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「ビジネスモデル思考」が身につくnote、はじめます(全20回) #01

はじめまして。PICTO ZUKAI の板橋 悟です。ビジネスプロデューサーとして活動しています。

事業における「儲けのメカニズム」を体系的に理解し、実務に活かしていく考え方 ── それが「ビジネスモデル思考(Business Model Thinking)」です。

この思考法を、私が考案したピクト図解®(ビジネスモデル専用の図解)を用いながら、全20回(予定)の連載形式で深く掘り下げていきます。

「図版」や「図解」を豊富に取り入れ、“視覚的に” わかりやすい記事をお届けします。

■こんな方におすすめ

「ビジネスモデル思考」を身につけると、仕事が格段に面白くなります。特に、次のような方にぜひ読んでいただけると嬉しいです。

  • 商品やサービスの企画・開発に携わっている方

  • 新規事業の立ち上げを担当している方

  • 経営者や事業責任者と仕事をする機会の多い方

  • ワンランク上の法人営業を目指している方

  • ビジネスモデルそのものに強い関心をお持ちの方


ビジネスモデル思考の実践ツール:ピクト図解®

2010年2月に『ビジネスモデルを見える化する ピクト図解』(ダイヤモンド社)を出版してから、おかげさまで16年が経ちました。

この間、業種・業界を問わず多くの方々に活用していただき、現場の実践の中から、ピクト図解ならではの "新しい使い方" も数多く生まれてきました。

また、ピクト図解の「表記ルール」も継続的にアップデートされています。

その結果、複雑なビジネスモデルや多層的な関係性であっても、以前よりさらに視覚的に分かりやすく記述できる方法へと進化してきました。

もともとピクト図解®メソッドは、新規事業担当者向けの「ビジネスモデル設計・構築」手法として開発されたものです。

しかし現在では、その活用範囲は大きく広がり、さまざまなビジネスシーンで使われるようになっています。たとえば ──

  1. 既存事業のビジネス変革・事業構造の見直し
    (例:ビジネスモデル分析、DX戦略の設計)

  2. 法人営業におけるソリューション提案
    (例:顧客企業のビジネス構造の可視化、提案ストーリーの設計)

  3. 知財・法務によるビジネスモデル構築支援
    (例:権利・報酬の整理、契約条件やリスクの検討)

  4. 投資家向けIR説明でのビジネスモデル解説
    (例:非財務価値の可視化、事業構造の言語化)

  5. ビジネスモデル起点のマーケティング戦略立案
    (例:5P分析やLTV戦略の策定)

このようにピクト図解は、単なる「図解ツール」にとどまりません。

「ビジネスモデル思考」を実践するための "共通言語" として、さまざまな分野で活用されるようになってきています。

📌ピクト図解®メソッドとは
ピクト図解(ビジネスモデル専用の図解)を用いて、ビジネスモデルを分析・設計・構築・最適化するための手法です。

ビジネスを構成する4つの基本要素 ──「誰が(Who)」「誰に(Whom)」「何を(What)」「いくらで(How much)」という「ビジネス3W1H」に着目し、経営者の視点でビジネスの全体像を捉えます。

ビジュアルシンキング(視覚思考)の考え方を取り入れ、ビジネスモデルの「基本パターン(型)」をレゴブロックのように組み合わせていくことで、誰でも直感的にビジネスモデル図(ピクト図)を作成できます。

このメソッドは、リクルート出身のビジネスプロデューサー板橋 悟が、現場で積み重ねてきた経験知・実践知をもとに考案したものです。これまで暗黙知にとどまっていたビジネス現場の知見を、誰もが活用できる「形式知」として言語化・体系化しました。

📌ピクト図解®メソッドに含まれるもの
・ビジネス3W1Hフレーム
・ピクト図解(ビジネスモデル専用の図解)
・事業創造プロセスMAP
・ビジネスモデルの基本9パターン
・アナロジー発想法
・ダイアグラム発想法
など

ビジネスモデルの「構造」を可視化する

ピクト図解では、ビジネスモデルを ”ヒト・モノ・カネ” の関係性として、自然言語(文章)ではなくシンボル記号(ピクト)で記述します。

ビジネスモデルを「幾何学的な形(Shape)」として可視化することで、その構造や特徴を直感的につかむことができます。

  • ジレットの替え刃モデルとは?

