なぜ介護現場からファックスはなくならないのか? ♯146
〜脱ファックス撲滅委員長が語る、業務効率化の「根っこにある壁」〜
こんにちは。
じゃがたま佐藤です。
自称「ファクス撲滅委員会 委員長」を、名乗っております。
今日は、ケアマネジャーをはじめとする介護・福祉現場の業務効率化について。 私が常々アツく唱えている「脱ファックス」。
なぜ、こんなにもファックスがなくならないのか?
その根っこにある課題に、もう一度切り込んでいきたいと思います。
■問題は「使わない」ではなく「使えない」
現場を見ていると、これは単なる「Eメールを使わない」という選択の問題ではない、と痛感します。
そうではなく、 「Eメールを使いたくても、使えない」 という、
もっと深刻な問題なんです。
■なぜ、ファックスは生き残るのか?
確かに、ファックスは感覚的に使えます。
複合機に登録されたボタンを「ピッ」と押して、「ガー」っと流すだけ。
この「ピッガー ピッガー」という作業の「楽さ」が、ベテランの方々を惹きつけてやみません。
ですが、情報のセキュリティは?
送った後のデータ管理は?
…やっぱり、優しくないなぁと。
一度Eメールで書類をデータ化して送ることを覚えてしまえば、
もうファックスには戻れない。私はそう確信しています。
■Eメールを阻む「4つの壁」
では、なぜ「使えない」のか。
現場でEメール導入のアドバイスをしていると、技術的な問題以前の、
大きな「4つの壁」が見えてきます。
自分がアドレスを持っていることを「知らない」 (皆さんのスマホには、GoogleやAppleのアカウントが必ず紐付いていて、すでに個別のEメールアドレスを持っているのに、です!)
メールの送り方・画面を「見たことがない」 (LINEは簡単に使えるのに、なぜかEメールの画面は見たことがない。だから、送り先の設定方法も、送るボタンも分からない。)
「送る感覚」を掴んだことがない (一度も送ったことがないから、「送る」という感覚そのものが分からない。)
「新しいこと」に変えたくないというマインド (そして、根っこにあるのがコレ。介護ソフトの操作はできても、インターネットの世界の新しい操作は覚えたくない。同じやり方を変えたくない。)
■現場から変える。私たちの覚悟。
この「壁」を解決する方法は、ただ一つ。
私たちが「繰り返し、丁寧に、根気よく教えていく」 こと。
これに尽きます。
現場で指導していると、同じことを10回、20回、30回と伝えても、
なかなか理解してもらえないこともあります。
心が折れそうになります。
でも、ここで諦めたら、ファックスの世界は終わりません。
古い慣習を変えるのは、いつだって現場から。
まずは、目の前の一人。
「Aさんとのやり取りだけは、今日からEメールでやってみよう」 と、
小さな一歩を踏み出してもらう。
使ってみないと、絶対に使えるようにはなりませんから。
私は、この「優しくない」 現場を変えるため、
ファックス撲滅運動を、今日も現場のど真ん中から続けていきます!
今日はここまで。
それでは、また!
