【2026メキシコW杯】6/20土 モンテレイで日本vsチュニジア
チチャロン
朝食はガッツリ派。だがチチャロンは失敗だった。チチャロンとは豚の皮や脂をカリカリに揚げたもので唐揚げみたいなもの。朝の散歩を兼ねて店(CARNES RAMOS)まで行き、100gくらいは食べられるだろうと踏んで200g買ってホテルに持ち帰る。食べてみるとめっちゃ好みの味。コショウ強めでスパイシー、噛めば豚の脂が口内を満たしてきて、ビールが欲しくなる。そうビールをグイグイ飲みたくなってしまうのだ。大事なチュニジア戦の朝にビールをがぶ飲みするわけにはいかない。つまり今日の朝食にチチャロンは失敗なのだ。美味しいんだけどね。


体力温存
ガッツリ朝ごはんを食べた後は体力温存。試合開始が22時で終わるのが24時なので、こんな天気のいい日に今から活動してたらぶっ倒れること間違いなし。SNSでは決起集会みたいなのが流れてくるが、そういうのは元気のある人、若い人にお任せしますわ。二度寝最高、14時過ぎまでお休み。


徒歩ルート
16時になり歩いてスタジアムへ行くことにする。鉄道で最寄り駅まで行くのもいいが、街の様子をゆっくり見て、肌で空気を感じながら行くのもいいじゃないか。ヌエボ・レオン州の公式サイト、スライドP8によると、フンディドーラ公園を抜け、ヴェルデ橋を渡って大きな道路とサンタ・カタリナ川を越えてスペイン公園へ行き、グアダルぺ地区を東に進むルートが示されている。道のりにして6.5km、約1時間半のルートだ。しかし公式の案内が役に立たないことがこの後ですぐに分かるんだけど。

通行止め
フンディドーラ公園に入り、いろんなメキシコ人に呼び止められ、写真を撮り撮られしながらヴェルデ橋まで行く。道路と川を下に見ながら渡っていくと何人かの人たちがこちらに戻ってきて「行けないよ」というジェスチャー。いやいやゴリ押せば何とかなるはずと渡り切った先には警察がガッチリ通行止めしてる。ああ、これは無理な雰囲気だ。彼らの話を聞くに「この先のスペイン公園は工事中なんで通せない」「橋の真ん中にスロープがあるのでそこから行け」とのこと。まったく公式サイトの案内は何だったのか。想像するに、開催地になったことでモンテレイは補助金を貰えることになり、そのお金であれこれ整備しようとし過ぎて結局は間に合わず、当日になってもこの有り様というやつだろう。知らんけど。






パーティ結成
ここで同じく警察の話を聞いていたメキシコ人らが「案内するよ、一緒に行こう」と言ってくれた。竈門炭治郎が描かれた謎の日本ユニを着るガリをリーダーに、4名のメキシコ人とパーティを組む。メインミッションは「スタジアムへ徒歩で辿り着く」で、眼前のサブミッションは「向こう側へ渡る」だ。先ずは警察NPCの情報に従い真ん中のスロープを降りる。すると高速道路の中央分離帯のようなところに出るが、スペイン公園側には渡れず、フンディドーラ公園側に戻るしかない。少し先を見ると黄色い歩道橋があるので、ヴェルデ橋ではなくあれを使って渡れということだなと理解。3車線道路を渡るのは25年前のマドリード以来だなとか思い出しつつ横断し、黄色い歩道橋を使って無事に川と道路を渡ることに成功。あとはもう楽勝ですわ。





ビール
グアダルぺ地区は住宅街のようで、車も少なく歩いてる人はいない。非常に快適なお散歩である。ただひたすら暑い。日差しは強いし、湿度もあるので日本の夏を思わせる暑さだ。なので我々の「暑くてしんどいゲージ」は上がる一方だ。私は水を持っているので幾分かマシなのだが、手ぶらのガリたちは「喉が渇いたゲージ」もみるみる上がっていく。ここでサブミッション「ビールを買う」が発生した。ガリたちは聞き込みや地図アプリでビールの情報を次々と入手する。1軒目のコンビニ(OXXO)はビールを販売していなかった。2軒目は酒屋(Tiendas Six)だったが冷えたビールはなかった。3軒目のコンビニ(OXXO)でやっとビールをゲット。みんなで乾杯をして再び元気よく歩き出す。

どこにでもあってすごく便利








スタジアム到着
チケットを持っている人だけが入れるゾーンを通り抜けると遠くにスタジアムが見える。ゴールが見えると足取りも軽くなる。普段はインターチェンジとして使われているのであろう道を上り、警察騎馬隊のカッコ良さに見惚れているとようやくスタジアムの外縁部に到着。メインミッション達成である。現在時刻は18時なので2時間のウォーミングアップと考えれば悪くない。入場待ちの列は既にできており、その最後尾に並ぶ。スタジアム開場は19時、ここから1時間も待つのだるいわー。アップした体も冷めるわー。









