日向坂と選抜制度
まずは…
私は選抜制度導入には反対でも賛成でもありません。
グループを存続させていくためには致し方ないのだと思っています。
選抜制度の意義
それはやはりグループ存続と競争意識の構築でしょう。グループアイドルは個人的な競争と全体的な結束が折り重なって成り立ってるのだと思います。
ただ、日向坂46と言うグループはひらがなけやき時代から全体的な結束が中心になって、個人的な競争はあまり重要視されて来なかった、その要因は一期生と二期生なんだと思います。
一期生と二期生の結束力
元々は長濱ねるさんを受け入れるために集められたひらがなけやき、グループの存在意義だった長濱さんが離れた事で新たな存在意義を追い求めてきた一期生、その背中を見て必死に追いついた二期生が結束し、改名&デビューへと繋げていった。
一期生と二期生に段階を経て加入した三期生を含めて象徴になったのは「全員選抜の日向坂46」という看板です。
「全員選抜の日向坂46」
メンバーもファンも全員選抜という殻を作り上げ、一体となって突き進んだのがグループ初の全国ツアー「全国おひさま化計画2021」なんだと思います。
でも、象徴はいつまでも続かないのが時の流れ。
メンバーは歳を重ね、その先を見据えるようになります。その流れを堰き止めていた殻を破ったのが二期生の渡邉美穂さんでした。
この流れはいつか誰かが破っていたと思いますが、渡邉さんが先導してくれたのは偶然ではなく必然だったのかもしれません。
また、一期生の井口眞緒さんが卒業した2020年3月から渡邉美穂さんが卒業する2022年7月まで、22人体制が2年5か月続いていました。まさにこの22人体制が「全員選抜の日向坂46」を決定づける重要な期間だったのだと個人的には思ってます。
ちなみに私はこの最中におひさまになりました。
象徴ゆえの慎重路線へ
渡邉さんの卒業で21人になり、改名時と同じ人数になります。その渡邉さんと入れ替わる形で四期生12人が加入し、人数は33人となり最多人数に増えます。
33人になった事で象徴となった看板を外す必要が出てきました。恐らくですが、全員選抜から選抜制への移行を図るために四期生をじっくり育てる路線にシフトしたのだと今になって思います。
その結果、四期生は2022年10月リリースの8thシングル「月と星が踊るMidnight」から参加しますが、既存メンバーとの合流は2024年5月リリースの11thシングル「君はハニーデュー」からとなり、実に1年8ヶ月という期間を要しています。
慎重路線がもたらした副産物
四期生が1年半以上別働隊として動いた事で四期生の中での結束が高まり、本隊に合流後も四期生単独でのライブを成功させています。それはまさに別働隊として動いていた最中に行われた「新参者ライブ」で目標に掲げた「一体感」を体現しているようです。
別働隊での活動には賛否両論ありました。ですが、冠番組「日向坂ミュージックパレード」、映画「ゼンブオブトーキョー」、舞台「五等分の花嫁」と、本隊に合流後も日向坂四期生としての活躍が続いた事も特筆すべき点です。特に五等分の花嫁は新たなファン層を連れてくるきっかけにもなりました。
止まらぬ卒業ラッシュ
四期生が本隊に合流した2024年は4人。そして、2025年は7人がしていき一期生は全員卒業となりました。
2023年7月の影山優佳さんから最後の高瀬愛奈さんまで2年足らずというハイペース、二期生も松田好花さんが2026年2月の卒業予定で残り人数が2人(金村美玖さんと小坂菜緒さん)となりました。
そんな卒業ラッシュの中、
再び、新しい世代が入ってきます。
積極路線への転換
一期生の東村芽依さんと二期生の丹生明里さんが2025年1月で卒業し、在籍人数は23人となり坂道研修生の三期生が加入した2020年の人数と同じになりました。
そして3月、日向坂五期生11人の加入が発表されます。ただ、後に1名の活動辞退が発表され10人となります。人数は四期生が加入した時と同じ33人に戻りました。
