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お金稼ぎを本気で1年間やって気づいたこと

ちょうど1年ほど前、旅を終えた僕は「これから本気でお金を稼ごう」と決めました。ただ、そのときの僕には致命的な問題がありました。お金を稼ぎたいのに、「そもそも、どうやってお金は生まれるのか」をほとんど知らなかったんです。当時やっていたのは、主にYouTubeの広告収益くらい。そこで、「知らないなら、まず全部勉強して、実際に片っ端から試してみよう」と考えました。YouTubeを見る。本を読む。成功している人の話を聞く。人に質問する。SNSを観察する。新しいサービスが出たら触ってみる。実際に商品を作る。販売する。アフィリエイトをする。株を買う。AIを使って作品を作る。情報を販売する。動画で商品を紹介する。この1年間、大小含めれば何十種類もの「お金を生み出す方法」を試してきました。

自分の商品を作って販売したり、noteで情報を売ったり、AI画像のプロンプトを販売したり、TikTok Shopで企業の商品を紹介したり、Amazonなどのアフィリエイトを試したり、Instagram経由で案件をいただいたり、株式投資ではS&P500や個別株を買ったりもしました。うまくいかなかったものも大量にあります。むしろ、最初は失敗の方が圧倒的に多かったです。それでも試し続け、成果が出たものを残し、成果が出なかったものを捨て、残ったものをさらに伸ばす。これを1年間続けました。その結果、一番大きく変わったものは「収入額」ではありませんでした。僕がこの1年で一番手に入れたものは、「自分でお金を生み出す能力」です。


お金を稼ぐことは「能力」である

1年間お金について勉強して、最も強く感じたことがあります。お金を稼ぐことは、才能や運だけで決まるものではなく、かなりの部分が「能力」だということです。スポーツが上手くなるように、文章を書くのが上手くなるように、料理が上手くなるように、お金を生み出すことにも技術があります。そして、その中心にあるのが「商売」です。ものすごく単純化すると、商売は「価値のある商品やサービスを作る → 必要としている人を集める → 価値を伝える → 買ってもらう → 満足してもらう」という流れです。商品を作る。集客する。販売する。基本構造は驚くほどシンプルです。しかし実際にやってみると、この一つひとつが恐ろしく奥深い。まず「何を売るのか」を考えなければいけない。作りたいものではなく、誰かがお金を払ってでも欲しいものを考える必要があります。商品ができたら価格を決める必要があります。高すぎれば売れない。安すぎれば売れても利益が残らない。市場、競合、需要、商品の価値、自分の知名度、購入者が感じるリスクなどを考えながら価格を設定する必要があります。さらに、その商品を知ってもらわなければいけません。世界最高の商品を作っても、誰にも存在を知られていなければ売上は0円です。だからYouTube、TikTok、Instagram、X、Threads、noteなどを使い、人を集める必要がある。その媒体ごとに好まれるコンテンツも違うので、発信方法まで勉強する必要があります。そして買ってもらったら終わりではありません。満足してもらわなければ次の商品は買ってもらえない。信頼を失えばお客さんは離れていく。つまり商売とは、商品開発、マーケティング、コピーライティング、価格設計、販売、接客、顧客理解、コミュニケーション、ブランディング、情報収集、改善を全部つなげた総合競技なんです。この総合能力こそ、僕が考える「稼ぐ力」です。


会社員も、巨大な「商売の仕組み」の中で働いている

会社も基本構造は同じです。ただ、会社ではこの仕事を複数人で分担しています。商品を企画する人がいる。開発する人がいる。デザインする人がいる。広告を作る人がいる。SNSを運用する人がいる。営業する人がいる。商品を届ける人がいる。顧客対応をする人がいる。経理をする人がいる。人を採用する人がいる。組織内の人間関係を整える人もいる。一人で全部やるより、それぞれ得意な人が担当した方が効率がいい。だから会社という組織が存在します。会社全体で商品やサービスを提供して利益を生み、その利益から社員へ給与が支払われる。社員はその巨大な商売システムの一部分を担当しているわけです。だから「会社員は商売をしていない」という意味ではありません。ただ、自分で事業をすると大きく違うことがあります。商品の企画も、制作も、値段決めも、集客も、宣伝も、販売も、改善も、基本的には自分でやる。会社では100人で分担していることを、一人で何役もこなす。これが個人商売やフリーランスの大変さです。そして同時に、成長速度が速くなる理由でもあります。


