『暴走コスモグラフィー』 感想文
知り合いのケミクラ(cosMo@暴走Pファン)の皆さんも今回のエッセイの感想を投稿しているし、私も投稿しようってことで思ったこと・感想を書き連ねていこうと思います。
(本来初noteなら自己紹介用の記事がいいんじゃないかと思いましたが衝動的に始めたので おいおいそっちも書こうかな?)
もちろんネタバレ全開ですのでご了承ください。
では、始めていきます。
1. ストーリーテラーとしてのcosMoさん
エッセイの告知動画で第3章までの目次が公開されたとき
『「幻奏楽土」という舞台装置と失敗』という子見出しから、
「ビジュアルブックで語っていた、『童心少女』を投稿する前あたりでシリーズをフェードアウトしようとしていた話かな?」と予想していたのですが、まさか「物語を書くのが絶望的に向いてない」とまで思っていたのには衝撃を受けました。しかし、その後の内容を読んでいると意外にも腑に落ちました。
「空想庭園シリーズ」「「消失」ストーリー」「星ノ少女ト幻奏楽土」これら3シリーズはいずれも
「一つの舞台装置とそれに関連し、個々がほぼ独立した楽曲たち」とも捉えられます。確かにオムニバスや2曲ほどで完結するストーリーならこの形でも問題なさそうですが、それ以上の曲数となると彼自身も述べていたように「物語を収束させる先がない」ということになってしまいます。確かに物語を書くのに向いてないと思うのにも納得できてしまいました。同時に、syuri22さんやナナシさんを筆頭に誰か協力者がいればまた新たな長編シリーズが始まっていくんじゃないかとも思いました。cosMoさんが他人に負担を強いることを嫌っているのは以前の生配信やエッセイからも読み取れるのですが、それでも「今のケミシスメンバーが集まって長編シリーズを作ったらどんな凄いものが出来上がるんだろう」と心の片隅で期待して待っています。
第2章には2013年にcosMoさんが初音ミクを封印した頃の話が載っていますが、2019年にファンになった私が語るには片手落ちになってしまうだろうとの理由であまり語らないことにします。一言だけ言うならば…
「私たちは実態以上に深刻に考えすぎてた ・・・のか?」
2. cosMoさんの強み
皆さんは「cosMoさんの強みとは何か?」と聞かれた時どう答えますか?
以前私はこうポストしていました。
こすもんの真骨頂は「作風の広さ(≈対応力の高さ)」と「曲に込める想いの強さ」にあると思ってる派
— いかぞ (@iwbr8) June 28, 2024
これ前者は言わずもがな、後者についてもcosMoさんの作曲のやり方を知ると納得できたのですが…今回のエッセイで確信できた強みが「曲を作るのが速い」ことでした。
「調子が良ければ1曲できるまで1〜2週間」 え???????
まぁ 確かに、毎年10曲前後新曲を発表していて、かつボカロ曲なら自身でMV作ってると考えると単純計算してもそうなることはわかるのですが、こうやって明言されると末恐ろしい能力だなと思いました。
なんならcosMoさん楽曲制作と並行して(少なくとも)SOUND VOLTEXという音楽ゲームでエフェクター(譜面制作者)としても活動していますし、有志の調査によると担当譜面数が全エフェクター中8位、しかも6位・12位のエフェクターは他人と合作することがかなり少ないcosMoさんが珍しく複数回譜面を合作した相手でもあります。この2人およびcosMoさんがたびたび合作する相手のほぼ全員が彼の別名義だった場合、KONAMI社員じゃないのに大半の社員よりSOUND VOLTEXの譜面を作っている可能性が出てきます。
…それほど譜面を作ってなお年2桁新曲が発表されているの恐ろしくないですか?? 今まで内心当然の事とすら思っていたcosMoさんの筆の速さがここまで驚異的なものなんだなと気づかされました。
3. 入りきらなかった話、入れられなかった話とは?
8月8日に大阪で開催されるトークイベント、その告知動画にて「エッセイに入りきらなかった話、入れられなかった話なんかもできたら嬉しいな」と話していました。
これ、いったい何のことでしょうね?
個人的には音楽ゲーム関連の話なのかなと思っています。エッセイの中にも音楽ゲームへの書き下ろし曲の話、影響を受けた音楽ゲームオリジナル楽曲の話が多数含まれていたのですが、書き下ろし曲それぞれに関する話は最小限に留められていましたし、上記の譜面制作者としての話は一切語られていませんでした。ここら辺の話を守秘義務に反しない範疇でやってくれたら個人的にも嬉しいです。
ほかに入りきらなかった話としてありそうなのはsyuri22さんとの馴れ初め話とか、ペットの「もちよ」との出会いだとか…「黒猫アンティーク」名義の楽曲たちの話とかですかね?
4. 全体の感想
今回のエッセイ全体を振り返った感想を述べるなら、
「思ったより赤裸々に話してくれたし生放送の時もそうだったんだな」
「私たちの感想がcosMoさんのやりがいに繋がっていたんだな」
この2点でした。
エッセイを読む前は、cosMoさんが本音を明かしてくれるのは曲の歌詞の中だけで、今回のエッセイでもある程度他所行きモードというか、全部が全部本音ではないんだろうと思っていました。しかし大学生の頃の話、そして2013年から2017年にかけての話が出てきたあたりで「これほぼ100%本音だな」と確信しました。同時に内容の一部はかつてcosMoさんが雑談配信などで話していた事だったのに気づき、「cosMoさんはあの時赤裸々に話してくれていたのに、私たちの方から勝手に心の壁を作ってしまってたんだな」と申し訳なく思いました。
一方でcosMoさんが私たちの感想を楽しみにしている、やりがいに繋がっていることにはファンとしての行動が報われた気分がしました。実際私が感想を投稿した理由はそんなcosMoさんの期待に応えたいと思ったからというのもあります。
40歳の節目の年、今までを振り返り未来に向かって歩み続けるためのマイルストーンのようなエッセイでした。