  • カーナビ業界はなぜ衰退したのか?

  • アップルのプラットフォームビジネスとは?

  • フリーミアム企業が0円でも儲かる理由は?

  • Amazon Primeの真の強みとは?

文章で説明すれば何行にもなる複雑な仕組みでも、ピクト図解を使えば、ビジネスモデルの「構造」を ”ひと目” で理解できます。

さらに、ピクト図解には「表記ルール」があるため、スタートアップのような「シンプルなモデル」から大企業の「複雑なモデル」まで、事業規模を問わず ”同じ枠組み” で比較・分析することができます。

ビジネスモデルの「進化」を可視化する

世の中は常に動いており、生活者の価値観やライフスタイルも日々変化しています。企業にはその変化に対応し、ビジネスモデルを柔軟に「進化」させることが求められています。

アップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾンといった企業も、創業当初から現在の姿があったわけではありません。彼らは時代の変化に合わせて、戦略や収益構造を着実に「進化」させてきました。

こうした変化を読み解くうえで有効なのが「ビジネスモデル思考」です。

なかでも「時系列ピクト図解」という手法を使うと、企業のビジネスモデルがどのように変化してきたかを、視覚的かつ動的に分析することができます。

たとえばアップルの変遷をこの手法で記述すると、製品中心のビジネスモデルからサービス中心のビジネスモデルへの移行が、ひと目で見て取れます。

ビジネスモデルの「ロードマップ」をつくる

新商品・新サービスの開発や新規事業の立ち上げでは、事業の成長ストーリーを明確に描くことが大切です。

「時系列ピクト図解」は、現状や過去の分析だけでなく、未来に向けたビジネスモデルの「ロードマップ」としても役立てることができます。

「商品・サービス」のロードマップと組み合わせることで、事業部の方向性や成長戦略、中長期のビジョンを社内で共有しやすくなります。

視覚的に整理されたロードマップは、関係者の理解を深め、意思をひとつにまとめるうえで強力なツールです。

このように「時系列ピクト図解」を活用したロードマップは、戦略的な意思決定を支える「共通言語」となり、組織全体の推進力を高めることができます。


……と以上のようなスタイルで、

「ビジネスモデル思考」をテーマに、図版や図解を豊富に使った “視覚的に” わかりやすい記事を連載していきます。

全20回を予定しており、ほぼ週1回の更新を目安に、6ヶ月ほどかけて書き上げるつもりです。

マイルストーンとして「目次(仮)」を掲載しておきます。どうぞよろしくお願いします。


「ビジネスモデル思考」が身につくnote

目次(仮)

01 「ビジネスモデル思考」が身につくnote、はじめます(全20回)
02 リクルートでの失敗から生まれた「ビジネスモデル思考」
03 ビジネスモデルを「見抜く力」が、あなたの仕事を変える
04 事業を「商品・サービス」と「ビジネスモデル」の2つに分けて考える
05 上場企業3社のビジネスモデルを比較して分かったこと
06 ピクト図解の「表記ルール(ノーテーション / Notation Rules)」を徹底解説
07 まず押さえておきたい、ビジネスモデル図10選
08 複雑なビジネスモデル図のつくり方 ──「ビジネス3W1H」を繰り返す
09
10 物理・化学・数学的な「ものの見方」について ── オッカムの剃刀かみそりのような抽象思考
11
12 ビジネスモデルの「基本9パターン」を身につけよう
13 ピクト図解「表記ルール Ver.2.0」 フキダシ記号を有効活用しよう
14 ビジネスモデル起点で考える「新しいマーケティング」── 5P分析やLTV戦略の策定
15
16 IRとしてのビジネスモデル戦略 ── 非財務価値の可視化と事業構造の言語化
17
18 知財・法務によるビジネスモデル構築支援 ── あなたの会社のIP戦略を堅牢にする方法
19
20 クリエイターの武器になる「ビジネスモデル思考」


ピクト図解®メソッドの設計思想・理論的バックグラウンド

地図とカーナビ、Pizza、抽象化モデリング、物理・化学・数学的なものの見方、オッカムの剃刀かみそり、デジタルKIDS教育事業、ビジュアルシンキング学習、まんがのネーム、白黒モノクロの線画、アニメの絵コンテ 、色彩設計、ゴッホとピカソ、構造デザイン、レゴブロック、基本パターン、カタカタチ、英語の文法 - English Grammar……