「収入が高い人=稼ぐ力が高い人」とは限らない

ここは少しややこしい話です。この1年間で僕の「稼ぐ能力」はかなり上がったと思っています。一方で、現在の収入だけを見れば、会社員として働いている人より少ない月も普通にあります。最近では月10万円前後だったり、キャンペーンなどが重なって16万円ほどになった月もありました。会社員なら僕の2倍、3倍、場合によっては5倍ほどの月収を安定して受け取っている人も珍しくありません。では、その人の方が必ず「自力でお金を生み出す能力」まで高いのか。これは別問題だと思っています。会社員には会社という完成された仕組みがあります。商品、ブランド、顧客、営業網、広告予算、設備、信用、取引先など、すでに何年、何十年とかけて構築された資産があります。一方、自分で商売を始めれば0からです。商品0。顧客0。信用0。認知0。売上0。そこから1円を作らなければいけません。つまり、「現在受け取っている収入額」と「0からお金を生み出す能力」は必ずしも同じ指標ではないということです。もちろん給与が高い人は、高度な専門性や希少性、マネジメント能力などを持っている場合が多く、それも立派な稼ぐ力です。ただ、「給与が高い=商売能力が高い」と単純には言えない。僕自身、現在の収入額にはまだ満足していません。しかし、この1年間で「どうやればお金が生まれるのか」という構造は以前より圧倒的に理解できるようになりました。これがものすごく大きい。なぜなら、能力は蓄積するからです。今月10万円しか稼げなかったとしても、商品開発、集客、販売、発信の能力が去年より高ければ、来年さらに大きな売上を作れる可能性があります。収入は「結果」。稼ぐ力は「原因」。僕は今、結果だけではなく原因の方を育てている感覚があります。


最初に作った商品は、まったく売れなかった

僕も最初から商品を売れたわけではありません。最初の頃、AIでキャラクターのデザインを作り、それをキーホルダーのような商品にして販売しようとしたことがあります。結果は、ほぼ売れませんでした。今考えれば当然です。そのキャラクターを誰も知らない。僕自身のことも知らない。商品が存在していることすら知られていない。そして、そもそも買う理由がない。「自分が作りたい商品を作ったら売れる」。そんなに商売は甘くありません。そこで初めて、「じゃあ、人は何ならお金を払うんだろう?」と考え始めました。売れている商品を集める。共通点を分析する。自分でも作れそうなものを試す。販売する。少し売れる。嬉しい。でも利益が少ない。「じゃあ単価を上げられないか?」300円の商品を作る。次は1000円。さらに3000円の商品を作る。3000円でも売れた。「3000円でも人は買ってくれるんだ」。次の問題が出てきます。「でも、買ってくれる人数が少ない」。そこで集客を勉強する。SNSを始める。コンテンツを作る。YouTube、TikTok、Instagram、X、Threads、noteなど、それぞれの媒体に合った情報発信を試す。商品を改善する。タイトルを変える。見せ方を変える。値段を変える。発信方法を変える。また数字を見る。改善する。商売とは、この繰り返しです。「作る → 売る → 数字を見る → 原因を考える → 改善する」。このループを何度回せるか。これがものすごく重要なのだと学びました。


