新米Ns
まーやが今の職場に転職して1年少々。今の職場は、雰囲気が合っていて結構好きだ。いい意味で小規模だから、いろんな部署の人ともあっとゆー間に顔見知り。チーム医療をやっている実感も湧きやすい。そんな、地方の小さな病院でも、新人ナースはやってくる。最初は、こっちが新人だから、何がなんだか分かっていなかったが、だんだんベテランと新人の名前と顔が一致してくる。新人ナースの小丘さん。名前は小丘なのに背が高い。目がパッチリして顔も小さい。ナース服を脱いで私服に着替えたら、さぞ可愛くて目立つだろう。いつも、真面目で言われた事をメモしている。けれど、ちょっと真面目すぎるところもある。そこまで気にしないといけないかな?って思うような事でも逐一報告する。けれど、「センセェ〜」ってホッとしたような顔してどうすればいいのか分からなかった事を吐き出せる相手を見つけた時は、目がクリクリしているのもあって、シッポを全開でふっている大型犬みたいで、結構かわいい。まーやもいつも1番下っ端なので、なんか弟分ができたみたいでマンザラでもない。今日も話につきあう。これは、こうしておく、ああしておく、と打ち合わせしてその場を離れる。他の患者さんに、さあ話しかけようとしたところで、またピッチが鳴る。「先生、小丘なんですけど…」内容は、かなりどうでもよかった。ちょっとイラッとしながらも、どのように考えているか述べる。「じゃあ、それで対応しておきますね」いつもの、ホッとしたような明るい声。まったく仕方がない。かわいい女の子は得である。話しかけようとした患者さんは、何処かへ行ってしまった。また、後で患者さんと話せばいいか、と思いながら次の患者のところへと向かう。
