40代、会社員の隣にもう一つの畑を耕しはじめた。
会社を辞めたいわけではない。
今の仕事にも、まだやりたいことがある。
それでも40代になった今、会社員という大きな畑の隣に、もう一つ、小さな畑を耕しはじめた。
10回の「プチ転職」で積み重ねたもの
私はこれまで、大企業の中で10回ほどの異動や出向を経験してきた。
会社は変わっていないけれど、部署が変われば、仕事内容も、一緒に働く人も、求められる役割も変わる。
振り返ってみると、ひとつの会社に勤めながら、何度も「プチ転職」をしてきたような会社員人生だった。
その時代、その場所で必要とされることに向き合いながら、いろいろな経験を積み重ねてきた。
現在は管理者のポストに就いている。これからは、プレーヤーとして自分が動くだけでなく、人を育て、チームの力を引き出すマネジメントにも、もっと力を入れていきたい。
今の会社で、まだ学びたいことはたくさんある。
引き出しの中で眠っているもの
一方で、プライベートの私はかなりの多趣味だ。
テニス、ゴルフ、ヨガ、ジョギング、マラソン。
自分で体を動かすだけでなく、箱根駅伝、高校野球、ラグビー、バスケットボールなど、スポーツを見ることも好きだ。
健康について学びたいと思い、カイロプラクティックの資格を取ったこともある。
資格を取った当時は、今ほど副業が身近な時代ではなかった。学んだことを仕事にしたい気持ちはあったものの、行動に移せないまま、そのスキルは長い間、私の引き出しの中で眠っている。
なくなったわけではない。
ただ、使い方が分からないまま、しまってある。
そんな経験やスキルが、私の中にはいくつもある。
定年までのカウントダウンが始まった
40代。
定年はまだ先だけれど、「いつか」と言っていられるほど遠くもない。
そろそろカウントダウンが始まる年齢になり、このままでいいのだろうかと考えるようになった。
もちろん、すぐに会社を辞めたいわけではない。
今の仕事を続けながら、会社の外にも自分の力を生かせる場所をつくりたい。そして定年を迎えたとき、突然すべてがゼロになるのではなく、次の働き方へ自然にシフトチェンジできるようになりたい。
副業も、そのためのひとつの選択肢だと思っている。
ただ、「何を副業にしたいのか」と聞かれると、まだはっきりとは答えられない。
AIなのか。
ヨガなのか。
カイロプラクティックなのか。
これまでの会社員経験を生かした研修や人材育成なのか。
それとも、今はまだ名前のない仕事なのか。
答えが決まっていないからこそ、まずは新しいスキルを身につけようと、SHElikesで学び始めた。
そして、自分の経験や考えていることを外に出す練習として、noteやYouTubeでの発信も始めてみた。
いつか、町の銭湯で
私には、まだ輪郭のぼんやりした夢がある。
家の近くに、絵に描いたような昔ながらの素敵な銭湯がある。
いつかその銭湯を引き継いで、地域の人たちが気軽に集まれる場所をつくれたらいいなと思っている。
お風呂に入るだけではなく、ヨガをしたり、ランニングをする人のためのランステーションにしたり、空いているスペースで絵を描いてもらったり。
子どもから高齢者まで、地域の人がふらっと立ち寄り、体を動かしたり、話をしたり、新しいことを始めたりできる場所。
今学んでいることが、本当にこの夢につながるのかは分からない。
AIも、ヨガも、カイロも、発信も、一見するとバラバラだ。
それでも、これまで自分の中に集めてきたものを並べてみると、どれも「人が元気になること」や「人と人がつながること」に関係しているような気がする。
まだ、何の芽が出るかは分からない
会社員として積み重ねてきた経験。
引き出しの中で眠っていた資格。
好きで続けてきたスポーツ。
新しく学び始めたAIや発信。
今はまだ、それぞれが小さな種にすぎない。
何を育てるのかも、どんな芽が出るのかも、はっきりとは決まっていない。
それでも、種をまかなければ何も始まらない。
だから私は、会社員という今の畑を大切に育てながら、その隣にもう一つの畑を耕しはじめた。
人生二毛作。
収穫できるものが副業なのか、定年後の仕事なのか、それとも町の銭湯なのかは、まだ分からない。
まずは学び、試し、発信してみる。
今は、その最初の一歩を踏み出したところだ。
