旅先で一番楽しみにしている時間~ 朝五時半の街に会いに行く~
1,いつもと違う街の顔
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朝5時半に街を歩いてみました。
普段ならまだ家にいる時間です。
歩き始めて最初に目についたのは、お店のシャッターでした。
昼間はショーウィンドウが並び、にぎやかな印象の通りも、
この時間、店は閉まっています。
すると「ここは何のお店だったっけ?」と思う場所がいくつもありました。
何度か通ったことがあるのに、
ショーウィンドウが見えないというだけで、思い出せない店があります。
建物そのものよりも、そこにある色や明かりの印象で、
街を記憶しているのかもしれない。
人通りの少ないアーケードも印象的。
昼間は、人の流れに合わせて歩くので、
周囲をゆっくり見渡すことは、あまりありません。
この日は、天井から下がる広告や街の写真、
地元のスポーツチームのポスターなどが、目に入りました。
街そのものは変わっていないのに、時間が違うだけで見えるものが変わります。
2,早朝からスタートの人たち
見かけた人の半分は、ランナーでした。
少しひんやりした空気の中、半袖・短パン姿で、それぞれのペースで走っています。
雨が降りそうな空でしたが、
屋根のあるアーケードを走る人もいて
「雨の日もそうやって走るんだ」と思いました。
まだ静かな街の中で、一日のスタートを切っている人たちがいることが、
印象に残りました。
もう一つ目に留まったのが、ごみの収集の方々です。
前夜のにぎわいを思わせるように積まれたごみ袋を、手際よく回収しています。
普段はきれいな街を、当たり前のように歩いていますが、
その状態は、この仕事によって、支えられているのだと改めて感じました。
ランナーはそれぞれの一日を始め、
ごみ収集の方々は街の一日を整えている。
同じ朝5時半、それぞれに違う時間が流れていました。
3,またその顔を見せてね
少し歩く時間を変えただけですが、
今まで気づかなかった街の様子を見ることができました。
昼間のにぎわいだけが、その街の姿ではない。
こんな時間だからこそ、
見える景色や、静かに働く人の姿も、
その街をつくっている大切な一面。
旅先でも普段の街でも、
これからも、少し早起きをして、歩いてみようと思いました。
