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知らされて気づく季節、感じて気づく季節

秋を感じるような食べものや服、
CMがどんどん増えてきて
さあ、進みますよと世の中が先に言ってくる。

あれほど嫌だと思っていた夏の暑さも
誰かに会えば
「暑いね」
から始まる会話に助けられたりした。

大きな洗濯物もすぐに乾く。これは本当に夏ならでは。

外に出ればどんなに気分が下がっている日も
暑っ!と
何かのスイッチが押されることもあった。

まだ暑いけれど、少し涼しくなったこの時期には勢いづくような暑さが
少し、本当に少しだけ恋しくなる。


朝一番にごみ捨てやらなんやらで外に出るわたしは、いつも家族に小さなお知らせをしていた。

「今日は朝からすごく暑い」
「今日風がきついよー」
「雨もう降ってきてるわ」
「昨日の朝より涼しい」
などなど。

これから家を出るのに服装なんかのちょっとした参考になる時があるのだ。

最近の朝は本当に涼しくなったと思う。

鳴き始めるセミの声は、ついに来たかと
気づくのに
どのセミの声がこの夏の最後だったか
今年もわからなかった。

わたしが進む季節を一番感じるのは
スーパーに並び出した秋刀魚や
雑貨屋さんに並べられたかわいいオバケたちでもなく、なんでもないいつもの朝なのかもしれない。

お知らせは知らぬ間にまた、雪だるまに変わっていくんだろうなぁ。






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