話したいことが渋滞中|にぎやかな声に救われる|2026/06/04
2026/06/04
頭の奥がじんと重かった。
寝起きのせいではないようで、白湯を飲みながら、こめかみの重さを確かめる。
台風が過ぎても、空にはまだ灰色の雲が残っていた。
気圧がまだ落ち着いていないのか、昨日から続く頭痛が今日も朝からついてくる。
朝はまだ我慢できた頭痛が、時間とともに少しずつ強くなった。
痛み止めを手元に置いて、今日はなるべく静かに過ごしたい。そう思う日に限って、仕事は勢いよく回ってきたりする。
話したいことが渋滞中
「ただいまー!」
帰ってきた娘たちは、やたらと元気だった。
靴を脱ぎながら話し、手を洗いながらも話している。
ランドセルを置く間も惜しそうに、それぞれの話が飛んでくるのがおかしかった。
長女は、シャトルランが去年より走れなかったらしい。
「おかしいなあ。去年より体力あるはずなのに」
どうにも納得がいかない顔をしていた。
首をかしげながら、早くも来年への気持ちが表情にでていた。
次女は、お姉ちゃんのクラスまでお友だちと連れ立って探検に行くのがブームらしい。
「お姉ちゃんのお友だちに、ほっぺ触っていい?って何回も言われたの」
大変だったと言いながら、どこか得意そうだ。
どうやら、ぷにぷにされたこと自体は嫌ではなかったらしい。
聞くだけの日があってもいい
頭が痛い日は、気の利いた返事ができない。
普段も気の利いた返事をしているわけでないんだけれど。
「そうなんだ」
「へえ」
短い返事をしながら、夕飯の支度を進めた。
ちゃんと聞けているだろうか。
そんなことも一瞬不安を覚えたけれど、娘たちは気にせず話し続けている。
ぷにぷにされて得意げな顔。
去年より遅くて納得いかない顔。
どちらも、その子らしくて愛しかった。
子どもたちの声を聞いているうちに、頭の重さを少し忘れられて助かった。
にぎやかな声のそばで
夕飯は、キャベツと肉団子の炒め物。
野菜スープと漬物、ごはんを並べた。
長女はまだシャトルランの記録を気にしている。
次女は自分のほっぺが人気だった話を、もう一度していた。
結局、私の頭痛は消えなかった。
痛み止めを三回飲みながら、なんとか一日を過ごした。
夕飯まで作れたし、食卓には今日の学校で起きたことが次々と運ばれてくる。
台風が来て、休校があって、頭痛が続いて。
それでも、子どもたちは元気で帰ってきた。
今日もいろんなことがあったんだなと思いながら、ごはんをよそった。
ちょっとしんどい日に、あなたを少し楽にしてくれたのはどんな瞬間でしたか?
\ 過ぎゆく日々を振り返る /
▶︎ 昨日の私から、今日へのバトン✧︎*。
▶︎ 一年前の私より…
季節が巡っても、変わらない大切なこと◎
▶︎ 飲み込んだ本音を、鍵をかけて置いてます
気になるものから、ゆっくり開いてみてください。

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