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台湾ドラマ「もしも太陽を見なかったなら 1&2」(如果我不曾見過太陽 一部曲&二部曲)

主演:ツェン・ジンホア(曾敬驊)、ムーン・リー(李沐)、アリス・クー(柯佳嬿)、チャン・チー(江齊)、ルゥルゥ・チェン(程予希)
2025年 全20話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★
(写真=本作公式FBより)

メリークリスマスです🎄
2025年度締めの記事は台湾ドラマで

本当はもっと早く書き上げたかったけれど、ドラマを見直したり、書き直したりしていて、ではどうせなら本作でも重要な日であるクリスマスに投稿しようかと(予約投稿機能便利)。

連続殺人の真相とは

2015年、ツェン・ジンホア演じる25歳のリー・ジェンヤオ(李壬曜)は自ら警察に出頭し、父親および高校時代の同級生数名の殺人事件への関与を認めた。裁判ではもちろん有罪で、死刑が宣告される。弁護士たちは控訴を勧めるが、ジェンヤオは刑を受け入れる。
なかなか刑が執行されない中、2023年、小さい映像制作会社がこの「暴雨殺人魔」と呼ばれるジェンヤオのドキュメンタリーを制作することに。
そこから、ムーン・リー演じるジャン・シャオトン(江曉彤)が高校時代にクラスメートに集団レイプされた事件、彼女に深く刻まれたトラウマと真実が解き明かされていくサスペンスストーリー。

借金取りに追い詰められる高校時代のジェンヤオにとって、シャオトンは眩しい存在に。本作では是非とも彼の演技に注目してほしい。


3つの時期の女性に注目

本作は主に3つの時期が交差しながら描かれていく。
第1話目は2023年から始まるのだが、そこから遡って、ジェンヤオとシャオトンが高校生だった2007年、ジェンヤオが傷害事件の罪で刑務所で6年服役してから出てきた2013年、そしてドキュメンタリーが制作される2023年である。

それぞれの時期の主人公となる女性たちがこちら。

2007年、バレリーナを目指して毎日練習に励むジャン・シャオトン。屋台を経営している両親と暮らしており、優しく、クラスでも人気者。
ジェンヤオと少しずつ親しくなり、お昼を一緒に食べたりするようになる。

明るく、周りを幸せにするシャオトンだが。。。


2013年、ラジオ局でパーソナリティを務める、アリス・クー演じるシア・ティエンチン(夏天晴)。遺伝性疾患で高校生の頃失明、しかし、ラジオで大好きなクラシック音楽をかけながら、一生懸命生きている。

道で迷っているところをジェンヤオと知り合う。


2023年、映像制作会社でアシスタントとして働くチャン・チー演じるチョウ・ピンユー(周品瑜)。上司とインタビューのために刑務所にジェンヤオに会いに行くが。。。

ドラマには初出演の新人女優チャン・チー。

彼女たちの心の葛藤が本作の一番の軸となっている。

愛する人を守り抜く物語

現在は全話出ているので、これから視聴する人は続けて観られるが、これは一応、10話ずつ2シーズンに分かれている。幸い、あまり時を隔てずしてシーズン2が出たから良かったものの、これ以上待たされたら大変だった。

というのも、シーズン1では主に2007年の出来事が描かれる。そしてシーズン2はいきなり2013年に飛ぶのだ。
ジェンヤオが何人も殺したことは、最初からわかっている。しかし、なぜ、そしてどうやって殺したかが、もう気になって仕方がないのだ。それであっという間に見続けられてしまう。

サスペンスでありながらも、悲惨で悲しい、ずっしりくるストーリーである本作。2019年の大ヒットドラマ『時をかける愛 (想見你)』と同じ脚本家が手掛けており、時代が交差するファンタジーな作りは彼女の特徴なのかもしれない。

プロットや形は全く違うものの、先日視聴した韓国ドラマ『親愛なるX』とほぼ並行して観ていたため、なんとなく共通点があるように感じられた。そう、ここでも主人公の女性を身近な二人が献身的に守り抜く。

ジェンヤオのほか、本作でシャオトンを必死に守るもう一人がルゥルゥ・チェン演じるライ・ユンチェン(賴芸蓁)

高校時代の彼女は祖母から虐待を受けており、シャオトンに助けてもらった。
アリス・クー同様、アラフォーなのに高校生役も全然できちゃう。

互いに恋敵であったものの、ジェンヤオとユンチェンがシャオトンを必死に守ろうとする姿は切ないながらも、応援したくなる。


一見復讐劇に見えるが

「復讐」は本作のテーマの一つであると言える。しかし、それ以上にさまざまな社会問題も盛り込まれていると言えるだろう。
中小都市ならではの権力者と闇社会とのつながり、家庭内暴力、児童虐待、ネットでの動画拡散、そしてレイプ被害者の心のケアなど、皆問題としてはわかっているものの、何年経ってもなかなか無くなることはないものばかりである。

問題を避けることはできたのか?
何かを変えることができたのか?
蝶と蛾だけでなく、3人の母親たちのそれぞれの在り方も通して、そんな問いかけがずっと頭の中に巡る物語であった。

上記の俳優たちだけでなく、他のキャストも皆とてもいい。シー・チーティエン(石知田)をはじめとする悪い奴らもいいが、個人的にはジャック・ヤオ(姚淳耀)が気に入った!

今年は個人的には、台湾ドラマが過去作も含めて多く観られて嬉しかった一年。残念ながらBLドラマはほとんど視聴できなかったので、来年は絶対に見なくては。
2025年度のドラマ振り返りは、新年明けてからする予定。

こちらが本作のオープニング、ShiShiちゃんが歌う『曾經見過太陽 Had I Seen the Sun』🎵


私の記事を見にきてくださった皆様、本年度はありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします!
🐎良いお年をお迎えください🐎
(次の記事は1月8日以降の予定です)