ピクト図解®メソッドが生まれた背景にも触れたいので、「ビジネスモデル思考」というテーマから話が大きく脱線 ── というか迷走してしまうかもしれません。その点はどうかご容赦いただき、お付き合いいただければと思います。


こんな方におすすめ

「ビジネスモデル思考」を身につけると、仕事が格段に面白くなります。特に、次のような方にぜひ読んでいただけると嬉しいです。

  • 商品やサービスの企画・開発に携わっている方

  • 新規事業の立ち上げを担当している方

  • 経営者や事業責任者と仕事をする機会の多い方

  • ワンランク上の法人営業を目指している方

  • ビジネスモデルそのものに強い関心をお持ちの方


本連載の特徴

  • 著者の実体験・ビジネス経験則に基づく 

  • ピクト図解®「表記ルール Ver.2.0」準拠 

  • 実務で使える内容

  • 超シンプルな図解を多用

  • noteだからこそできる「新しい表現方法」の実験室ラボラトリ 

  • ビジュアルシンカーVisual Thinker : 絵や図で考えるのが得意な人向け

本連載で使用する図版・図解

法人向け研修「ビジネスモデル入門」「ビジネスモデル構築講座」「新規事業ビジネス化プロデューサー養成講座」「マーケターのためのビジネスモデル入門」「知財・法務としてのビジネスモデル戦略」「IRのためのビジネスモデル基礎」「法人営業のためのビジネスモデル思考」「DX推進者のためのビジネスモデリング講座」などで実績のある 59,000枚超のスライド資料、ワークシート、思考フレームから抜粋して再構成。

サンプル例


(第2話につづく)


次回の予告

(第2話)リクルートでの失敗から生まれた「ビジネスモデル思考」


 9月11日(金)21:00 ごろ公開予定


それは、私がまだ「ビジネスモデル」という言葉すら知らなかった、30代前半のころの話です。

新卒でリクルート(現リクルートホールディングス)に入社して、およそ10年が経った頃。私は「デジタルKIDS教育事業」の立ち上げメンバーとして、新規プロジェクトに加わることになりました。

私たちが目指したのは、それまでの「暗記中心」の教育とはまったく異なる世界。子どもたちの「想像力」や「創造力」を大切にする、新しい学びのかたちです。

コンセプトは、絵本やアートを通じて、遊びながら学ぶ教育 ──「エデュテインメント(教育 × エンターテインメント)」でした。

その中心プロジェクトとして取り組んだのが、3Dアート・アドベンチャーゲーム『ミッション ソレイユ(Mission Soleil)』の開発です。

テーマは「ゴッホの視点」

ゴッホ独特の、うねるような絵の具のタッチをリアルタイム3Dで再現。プレイヤーはまるで「ゴッホの絵画の中」に迷い込んだかのように、その世界を自由に歩き回ることができます。

描くこと、創ることの純粋な喜びを、「ゴッホの眼差しが見ていた世界」を追体験しながら感じてもらう ── そんな教育ゲームを目指していました。

ところが ──。


▼本連載のもとになっている書籍はこちら

<リクルートで学んだビジネスモデル発想法>
ビジネスモデルを見える化する ピクト図解
 目次
 はじめに
 Part-1 ビジネスモデルを見抜く
  1 ビジネス想像力クイズ
  2 ピクト図解とは
  3 ビジネスモデルを解読する
 Part-2 ビジネスのアイデアを発想する
  4 ダイアグラム発想法
  5 アナロジー発想法
  6 アイデアの風呂敷をたたむ
 おわりに


📘「ビジネスモデル思考」が身につくnote

事業における「儲けのメカニズム」を体系的に理解し、実務に活かす思考法 ── 「ビジネスモデル思考(Business Model Thinking)」を、ピクト図解®(ビジネスモデル専用の図解)を使って深く掘り下げていきます。全20回連載(予定)。

▼こんな方におすすめ

  • 商品やサービスの企画・開発に携わっている方

  • 新規事業の立ち上げを担当している方

  • 経営者や事業責任者と仕事をする機会の多い方

  • ワンランク上の法人営業を目指している方

  • ビジネスモデルそのものに強い関心をお持ちの方


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