今では複数の方法で「お金を生み出す実験」ができるようになった

この1年で、できることも増えました。YouTubeでは、ものづくりチャンネルと旅チャンネルを運営しています。このトーク系の発信も続けていて、メンバーシップも利用しています。noteではAI画像の作り方やプロンプトなど、自分が持っている情報や経験を商品化しています。最初は数百円の商品から始めましたが、今では3000円の商品が20件前後売れるような経験もできるようになりました。TikTok Shopでは企業から商品提供をいただき、その商品を動画で紹介しています。動画が伸びれば商品が売れ、その売上に応じてアフィリエイト報酬が発生する。実際にSteamアイロン、車用掃除機など、自分の商品ではないものが動画経由で売れ、1日に2000円ほど報酬が発生することもあります。Instagramのリールを投稿していると、企業から案件をいただくこともあります。Amazonなどのアフィリエイトもあります。商品カテゴリーやサービスによって報酬体系は異なりますが、紹介経由で商品が購入されれば一定の成果報酬が発生する仕組みです。株式投資も試しました。S&P500などのインデックスや、メルカリ、小林製薬などの個別株を買ったこともあります。短期間の売買を試した際には、自分でも意外なほど相性が良いと感じる経験もありました。ただ、今の僕は元本がそれほど大きくありません。100万円を年5%で運用しても年間5万円です。もちろん長期投資には複利という非常に強力な仕組みがありますし、NISAなどの制度を利用して長期的な資産形成をすることにも大きな意味があります。一方、今の自分の場合は数万円の投資利益を狙うより、数万円を本、AIツール、機材、経験、広告、制作環境などに使い、自分自身の「毎月利益を生み出す能力」を高めた方がリターンが大きいと判断しています。だから現在は、株式投資を積極的に増やすより事業と自己投資を優先しています。これは「20代は投資をする必要がない」という話ではありません。自分の資産額、収入、能力、目的によって最適解は変わります。僕の場合は今、「金融資本」より先に「人的資本」と「事業」を大きくする時期だと思っているだけです。

投資は「お金に働いてもらう段階」、商売は「お金を作る力を鍛える段階」

株式投資や不動産投資は非常に強力です。ただ、僕の中では商売とは少し違うフェーズにあります。商売では、自分の商品、知識、時間、技術、仕組みを使って新しい利益を生み出します。投資では、すでに持っている資本を企業や不動産などに配置し、その資本に働いてもらいます。だから僕は、「まず自分で稼ぐ能力を高める → 事業利益を大きくする → 余剰資金を株式や不動産などへ回す」という順番を考えています。最終的には、自分が働かなくても資本が利益を生む状態を作る。ただ、おそらく僕の場合は事業そのものが好きなので、資産が増えたとしても新しい事業や作品に再投資していると思います。

新しいテクノロジーが生まれるたび、新しい稼ぎ方も生まれる


この1年で面白かったのは、「お金の稼ぎ方は固定されていない」と実感したことです。新しい技術が誕生すれば、新しい商品が生まれる。新しい商品が生まれれば、新しい市場が生まれる。新しい市場が生まれれば、新しい仕事が生まれます。YouTubeが登場したことでYouTuberという仕事が生まれた。InstagramやTikTokが広がったことでインフルエンサー、SNS運用代行、ショート動画編集、UGC制作などの仕事が拡大した。生成AIが登場したことで、AI画像制作、AI動画制作、AI漫画、AI広告制作、AI導入支援、プロンプト販売、AIを使ったコンテンツ制作など、それまで存在しなかった仕事が次々に生まれています。僕自身、AI画像のプロンプトを商品として販売しています。数年前なら「AI画像を生成するための文章を販売する」という仕事そのものがほとんど成立していませんでした。逆に、新しい技術によって需要が減る仕事もあります。つまり大切なのは、一つの仕事にしがみつくことだけではなく、「今、世の中にどんな変化が起きているのか」「そこからどんな需要が生まれているのか」「自分の能力と組み合わせたら、何を提供できるのか」を考え続けることです。これも「稼ぐ力」の一部だと思っています。

「良いものを作れば売れる」は半分間違っている


商売を始めて最初に壊された幻想の一つがこれです。良いものを作れば売れる。残念ながら、それだけでは売れません。まず需要が必要です。どれだけ完成度が高くても、誰も必要としていないものにはお金は集まりません。逆に、強烈な需要がある場所に適切な商品を置けば、多少荒削りでも売れることがあります。だから「作る能力」と同じくらい「需要を見つける能力」が重要です。さらに認知も必要です。商品を必要としている人が100万人いても、その100万人が商品の存在を知らなければ売上は0円です。だから集客が必要になる。そして値段も重要です。300円なら買うけれど3000円なら買わない商品もある。逆に300円だと安すぎて「大した内容ではないのでは」と思われ、3000円にした方が売れる商品さえあります。季節によっても変わる。流行によっても変わる。競合によっても変わる。購買力によっても変わる。つまり価格は単なる数字ではなく、市場とのコミュニケーションなんです。「誰に、何を、いくらで、どんな言葉で、どこで売るのか」。この組み合わせを考え続ける。商売を始めると、想像以上に頭を使います。

