No.76 Lady Marmalade / Labelle(ラベル)
今回ご紹介するのは
レディ マーマレード / ラベル (1974年)
ソングライター:ボブ・クルー、ケニー・ノーラン
何度かカバーで大ヒットしましたがこの曲、
ラベルがオリジナルと思てたけど違いました!
オリジナルはThe Eleventh Hour(ジ・イレブンス・アワー)
同年1974年に出したがヒットしませんでした。
プロデューサーのアラン・トゥーサンが
スタッフから勧められ気に入り
ラベルに歌わせようと決めました。
ラベル盤で使われているベースフレーズは
オリジナルにはありません。
このフレーズがヒットの肝なのでしょう。
グルーブ感は他のカバーに比べ、ラベルが勝ってます。
ラベルはパティ・ラベル、シンディ・バードソング、ノナ・ヘンドリックスの
女性3人グループでパティ・ラベルがリードヴォーカル。
パティ・ラベルはその後ソロで活躍します。
バックバンドは
ニューオーリンズ・ファンクを代表するミーターズ。
プロデューサーもニューオーリンズ・ファンクの代表アラン・トゥーサン。
なのにこの曲はなぜか ニューオーリンズ・ファンク
のリズムではありません。
グルーブ感はバッチリだけど。
【日本にニューオーリンズ・ファンクは早すぎた】
70年代初めにリトルフィート、Drジョンのヒットで
「 ニューオーリンズ・ファンク 」は日本のミュージシャンを虜にしました。
しかし日本でそれを取り入れた曲はヒットしませんでした。
まだ当時は早すぎたのですね。
代表は大瀧詠一(参考曲:福生ストラットパートII)
【英語の発音は「マーマライド」?】
歌詞を聴くと、Marmaladeの部分を「マーマライド」と発音しているので、
英語の正しい発音はこれなんだと思っていました。
※オリジナルも同じ
音楽系翻訳家の泉山真奈美さんのブログに説明がありました。
曲を印象付けるために意図的におかしな言い回しにしている旨
が書かれていました。
【RMIエレクトラピアノ(RMI Electra Piano)】
この曲でアラン・トゥーサンがRMI Electra Pianoを弾いています。
耳慣れないエレピではないでしょうか。
エレピといえば、ローズ、ウーリッツアー、ヤマハCP-70(80)が有名です。
RMIはアメリカの楽器メーカーで
ロッキーマウント・インストゥルメンツ (Rocky Mount Instruments)
の頭文字です。
まずハープシコード音色のRock-Si-Chord(ロックシコード)が発売され、
その後ピアノ音色のElectra-piano(エレクトラピアノ)が発売されます。
その後、この2音色を1つにしたモデルがでました。
1967年〜1980年に生産され構造は電子オルガンと
同じ電子回路で鳴らすタイプで今聞くとちょっとチープな感じです。
一番の特徴でありデメリットはタッチ・レスポンスが付いていません。
タッチ・レスポンスは鍵盤を弾く強さで、音量や音色が変化する機能で
現在では当たり前に付いている機能ですが当時は技術や
コストの面で難しかったようです。
鍵盤による音のニュアンスが出せないので、
ピアノプレイヤーには嫌われそうですが、
軽量で、グランドピアノに似た音色や、
切れのいいハープシコードサウンドが好かれ、
結構著名なプレイヤーが使っていました。
【おまけ】
オリジナルの方
Lady Marmalade / The Eleventh Hour(1974年)
