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【詩】夏の切れ端

強い陽射しに飲み込まれ、
聞こえる呼吸は荒くなり、
からだは汗を止めることを知らない。

蝉はその短い命で唄い、
向日葵はその頭を垂らす。

決まって秋の風を望む訳だけど、
いざ夏の果てが近づくと
都合のいいように少し切なくなる。

そう、きっとそう出来ている。


重ねる年輪の大きさは、
また来年にも一様の景色は
訪れないことを知らせる。

だから、ゆっくりと遠ざかる
この季節の断片を、
この夏の切れ端を、
静かに集めたくなった。

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