下、扇子、などなどありました。

私は図録と靴下を購入。図録のカバーは楕円形にカットされていて中が見えるという装丁になっています。持ち運びや保管には若干注意。

図録と靴下

図録にはそれぞれの作品に解説文が書いてあるので、展示を見て「これはなんだろう?」とか「もっと知りたい」とか思った方はぜひ買ってみてください。

おわりに

ノープランで行ったわりに面白かったので満足感高い展示でした! ファッションに少しでも興味がある方は行ってみたらいかがでしょうか。

このあとは少し歩いておしゃれカフェのパンケーキを食べました。美味しかった。