【ケアマネ経営論 各論1 業務効率化】 「使わない」んじゃない。「使えない」んだ。 業務効率化を阻む、本当の壁。
こんにちは。
きゃべつ佐藤です。
さてさて、アツく語ってきております「ケアマネ経営論」
記念すべき10回目となる今回からは、今までの「総論」的な話から、
いよいよ「各論」に入ります。
各論の大本丸、大本命。
まずこれをおいて、他にはないでしょう。
「業務効率化(DX)」の話です。
今、たくさんの業界で「デジタルだ」「介護DXだ」と叫ばれています。
じゃあ、1から100までで、進んでいるところが「100」だとして、
私たちの業界は、今、「10」ぐらいでしょうか。
他の業界の、10分の1ぐらいのスピードかな、と本気で思っています。
もはや、 「なんで使わないの?」 「なんでやらないの?」 が、
分からないほどに、業務効率化が進んでいない。
世にも恐ろしく、そして不思議な現実が、この業界には広がっています。
■「あの頃」の最強ツール
一度、我々の現場の「歴史」を振り返ってみましょう。
ケアマネジャーの命、生命線ともいえるツール。
「電話」
お客さんとのやりとり、事業所との連絡、各種調整。連絡・調整・相談を主な業務とする私たちにとって、絶対に手放せない、すさまじい発明です。「FAX(ファクシミリ)」
これも、かつての最強のツール。書いた文章を、電話回線で、紙のまま相手に送れる。コペルニクス的転回です。
当時は、これらが「最先端」でした。
そして、当時の先輩たちは、この最先端のツールを最大限に駆使し、
自分たちのパフォーマンスを上げてきた。
当たり前のことです。
■「今」の最強ツール
さあ、そして「現代」です。2025年。
私たちには、どんなツールがありますか?
Eメール(電子メール)
光の速さで、大量の文章やデータを送れる。誰もがアドレスを持つ、
劇的なパラダイムシフト。チャット(LINE、チャットワーク等)
Eメールよりもっと簡単。会話のようにコミュニケーションが取れる。
コストは劇的に下がりました。クラウド型介護ソフト、MCS
セキュリティが担保された中で、いつでも、どこでも、同じ書類にアクセスできる。
25年前と比べても、はるかに、圧倒的に、便利になっているわけですよね。
■なぜ、私たちは「使わない」のか?
ここが、今回の本丸です。
当時の先輩たちも、その時代の「最強ツール(電話・FAX)」をフルパワーで活用していたに違いありません。
時代にあるものを最大に使って、その時代で出せる最大のパフォーマンスをしていく。
これは、私たち働く人間の「使命」のようなものです。
では、なぜ。
なぜ、現代に働く我々が、現代に用意されている「最強の効率化ツール」を使わないのか。
…はっきり言っちゃいましょう。
面倒くさいからです。(笑)
■「面倒くさい」の正体
笑っちゃいますよね。
でも、これが真実です。
旧来のやり方で長くやってきたベテランは、新しいことを覚えるのに抵抗がある。(これは人間の老化の一つなので、仕方ない部分もあります)
イコール、つまり**「面倒くさい」**。
ここで注意したいのは、 彼らは「知らない」わけではない、
ということです。
Eメールが便利なこと。
LINEやクラウドソフトがあること。
勉強熱心な人も多い。
だからみんな「知ってる」んです。
でも、使わない。
■「使えない」現実と、どう向き合うか
「使わないヤツは、ほっときゃいいじゃん」
周りからは、そう言われそうです。
でも、私は、そうはしたくない。
国がいくら「業務効率化だ!」と叫ぼうが、介護の末端を担うスタッフたち、特に「新しいことが苦手な人たち」に、本気でアプローチしない限り、業務効率化なんて進むわけがない。
これは「世代交代を待て」というレベルの話ではありません。
今、最前線に立っている世代の中にも、ITが苦手で「使えない」人は、
たくさんいるんです。 その人たちを「取り残すわけにはいかない」
この各論パートでは、
「なぜ、そのツールを使わないのか?」
「もしかしたら『使わない』んじゃなくて**『使えない』**んじゃないか?」 という根本的な問題に切り込みながら、じゃあ具体的にどう使うの?という話も展開していきます。
■最後に、たった一つの「真実」
ただ、これだけは、最初に言っておきます。
どんなに環境を整えてもらっても、
どんなに丁寧に教えてくれる人がいても、
それを現場で「自分が使わなければ」
一生使えるようにはならない。
これは、他のすべてのことにも共通する「世の摂理」です。
やった人だけが、失敗も成功も経験できる。
やった人だけが、次に進むことができる。
これを読んでくださっている皆さんは、
必ず「すぐ実践する」方たちだと、私は信じています。
ということで、ケアマネ経営論【各論① 業務効率化】
始めていこうと思います。
それでは、また!
