彼と別れて、私は女風を使った
彼氏がいた頃から、
女風の存在は、実は少し気になっていた。
積極的に調べていたわけじゃない。
使おうと思っていたわけでもない。
ただ、
知ってしまった以上、
頭の片隅には残っていた。
でも同時に、
「使っちゃいけないもの」だとも思っていた。
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もしバレたらどうしよう。
ホテルに行っている時間、
連絡が取れなくなったら怪しまれる。
そんなことを考えると、
興味がある自分のほうが
間違っている気がしてきた。
だから私は、
興味がないフリをしていた。
気になっていない。
必要としていない。
自分とは関係ない。
そう思い込もうとしていた。
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それに当時は、
正直こうも思っていた。
「お金を払ってまで
エロいことをする人の気持ちが、
よくわからない」
それって、
ちょっとさみしくない?
誰かに大切にされていない感じがしない?
そんなふうに、
どこかで距離を取っていた。
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状況が変わったのは、
彼と別れてからだった。
急に時間が増えて、
心にぽっかり穴が空いた。
どうにかして、
元彼の存在を
自分の中から消したかった。
考えないようにするより、
何かで上書きしたかった。
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そんなとき、
友人から
「女風、使ってみたら?」
と、半分冗談みたいに言われた。
不思議と、
強く否定する気持ちは湧かなかった。
面白半分、
だったと思う。
でも本当は、
元気になりたかった。
誰かに優しくされたい。
触れられたい。
ひとりじゃないと感じたかった。
きっかけは、
さみしさだったと思う。
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正直に言うと、
あの頃の私は、
めちゃくちゃ泣いていた。
食事もほとんど取れなくて、
本当にしんどかった。
それでも、
仕事はあったし、
人と会えば、
何事もなかったように
普通に振る舞っていた。
でも、
家に帰ってドアを閉めた瞬間、
一気に気が抜ける。
スマホを手に取っても、
連絡する相手が思い浮かばない。
誰かに今日の出来事を話したいわけでもないけど、
このまま一人で夜を終わらせるのも、
なんとなく嫌だった。
彼と別れてから、
「彼女」という立場がなくなったことで、
自分が急に、
誰からも求められていない存在に
なったような気がしていた。
実際には、
誰かに必要とされなくなったわけじゃないのに、
そう感じてしまう瞬間があった。
だから、
誰かに触れられることに、
意味を感じたのだと思う。
エロいことがしたい、というより、
「私はまだ大丈夫」
そう確認したかった。
優しく扱われることで、
自分の価値を思い出したかった。
女風は、
そのための手段として、
一番現実的で、
一番手っ取り早い選択肢だった。
恋愛を始める元気はない。
でも、
完全に一人で抱えるには、
少ししんどい。
そんな中途半端な状態の私には、
ちょうどよかった。
経験してみて、
時間と一緒に、
気持ちは少しずつ戻ってきた。
そして今、
私はあの頃とは
まったく違うところにいる。
今は、
純粋にエロを求めている。
それを、
悪いことだと思わなくなった。
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お金を払って、
エロを求めてもいい。
むしろ、
お金を払っているからこそ、
遠慮しなくていい。
女の人って、
つい奉仕してしまう。
相手を気遣って、
自分のことは後回しにしてしまう。
でも、
奉仕しなくていい時間があってもいい。
2時間、
自分だけが
たっぷり気持ちよくなる時間を
選んでいい。
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このNOTEでは、
私が実際に体験した女風の話を、
良かったことも、
違和感を覚えたことも、
そのまま書いています。
誰かを勧めたいわけでも、
正解を押しつけたいわけでもありません。
ただ、
使う前の自分が読んだら、
少し楽になるかもしれない。
そんな気持ちで、
残しています。
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最後に
女風を使うかどうかは、
正解でも、不正解でもない。
でも、
「どう感じるか」は、
本当に人それぞれ。
この文章が、
誰かが自分の気持ちを
考えるきっかけになったら。