個人で商売するのは、めちゃくちゃ大変


ここまで読むと「フリーランス最高じゃん」と思う人もいるかもしれません。でも1年間実際にやってみて、以前と考えが変わったことがあります。「全員がフリーランスになればいい」とは、まったく思わなくなりました。むしろ向き不向きはかなり大きいと思います。個人で商売をすると、基本的に全部自分です。何を売るか考える。商品を作る。必要な知識を勉強する。市場を調べる。競合を調べる。値段を決める。SNSを運用する。文章を書く。動画を作る。宣伝する。信頼を築く。売る。お客さんの反応を見る。改善する。もっと売る方法を考える。技術を上げる。新しいテクノロジーも追う。場合によっては企業と連絡を取り、契約し、人と協力する。これを延々と続けます。僕は考えることが好きです。何かを作るのも好きです。新しい技術を試すのも好きです。数字を見て改善するのも好きです。だから商売そのものが自分の性格にかなり合っています。でも、これを苦痛に感じる人も当然います。自分で0から考えるより、明確な役割が決まっている環境で能力を発揮するのが得意な人もいる。一人で働くよりチームで協力する方が好きな人もいる。幅広い能力を身につけるより、一つの専門能力を極限まで磨く方が向いている人もいる。それなら、その能力が最も高く評価される会社や職種を選ぶ方が合理的です。専門スキルを磨き、より高い給与を払う会社へ転職する。マネジメント能力を身につける。資格を取る。仲間と起業する。副業をする。投資をする。一人で事業をする。どれも「稼ぐ力を高める方法」です。重要なのは、「フリーランスになること」ではありません。自分の性格、能力、価値観、生活スタイルに合った方法で、自分の経済価値を高め続けることだと思います。

僕は「みんな副業すればいい」と思っていた。でも考えが変わった

以前の僕は、「みんな副業すればいいじゃん」「自分で商売すればいいじゃん」くらいに考えていました。実際にやってみたら、そんな単純な話ではありませんでした。自分で商売するのは本当に大変です。収入は毎月変動する。会社のように翌月の給与額がほぼ決まっているわけではない。今日売れた商品が来月も売れる保証はありません。SNSのアルゴリズムも変わる。競合も増える。テクノロジーも変わる。お客さんの需要も変わる。だから毎日考える必要があります。「どうしたらもっと価値を作れるか」「どうしたらもっと届けられるか」「今、お客さんは何を求めているか」。考えて、実行する。失敗する。また考える。また実行する。その繰り返しです。大変です。でも僕にとっては、それ以上に面白い。

自分の商品が売れたときの100円は、給与の100円とは感覚が違う


商売をやって一番感動したことの一つが、「自分の商品が売れる」という経験です。これはぜひ一度経験してほしい。たった100円でもいい。自分が書いた文章。自分が描いた絵。自分が作ったテンプレート。自分が経験したことをまとめた情報。自分で作った何か。それを誰かが「欲しい」と思って、自分のお金を払って買ってくれる。これが本当に嬉しい。アルバイトで100円分働くのとは、感覚がまったく違います。もちろん経済的な価値として100円は100円です。でも心理的な意味が違う。「自分が生み出した価値に、知らない誰かがお金を払ってくれた」という事実がそこにあります。自分の商品が300円で初めて売れた。次に1000円が売れた。3000円の商品まで売れた。この一つひとつが自信になります。僕はTikTok Shopで他社の商品も紹介しています。商品が売れてアフィリエイト報酬が入る。それももちろん嬉しい。実際、Steamアイロンや車用掃除機など、自分が紹介した商品が売れ、報酬が発生することがあります。でも、自分で作ったAIの解説記事やプロンプトが売れたときの喜びとは少し違います。「自分が作ったものを選んでもらえた」という感覚があるからです。しかもデジタル商品なら在庫や原価が小さく、利益率も高くできます。だから僕は、自分の商品を持つことには金銭面以上の価値があると思っています。

商売を始めると、人間そのものが鍛えられる


もう一つ予想外だったことがあります。商売をすると、お金を稼ぐ能力以外もかなり鍛えられます。まず思考力。なぜ売れたのか。なぜ売れなかったのか。どこで離脱したのか。誰が買ったのか。次は何を変えるのか。常に仮説を作るようになります。次にコミュニケーション能力。相手が何を考えているのか、何に困っているのか、どんな言葉なら伝わるのかを考えなければ商品は売れません。商品開発力も必要です。SNS発信力も必要です。文章力。企画力。マーケティング。営業。交渉。情報収集。人脈形成。行動力。分析力。改善力。継続力。これらが全部つながっています。僕は商売を始めてから、「人間総合力を鍛えるゲームみたいだな」と感じることがあります。だから仕事として面白い。

