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若戸渡船の小さな船旅。北九州洞海湾

若松から渡船で戸畑へ向かう。
片道3分、100円の市民の足。
バスに乗るより日常にある船の移動なんだけど、
今日はちょっと特別。戸畑の祇園に行くのです。

対岸のお祭りに船で遊びに行くなんて、
落語の「佃祭」気分。

しまい船までには帰らないとね。

落語「佃祭」といえば(佃祭りが分からない方は検索してね)
若戸渡船もお祭りの時に事故があったそうです。
祇園さんではなく若松のえびすさんのお祭り。
1930年(昭和5年)4月2日、若松恵比寿神社の春季大祭の初日。
多くの参拝客を定員超過の状態で載せた上、
波浪の影響を受け転覆沈没。70名以上の死者を出したそうです。

言葉にならない痛ましい事故ですが、
きっとそういう過去があるから
今も安全に、住民の身近にあるんでしょうね。

定刻通り行ききする船の姿も、エンジンの音も、
引っ越してきてまだ半年たたない私にとっても、
心の原風景のように、落ち着く情景です。



北九州のお祭りは、一言に祇園祭や山笠といっても
街ごとにぜんぜん違う。
お囃子や太鼓はもちろん、山笠の様式や人の流れも、
同じ祭りに参加している山笠町ごとに
その気風が違うのが分かります。

その違いが、気圧差の様なものを生み出して、
強烈な上昇気流を起こす感じとでもいうのでしょうか。
普段は静かな街が、うねるような熱気につつまれて、
山笠や氏子さんたちごと、パワースポットが移動するよう。



見てるだけでも、もの凄い暑いんだけど、
時々さああっと海風が吹き抜ける。

洞海湾の龍が喜んでいるような気がします。

そんな夜の始まる前の夕暮れの空はとてもきれいでした。


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