見出し画像

京成線の謎駅「宗吾参道」には何がある? 成田手前の田園地帯

 海外旅行のために成田空港に行く。京成線の場合、「宗吾参道」(千葉県酒々井町)という駅を通過する。そのたびにその駅名が気になっていた。秋のある日、思い立って行ってみることにした。この時代、インターネットに答えは書いてあるが、あえて下調べはしなかった。何はなくても知らない駅で降りるのは面白い。さて、何が待っているのだろうか。
 結論から知りたい人は目次の「結論とまとめ」をタップだ!



地理院地図より


宗吾参道駅ホーム

 宗吾参道へは、京成上野からだと特急で1時間ほど、796円で行ける。京成の路線図によると、一番優等の快速特急以外はすべて止まるようだった。ホームに降りる客はほとんどいない。海外旅行に行くときにぼーっと眺める成田空港前の田園地帯があるでしょう、その中の一つの駅である。


 この通り、周りは田んぼ。


灯籠は「宗吾霊廟」

 答えは改札を出てすぐに分かった。もちろん参道というからには神社か寺かがあるのだろうと思っていたが、その通り。「宗吾霊堂」というお寺さんの参詣道に当たるのだった。で、宗吾霊堂ってなんじゃら、というのもちゃーんと説明看板があった。
 なんでも、義民とされる郷土の偉人「佐倉宗吾」をまつっているのだという。時は江戸時代、佐倉藩の重臣がぜいたくにふける一方、領民は凶作と重税に苦しんでいた。地元の名主である佐倉宗吾、本名木内惣五郎は江戸に上り、将軍徳川家綱に直訴する。家綱の沙汰により領民は救われたものの、宗吾は直訴の罪で処刑された。享年42歳。
 ーというのが概要のようだった。後から調べたら、まあ伝説の類で「諸説あります」というのが実態のようだけど。


 ただ、地元で尊崇される人物というのは間違いないよう。駅前には成田市がつくった「義民ロード」の案内図がある。ただ、宗吾参道駅は酒々井町にあるのだが。


 10分ほど歩くと、宗吾霊堂に着いた。正しくは「鳴鐘山東勝寺宗吾霊堂」とのこと。お寺さんのウェブサイトはこちら。


 本堂はかなり立派。参詣客は多くはない。


 圧巻は66体もの人形を使って宗吾の生涯を紹介した「宗吾御一代記館」である。境内にある。


 入館料は700円。中は撮影禁止だったと思う。まあ、はっきり言うとB級スポット感が満載なのだが、知らないことを知るのはやはり面白い。けっこう時間をかけて鑑賞した。
 隣接する「宗吾霊宝殿」というところには訪問した有名人のサインなどが飾られている。藤子不二雄A、さいとうたかを、弘兼憲史といった漫画家の色紙が目立った。A先生の色紙には忍者ハットリくんが描いてあるぞ!(複写を載せると著作権の問題が生じそうなのでやめておきます)


 お寺の横にある保育園も宗吾の名を冠してあった。

結論とまとめ

・宗吾参道駅は、「宗吾霊堂」というお寺さんの参詣道にある
・宗吾霊堂は、江戸時代の義民とされる「佐倉宗吾」をまつっている
・宗吾霊堂には人形展示による佐倉宗吾の記念館がある。B級スポット感はあるも、見ごたえあり

 ということで、地球上の謎が一つ解消しました。

<最後までお読みいただき、ありがとうございました。よろしければスキやフォローをお願いします!>

※2024年9月の旅行。カメラはニコンD700、レンズはタムロンSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2

いいなと思ったら応援しよう!

サラリーマン海外旅行 読んでいただき、ありがとうございました。スキ!やコメントがとっても励みになります。