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光を灯す香りの庭

ある静かな夜のこと。
森の奥に、
小さな庭が生まれました。
それは、
色を重ねた砂の庭。
深い色は、
誰かの心の奥にあった
静かな想い。
やわらかな光の砂は、
まだ消えていない
小さな希望。
その庭の上に、
花のツルのかたちをした
小さな器が置かれました。
そこには、
透明な水晶。
妖精たちは
その水晶に
そっと香りを落とします。
すると、
やさしい香りが
静かに庭に広がりました。
そして夜になると、
水晶の代わりに
小さな灯りが置かれます。
ぽっと灯る
小さな炎。
その光は
砂の庭を照らし、
色の層は
まるで
心の景色のように
静かに輝きはじめます。
香りと光が重なるとき、
その場所は
ただの器ではなくなります。
そこは
妖精たちが集う
光を灯す香りの庭。
今夜もきっと、
小さな妖精たちが
その庭のまわりで
静かな時間を
見守っています。


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