五期生も加入直後の14thシングルから参加します。15thシングルと続けて期生曲や全員曲のみの参加でしたが、2026年最初の16thシングル「クリフハンガー」から満を持して本隊へ合流となり、13thシングル以来1年ぶりの選抜制でのシングルリリースとなります。
五期生が加入から一年足らずで合流したところを見ると、期待の高さがわかりますし納得です。一方で積極路線への転換や選抜制への移行を容易にできたのは四期生の経験が活かされているのかもしれないと思っています。
日向坂とひなた坂
漢字表記とひらがな表記で雲泥の差があるのは百も承知です。表題曲と片やカップリング曲ですし。
私は兼ねてより選抜とアンダーという言い方が好きではありません。メンバー本人たちはそういう意識でモチベーションを保っていると思うので仕方ないですが、ファンの間ではその差を少しでも和らげる表現を広げたいと思っています。これは私の足掻きなので流してください。
ひらがなではライブ活動を表題曲メンバーより少し多く経験できるので、アイドルの原点とも言える活動と個人的には思ってます。
偏り?それとも…
通常版と限定版4形態で、全ての形態に表題曲とひらがな曲が収録され、それぞれ5形態に1曲ずつ違う曲が収録されています。よって新盤を出すと7曲制作するのがお決まりです。
今回のシングルで懸念点として挙げられているのが、ひらがな曲が1曲である事と三期生曲がなかった事です。
まずは三期生曲が無かった点です。
前回の三期生曲は2ndアルバムに収録された「青春ポップコーン」で、実に2年3ヶ月ほど三期生曲は制作されていません。ちなみに四期生曲は前回が13thシングル以来の収録で1年ぶりに制作されました。
SNS上では「なんで四期生曲はあって…」みたいな声が散見されました、中にはアンチにも近い声があったと記憶しています。思い通りにならないからって他のメンバーに転嫁するのは間違ってますし、大人げないです。
それにしても、日向坂運営の三期生の扱い方には疑問があるというか、なぜそうなったという事が多いと感じます。個人単位でも森本茉莉さんへの扱い方も特に三期生推しの皆さんは色濃く感じてるのかなと想像します。
偏りがない舵取りほど難しいものはないと思いますが、三期生はそもそも人数が少ないので、そこは細心の注意を払ってほしいと思ってしまうのです。
次はひらがな曲が1曲だった事です。
過去、3回制作されていますが初回となった11thシングル「君はハニーデュー」では1曲でしたが、12th、13thシングルと2曲制作されてました。そして今回は1曲に戻ったのですが11thシングルとの違いは表題曲メンバーの曲は2曲制作されている点です。
表題曲メンバーとひらがなメンバーで曲数が異なるのは初めてなので引っかかる部分ではあります。前の項でも書いたように表題曲とカップリング曲という格差があるのは仕方ない事実です。ただ、その格差を曲数でもつけるのかと思ったのが正直なところです。極論を言えば逆だよなと感じます。
今回の16枚目シングル「クリフハンガー」では表題曲メンバーによる歌唱が2曲、ひらがなメンバーによる歌唱が1曲、四期生と五期生の歌唱で1曲ずつ、宮地すみれさんと渡辺莉奈さんのユニット曲、松田好花さん作詞の全員曲となりました。
三期生曲とひらがなの2曲目は松田さん作詞の全員曲とユニット曲に押し出される形だったのかなと推測します。
今年中には3rdアルバムの制作発売がありそうだと個人的には予想していて、そこで三期生曲が収録されると予想しています。三期生推しの皆さんに寄り添える対応に期待したいところです。
結局のところ…
全員選抜だろうが、選抜制だろうが、どっちであったとしても不満が出てしまうのは仕方ないのだと感じます。
三期生のところでも触れてますが、偏りが少ない舵取りは至難の業なんだと思います。人の想いは未知数と言ったところでしょうか。
