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piccolotakamura
【詩】モモを読むたびに
モモを読むたびに
自分の生き方と重なる
灰色の男たちは
今でも私たちに
時間を切り詰めろと
そっと囁く
少しでも早く
少しでも合理的に
そうすれば
誰かと競ったとき
勝てるって
そうしないと
今のままだって
青年のジジ
話を作るのが好きで
聞く人を幸せにした
だけど
灰色の男に誘惑されて
お金や名声と引き換えに
共に笑う時間を失った
それで 残ったのは
彼の空っぽの話
ときどき
私の耳元にも
灰色の男が囁く
ジジに言ったことを
でも 私が語りたいのは
人が聞きたいことじゃない
私自身が語りたいこと
掃除が好きなベッポ
ゆっくり丁寧に
そっと足元を掃く
長い道を見渡すと
終わりが遠く感じるけど
一歩ずつ進めれば
気づけば街はきれいになっている
ベッポは知っていたんだね
目の前のことを
楽しむことが
すべてを素晴らしくすることを
だから 私もきっと
今 語りたい言葉を
少しずつ丁寧に
ゆっくり並べていけばいい
理解されなくても
あまり評価されなくても
数字が伸びなくても
今日の一行をそっと書いていく
その一行が
私自身の時間を
やさしく進ませてくれるから
