詩230/ 向日葵と朝顔
暑い夏の
静かな小学校の校庭に
ひまわりと
あさがおの
プランターが2つ並んでいる
お互いに
どう思っていたとしても
想い合っていたとしても
何とも思っていなかったとしても
決して交雑することなく
それぞれの一生を
隣り合わせて生きていく
やがて
夏が終わり
枯れた花の中から
子どもたちと先生が
その種を取り出して
その学校か
もしくは子供が
持って帰った家の軒先で
もしくは何処か
誰も知らない場所で
また芽を出して
空に一つしかない太陽を
体中に浴びながら育ち
その場所で一生を生きていく
そこでいつか
隣り合ったことのある
ひまわりと
あさがおが
また並ぶかもしれない
それでもお互い
そのことなど知る由もなく
どう思い合うかも知る由もなく
それぞれの一生を
そこで生きていく
