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焼肉を食べるために散歩する我が家の土曜日

 昨日、夫からLINEに画像が添付されていた。見てみれば、明日の11時に地元チェーンの焼肉店を予約したという。息子はともかく私たちはアラフォー後半夫婦である。肉の食べ放題はもうできない。要するに焼肉ランチを食べたいという。

 予約した焼肉屋は自宅から少し離れたところにある。普通は途中までバスで行ったりする距離だ。Googleマップ曰く徒歩1時間近く。それを歩いていくと夫は言うのだ。まぁ予想はしてた。あの辺りまで自宅から歩くのは慣れっこである。店のあたりは市内でも個人的に好きなエリアなのでたまに行きたくなる(もちろんスタバもあるのだが夫の目があると絶対に行けない)。

 自宅からアップダウンの激しい道を下り、平坦な所まで降りていく。住宅街だが自然がいっぱい、建物もいっぱい。そんなエリアを下っていくと車がビュンビュン飛び交う大きな国道に出る。そこからは平坦なので楽なのだが、しかし、遠い。それをものともしないというか当然のように徒歩圏内にする我が家。慣れって怖い。

 徒歩1時間近くを当然のように歩いてたどり着いたショッピングモールで賑わうエリア。冬休み明け最初の3連休ということもあり、人がたくさんでどこか仕事始めを乗り切った大人たちの安堵した空気が感じられる。冬休みが明けて間もない子どもたちはもう少しだけ続く冬休みの余韻のようなものを満喫している。そんな週末。

 父(夫)の思いつきで1時間歩かされた我が家の小4は当然のごとく不機嫌である。当たり前だ。冬だから私も歩いているようなもので、これを夏場にやろうものなら普通に怒る。歩く目的はなにか、焼肉ランチを食べに行くためである。

 焼肉屋で、ランチセットを頼みサラダを食べる。ドリンクバーとサラダバーがメインのようなものである。肉は少しでいいのだ。いつの間にか肉を食べる量が減ったことに、体質の変化を感じてしまう。

 コーヒー片手にサラダを食べつつ肉を焼いて食べるのだ。いつの間にか野菜がメインになってきている。少し前までもう少し肉もいけたのに……!食後にいただいたホットウーロン茶が美味しかった。

 買い物をゆっくりしたかったが諸事情でそれも叶わず、自宅最寄りのバス停に行く路線の始発地点まで30分更に歩くことに。まぁ、個人的に好きなルートとエリアなのでそれは構わない。ここまできたら散歩をとことん楽しもうではないか。珍しくこんなに空が晴れ渡っているのだから。

 冬なのにここまで鮮やかな青空も珍しい。そして、歩き続けているせいかじわりと暖かい。息子は相変わらず不機嫌である。そりゃそうだ。

 バスに乗って自宅へ帰りスマートウォッチに表示された歩数を見て、私は思わず肩を落とす。『17,905歩』……それを当然のごとくやる我が家もとい夫は本当にどうかしている。

 心の中に僅かな爽快感と、足にずしりとした鈍い痛みが残った。しかし、また我が家はやるだろう。焼肉を食べに行くという名の散歩を。


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凪砂いる いただいたチップで少し豪華なコーヒー飲みます!