商売を学ぶと、日常のすべてが教材になる


商売を始めてから、世の中の見え方もかなり変わりました。スーパーへ行くだけでも勉強になります。なぜこの商品だけ目立つ場所に置かれているのか。なぜ98円ではなく108円なのか。なぜ同じ肉でも曜日によって価格が違うのか。なぜ入口付近に季節商品があるのか。なぜレジ前には小さくて衝動買いしやすい商品が並んでいるのか。ショッピングモールへ行けば、「この店は誰をターゲットにしているんだろう」と考えるようになる。映画を観ても、「なぜこの作品はこれだけ話題になったんだろう」「どんなマーケティングをしたんだろう」と考える。遊園地へ行っても同じです。以前、西武園ゆうえんちやジャングリアなどの施設へ行ったときも、単純に遊ぶだけではなく、「どうやってお客さんを楽しませているのか」という目線で見るようになりました。現地にあるものを活用して体験価値を高める工夫。スタッフのコミュニケーション。接客の丁寧さ。パフォーマンス。世界観。導線。商品販売。お客さんへの心遣い。全部が商売の教材になります。病院へ行けば医療ビジネスがある。スーパーで肉を買えば流通と小売がある。映画館へ行けばエンターテインメント産業がある。ディズニーランドへ行けばIP、ブランド、ホテル、飲食、グッズ、体験設計など巨大な商売システムがある。社会は無数の「価値とお金の交換」で動いています。商売を学ぶということは、社会の構造を学ぶことでもある。これは想像以上に面白いです。

「仕事=つらいもの」ではなかった


昔、「仕事」という言葉を聞いたとき、僕はどちらかというと、会社へ行く。上司から仕事を与えられる。決められた業務をこなす。時間になったら帰る。というイメージを持っていました。もちろん、それも仕事です。でも今、僕が仕事と聞いて思い浮かべるものは少し違います。YouTube動画を作る。旅をする。AIで画像を作る。漫画を作る。文章を書く。商品を考える。新しいAIツールを触る。誰かと一緒に作品を作る。企業とコラボする。面白い企画を考える。そして、それを喜んでくれる人がいて、対価としてお金をいただく。僕にとって仕事は、かなり楽しいものになりました。音楽が好きなら曲を作る。料理が好きなら美味しい料理を提供する。芝居が好きなら演じる。映像が好きなら映画を作る。人を喜ばせるのが好きならサービスを作る。誰かの問題を解決するのが好きなら、その解決策を商品にする。「自分が価値を作る → 誰かが喜ぶ → その対価としてお金を受け取る」。これが商売の原型です。この感覚を知ると、「お金を稼ぐ=嫌なことを我慢する」というイメージがかなり変わります。

個人商売の最大の魅力は「上限を自分で変えられること」


会社員には会社員の強さがあります。毎月の収入を予測しやすい。組織の信用を使える。大きな仕事ができる。専門性を磨ける。福利厚生もある。一方、個人商売には別の強さがあります。その一つが、収入の上限を自分で変えられることです。時間を1時間売って1000円を受け取る働き方なら、24時間という物理的上限があります。しかし、デジタル商品を1000円で作り、1000人に販売できれば売上は100万円です。YouTube動画を1本作り、その動画が何年にもわたって再生されれば、過去に作ったコンテンツが継続的に収益を生む可能性があります。自分の商品を作り、仕組みを作り、発信力を伸ばせば、「自分が働いた時間」と「収入」を少しずつ切り離せる。だから理論上、収入の上限はかなり高くなります。月30万円。月50万円。月100万円。その先もあります。もちろん簡単ではありません。僕自身、まだそこへ向かっている途中です。僕は将来的に100億、1000億という規模まで挑戦したいとも話しています。当然、現在の自分から見れば途方もない数字です。しかし「絶対に不可能な数字」と最初から決める必要もありません。売上1000円の商品を一つ売る世界と、世界中の何億人が使うサービスを作る世界では、扱う金額の桁が違うだけで、根本には「価値を提供して対価を受け取る」という同じ構造があります。能力、組織、資本、信用、仕組みを何十年も積み上げれば、扱える金額の桁も変わっていく。その可能性があること自体が、僕は面白いと思っています。

