「専門医という選択肢を知らないまま、矯正治療を始めないでほしい」
このサイトを立ち上げた理由
矯正歯科を探すとき、多くの方がインターネットやSNSを利用します。
検索すると、症例数、口コミ、治療費、SNSでの「おすすめ」など、たくさんの情報が出てきます。
一方で、実際に治療を担当する歯科医師が、矯正歯科についてどのような専門的な研修を受けてきたのかという情報は、意外と知られていません。
この状況に疑問を感じたことが、このサイトを立ち上げた理由です。
矯正治療は「歯を並べるだけ」ではありません
矯正治療では、歯に力を加えることで歯槽骨に骨の吸収と形成を起こし、歯を移動させていきます。
歯だけでなく、歯根、歯槽骨、歯肉、顎の骨格、上下の咬み合わせなどを考えて治療計画を立てる必要があります。
見た目以上に、専門的な知識と診断が必要な医療です。
だからこそ、「どの装置を使うのか」だけでなく、「誰が診断し、誰が治療するのか」にも目を向けてほしいと思っています。
症例数や口コミだけでは、専門性は測れません
SNSでは、「専門医でなくても上手な先生はいる」「資格より症例数が大切」といった意見を見かけます。
確かに、資格だけで歯科医師の技術のすべてを判断することはできませんし、症例数も経験を知るための一つの参考にはなりますが、治療の質そのものを保証するものではありません。
そして何より、「資格がなくても上手な先生はいる」ということと、「患者さんが治療前にその上手さを判断できる」ということは、まったく別の問題です。
SNSで一般の方が「この先生は上手」と紹介していても、私たちはその発信者がどのような知識や基準で医療を評価しているのか分かりません。
多くの医療機関がSEO対策やSNS、Web広告に力を入れる中、情報発信の多い歯科医院ほど患者さんの目に触れやすくなっていますが、「よく見かける歯科医師」と「専門的な研修を積んだ歯科医師」は同じ意味ではありません。
症例数、検索順位、フォロワー数、口コミ。これらは参考情報にはなりますが、専門性そのものを証明するものではありません。
医療情報で大切なのは、「どうすれば選ばれるか」ではなく、「患者さんが正しく選ぶために何を伝えるか」だと考えています。
だからこそ、第三者によって一定の基準で確認された情報にも意味があります。
専門医という制度があります
日本には、矯正歯科領域における専門医の認定制度があります。専門医の名簿は公開されており、専門医を育成するための研修施設や研修指導医の制度もあります。
専門医資格があれば、すべての治療が成功するということではありません。また、専門医以外の歯科医師を否定することが、このサイトの目的でもありません。
このサイトが目指しているのは、専門医という制度を患者さんに知ってもらい、治療先を選ぶための一つの客観的な判断材料にしてもらうことです。
困ってから知るのでは、遅いのではないか
矯正治療を始めたものの、何年経っても治療が終わらない、治療方針に疑問を感じるなどの理由から自分で調べ始め、そこで初めて「矯正歯科専門医」の存在を知り、セカンドオピニオンや転院を考える患者さんもいます。
もちろん、治療期間が延びたことだけで、不適切な治療だったと判断することはできません。
しかし、専門医という制度を、問題が起きてから初めて知るのでは遅いのではないか。そう考えています。
専門医を知る人が増える、その先へ
専門医を知る患者さんが増えれば、専門医を求める患者さんも増えます。その需要が高まれば、専門医を目指して専門的な研修を受け、研鑽を続けようとする歯科医師も増えていきます。
それは最終的に、これから矯正治療を受ける患者さんに還元されるはずです。歯科医師を正しい方向に導くのは、患者の意識の高さでもあります。
最後に
このサイトから伝えたいことは、とてもシンプルです。
「専門医を選んでください」と言いたいのではありません。
「専門医という選択肢を知らないまま、矯正治療を始めないでほしい」のです。
広告の大きさではなく、専門性が正しく評価されること。そして患者さんが十分な情報を知ったうえで、自分自身で治療先を選べること。
そのための情報を届けることが、このサイトを立ち上げた理由です。
後悔しない歯列矯正治療に出会えることを心より願っております。
以下より簡単に矯正歯科専門医を探せます
https://japanboardortho.netlify.app/
参考情報・公式サイト
・日本歯科専門医機構|矯正歯科専門医・研修施設一覧
日本歯科専門医機構が認定する矯正歯科専門医および研修施設を確認できます。
・日本矯正歯科学会|認定医・専門医・研修指導医を探す
日本矯正歯科学会の認定医・専門医・研修指導医について、資格の概要や名簿を確認できます。
