生者必滅
今日の言葉
菜根譚より引用
後段61)生者必滅
一度形作られたものは、いつかは必ず壊れるものであるということを知ったならば、形作られることを求めようとする心持を、必ずしも余り堅く持ち続けるほどのことはない。また、一度生を受けたものは、いつかは必ず死ぬものであるということを知ったならば、長生きしようとする方法について、必ずしも余り心配して苦労するほどのことはない。「盈(満)者必膳(欠)」・「生者必滅」である以上、永久不滅ということはないから、総て自然に従って天命に甘んずることが最上の道である。
生者必滅
形あるものは、いつかは崩れ、命あるものは、やがて尽きる。 この循環の中で、宇宙は絶え間なく巡っています。
得たものはいずれ失われ、出会ったものとはいつか別れる。 その時は、必ず訪れます。
良いことも悪いことも、永遠には続かない――まさに、諸行無常です。
この摂理を心の底から理解できたとき、 「楽しさ」も「苦しさ」も、自然と受け入れられるのかもしれません。
「楽しい」や「苦しい」という感情の波に流されるのではなく、 その波をただ静かに見つめ、受け入れていく―― その境地こそが、「悟り」なのかもしれませんね。
そもそも、諸行無常の世界には、 「楽しい」も「苦しい」も、本来存在しないものなのですから。
菜根譚「生者必滅」を読んで、そう感じました。
オススメの本
※ブログで紹介した久須本文雄著の『菜根譚』は絶版のため、岩波文庫の菜根譚のリンクとなります。