収入源は一つだけでなくてもいい


この1年間で実感したのは、お金の稼ぎ方は本当にたくさんあるということです。YouTube広告。TikTok Shop。アフィリエイト。note販売。デジタルコンテンツ。企業案件。AI作品。SNS。株式投資。受託仕事。自社商品。メンバーシップ。コンサルティング。講座。ライセンス。企業との共同商品。他にもいくらでもあります。どれか一つだけを選ぶ必要もありません。自分の能力や発信力を一つの中心にして、複数の収益源を作ることもできます。たとえばAI画像について発信する人なら、「無料SNS → YouTube広告 → note販売 → プロンプト販売 → メンバーシップ → 企業案件 → AI制作受託 → 講座」というように、一つの専門性から複数の商品を作ることもできます。好きなことを「ただ好き」で終わらせず、価値に変換する方法を覚えれば、マネタイズできる可能性はかなり広がります。

「給料だけで一生大丈夫」と決めつけるのは危険だと思う


これは僕個人の考えですが、今後は「会社からもらう給与だけを完全に唯一の収入源にする」という状態にはリスクもあると思っています。会社員が悪いという意味ではありません。むしろ自分に合う会社で専門性を磨き、高い給与を得るのは非常に合理的な戦略です。ただ、会社の経営状況、業界構造、技術革新、物価、社会保障、雇用環境など、自分では完全にコントロールできない要素もあります。だから僕は、本業の専門性を高める。副業を持つ。投資をする。小さな商品を作る。発信力を持つ。転職できるスキルを持つ。こうした「経済的な選択肢」を増やすことは重要だと思っています。NISAのような制度を利用した長期的な資産形成も、その選択肢の一つです。大事なのは、「全員起業しろ」という話ではありません。自分で自分の経済基盤を少しずつ強くすることです。

稼ぐ能力が高まると、お金への不安も少し変わる


もちろん、お金の不安が完全になくなることはないと思います。活動規模が大きくなれば必要なお金も増えます。家を持つ。家族を持つ。パートナーと暮らす。社員を雇う。事業を大きくする。それぞれ必要な金額が変わります。僕自身、将来を考えれば「もっと稼がなければ」と思います。ただ、以前との違いがあります。「もし収入が減ったらどうしよう」という不安に対して、「また作ればいい」と思えるようになってきました。新しい商品を作る。新しい発信を始める。案件を取る。動画を作る。知識を販売する。企業の商品を紹介する。新しいサービスを使う。別の市場へ行く。もちろん毎回成功する保証はありません。それでも「0から収入を作るために何をすればいいか」が以前より分かる。これは大きな安心感になります。会社を辞めることになったとしても。一つの商品が売れなくなったとしても。一つのSNSが伸びなくなったとしても。「別の方法を考えればいい」と思える。稼ぐ能力そのものが、一種のセーフティネットになるのだと思います。

そして、お金は目的ではなく「可能性を増やす道具」だった

お金を稼ぐ勉強をすると、お金そのものについて考える時間も増えました。自分で稼いだお金があれば、本を買えます。映画を観られます。旅へ行けます。新しいAIツールを試せます。機材を買えます。作品制作に投資できます。大切な人にプレゼントを買えます。誰かを喜ばせるために使うこともできます。次の事業に投資することもできます。つまり、お金とは単なる数字ではなく、「できることの選択肢」です。特に自分の商品を買ってくれた人から受け取ったお金は、僕には少し重く感じます。その人が自分で働いて得たお金の一部を、自分の商品と交換してくれた。そう考えると、「もっと良いものを作ろう」「このお金を無駄にしたくない」という気持ちになります。商売を始めると、お金を稼ぐことだけではなく、お金を使うことに対する感覚まで変わります。

これからは、もっと大きな価値を作りたい


今は基本的に一人で商品を作っています。でも今後、発信力が大きくなれば、さまざまなクリエイターや企業と一緒に商品を作る機会も増えると思っています。扱う金額も変わる。100円の商品から始まり、300円、3000円。その先には数万円、数十万円、数百万円、数千万円という仕事もあるかもしれません。当然、金額が大きくなるほど責任も大きくなります。でも同時に、作れるものも大きくなる。一人では作れなかった作品が作れる。より多くの人を楽しませられる。より面白い挑戦ができる。だから僕は、もっと稼ぐ能力を高めたいと思っています。単純にお金が欲しいからだけではありません。できることを増やしたいからです。