暇つぶしをする子供たち
姫野誠
金網フェンスの向こうには確かにスタジアムがあり、物販のテントなども見える。だが我々はあと1時間も待たなければならない。目の前にスタジアムをぶら下げられておあずけを食らっているのだ。早よう入れてくれと愚痴っていると、フェンスの向こう側を歩く日本人のグループを発見。もしかしてU19?私のジェフサポスキャナーは即座に姫野を特定し「ひめのー!ひめのー!まこー!」と叫ぶ。ジェフの至宝、姫野誠。アカデミー育ちでJ1昇格プレーオフの大宮戦で決めたゴールは我らジェフサポの誇りだ。半身で振り向いて反応はしてくれていたので声は届いていたと思う。2034サウジアラビアに行くつもりはないのだが、もし姫野がW杯代表に選ばれたら行くかもしれないな。私をサウジに連れてって。
入場
開場の時間となり列が動き出す。試合開始3時間前に開場するが、荷物チェックに時間が掛かるので実質は2時間くらいか。鉄道ルートで来た人たちはペデストリアンデッキの上から続々と入場している。どうやらチェックゲートの数が向こうは多いようだ。必要最低限の荷物しか持ってないのでスムーズに通れると思ったら、まさかのソンブレロにチェックが入った。頂点の硬い部分に何か入ってるんじゃないかと疑われたがそんなわけあるかいな。何ならこれMADE IN MEXICOだから何か入ってるとしたらお前らの仕業だからな。





エスタディオ・モンテレイ
(エスタディオBBVA)
W杯定番のお土産として、飲料のカップがある。1杯3000円近くするビールを買うと青いカップに注いでくれて、そのカップには対戦国が印刷されている。つまり当日限定のカップだ。「欲しい気持ちvs物はもう要らない」が戦った結果、後者が勝利したのでスルーしてスタンドへ行く。2階席の中段ほどだが角度がしっかり付いていて非常に見やすく、上から見下ろすような感覚だ。さすがフットボールネーションのスタジアムはよく出来ている。スタンドには日本人やメキシコ人だけでなく他の国の人も多くいる。とりわけ私の目を引いたのはベリーズの国旗だ。「世界で唯一、国旗に人が描かれている」でお馴染みのベリーズ(首都ベルモパン)である。すかさずお声掛けして写真を撮らせてもらいました。レア国旗ゲットだぜ!



2階席の最上段みたいなところでピッチからは遠いけど、全力で応援して選手を後押しするのだ!#Yama2026MEX pic.twitter.com/mhbGJYiIA5
— 横山 (@JEFandBARCA) June 21, 2026
試合の周辺情報
試合の内容や結果はたくさん報道されているので、現地での感想や雑感を書き残しておく。
メキシコ人はみんな日本を応援してくれる。アニメやゲームの影響が大きいらしい。
メキシコ人はガチのエンジョイ勢。1-0なのにオーレオーレ。自国の試合じゃないからそりゃそうなんだけど、フットボールを娯楽として大いに楽しんでいる。
メキシコ人はウェーブ大好き。試合が膠着していると直ぐにどこかでウェーブが始まる。ブラジルでも頻繁にウェーブが起きたが、ロシアとカタールでは目にすることはなかった。フットボールネーション or not.
メキシコ人は謎ユニを着ている人がたくさん。ガリは鬼滅の刃だったし、他にもドラゴンボール、キャプテン翼、進撃の巨人、呪術廻戦、NARUTOなどを見かけた。業者がいるんだろうな。



ハイドレーションタイムはボンジョビの「It's My Life」でアホほど盛り上がった。テレビではCMを流すが、これから現地では3分程度の盛り上がる歌で尺を埋めるようになるのではなかろうか。
メキシコ第2の国歌とも言われる「シエリト・リンド(Cielito Lindo)」を日本で覚えてから行ったのがよかった。代表戦は「バモ ニッポン」か「ニッポン!ニッポン!」の2択になるので、みんなで合唱できるのはとても楽しい。
祝勝会
4-0勝利という日本のW杯史上最高の結果を共にすることができた勢いで街に繰り出してサポの人たちと騒ぎたかったが、時間は既に25時。そもそも日本での放送時間のために22時キックオフにしてるのがおかしいんじゃ。ともあれホテルに戻ったのが25:30で、あと8時間後には空港に行かなければならない。なのでホテルで祝勝会とする。







東京在住者はこれを混雑とは言わない
朝食で残したチチャロンを肴にビールで乾杯!そうだチチャロンよ、本気を出すのはまさに今この時ぞ!我にビールを飲ませたまえ!ドパガキならぬドパオジとなり眠気が全く来なかったが、4点取った日本代表をリスペクトして我が身にビールを4缶叩き込んで見事に大勝利。睡眠を勝ち取って無事就寝。