商売を体験したことがない人に、まず100円の商品を売ってみてほしい

ここまで読んで、「でも、自分には商売なんて無理だ」と思う人もいるかもしれません。別に会社を辞める必要はありません。起業する必要もありません。借金する必要もありません。いきなり大きな商品を作る必要もありません。僕がおすすめしたいのは、とにかく一度、「自分の商品を誰かに買ってもらう」という経験をしてみることです。たとえばnoteなら、自分の経験、知識、失敗談、ノウハウなどを文章にして販売できます。100円でも300円でもいい。自分の経験をまとめる。商品にする。ThreadsやXなどで、「こんな記事を書きました」と紹介する。そして誰か一人が買ってくれる。この経験だけで、世界の見え方が少し変わると思います。100円の商品を一つ売っただけで、「商品」「価格」「集客」「宣伝」「顧客」という商売の基本構造をすべて経験できます。売れなかったら、「なぜ売れないんだろう」と考える。タイトルかもしれない。価格かもしれない。商品内容かもしれない。そもそも誰にも知られていないだけかもしれない。そこから改善する。これが商売の第一歩です。僕自身、本当に小さなところから始まりました。100円、300円の商品を売る。そこから1年間試行錯誤して、今ではYouTube、note、AIプロンプト販売、TikTok Shop、Instagram案件、アフィリエイト、メンバーシップなど、複数の方法で利益を作る実験ができるようになりました。まだまだ途中です。でも1年前の自分とは、明らかに見えている世界が違います。

1年間やって、結局何が一番変わったのか


この1年間を振り返って、一番大きかったものをまとめるなら、やはり「稼ぐ能力が上がったこと」です。商品を作る能力。需要を見つける能力。値段を決める能力。人を集める能力。SNSで発信する能力。文章を書く能力。動画を作る能力。情報を集める能力。数字を分析する能力。人とコミュニケーションを取る能力。人と協力する能力。失敗から改善する能力。そして、「自分ならまた何かを作って稼げる」という自信。商売を始める前は、「お金を稼ぐ」という言葉をかなり狭く捉えていました。働く。給料をもらう。それがお金を稼ぐことだと思っていました。でも今は違います。誰かの問題を解決する。誰かを楽しませる。誰かの時間を短縮する。誰かを便利にする。誰かを感動させる。誰かが欲しいものを作る。そして、その価値とお金を交換する。これがお金を稼ぐことなんだと思っています。

お金を稼ぐことは、思っていたよりずっと楽しい

もちろん大変です。めちゃくちゃ考えます。失敗します。売れると思った商品がまったく売れないこともあります。頑張って作った動画が全然伸びないこともあります。今月売れた商品が来月売れなくなることもあります。収入も安定しない。勉強することも無限にある。商品を作り、集客し、販売し、信頼を築き、改善し、また新しいものを作る。終わりがありません。でも、その分ものすごく面白い。自分で作った商品が売れる。お客さんが喜ぶ。自分の発信で商品が売れる。昨日できなかったことができるようになる。扱える仕事が増える。稼げる方法が増える。社会の仕組みまで見えるようになる。そして、その利益を次の作品や経験に使える。僕はこの1年間で、「お金を稼ぐことって、こんなに面白かったんだ」と初めて実感しました。収入額だけを見れば、僕はまだまだです。これからもっと能力を上げなければいけません。でも、1年前より確実に「自分でお金を生み出す方法」は増えました。だからこれからも、稼ぐ能力を高め続けます。そして最終的には、お金そのものを目的にするのではなく、その力を使って、もっと面白い作品を作り、もっといろいろな場所へ行き、もっと多くの人を楽しませられる人になりたいと思っています。お金を稼ぐ能力は、生まれつき決まっているものではありません。学べる。試せる。失敗できる。改善できる。そして、高め続けられる。もし一度も自分の商品を売ったことがないなら、まず100円でもいいので、自分で何かを作って販売してみてください。その最初の100円には、金額以上の価値があります。「自分の価値で、お金を生み出せた」という経験だからです。そこから、商売の面白さが始まります。


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