たった3人で月刊誌をまとめあげる熟練編集者に、「〆切手帳」の使い方を聞いてみた
毎月やってくる校了日。何カ月も前から始まる企画や取材、原稿依頼。〆切に追われる月刊誌の編集者は、どうやってタスクを管理しているのでしょうか。
今回お話を聞いたのは、医療系の専門誌を手がける、とある編集者の方。
実は数年前から「〆切手帳」を愛用してくださっているということで、これまで使ってきた手帳を実際に見せてもらいました。
人に催促をしながら、自分が〆切に遅れていた
ーー本日はよろしくお願いします。「〆切手帳」を使い始めたきっかけって、覚えてらっしゃいますか?
たぶん、Xで見かけて買いました。もう使い始めてから3年になります。
雑誌の編集の仕事をしていて、細かい〆切が多いので「これを使えば〆切を守れるようになるかも!」と思って選んだ記憶ですね。
普段、3人だけで月刊誌を編集してるんです。
だから記事を書いてくれている人に「締め切りですよ」ってリマインドすることもあるし、自分で取材をして書く記事もある。
でも「人に催促をしているのに、自分が〆切に遅れてしまう」みたいなこともよくあって、どうにかしたいと思ってました。

ーー3人で月刊誌を編集するのはハードですね。
そうですね、月刊誌なので毎月校了日がやってくるんですよ。
しかも、その月の号だけじゃなくて数か月先の企画を考えたり、執筆をお願いしたりする必要もある。だから、やっぱり年間のガントチャートがあるのはありがたいですよね。
年度の初めに1年分の校了日が決まるので、それを書いておいて「この時期にはこの号の企画をしなきゃ」「依頼をしなきゃ」みたいなのを整理したりもしています。
自分はこの仕事に何時間かけたのか?
ーーウィークリーページは、どういうふうに使われていたんですか?
けっこう真面目に使ってましたよ(笑)。
じつは最初は、予定を立てるというより「自分はこの仕事に何時間かけたのか?」を見える化するために使っていました。

ーーなるほど、それはいいですね!
時間ごとのスケジュールを書き込める欄に、仕事の記録を書いてたんです。「なににどれくらい時間をかけているか」っていうのがわかれば、〆切までの段取りもちゃんとできるじゃないですか。
で、左側のチェックリストには、習慣にしたいことを書いたりしてました。
でも、だんだん使ってるうちに、記録というよりはToDoみたいな使い方になりました。「今日はこれをやる」ってことを書いて、終わったら「済み」にする。
やっぱり、作業中に人から声をかけられて「なにやってたんだっけ」みたいになることもあるじゃないですか。でも手帳を見ると、すぐにやるべきことに戻れたりする。
そういう意味でも役立ってます。
手帳でもあり、ノートでもある
あとは、取材のメモを書きこんでる週もあるし。
このページは、競馬の予想してますね(笑)府中競馬場の日本ダービー。初めての競馬だったから、自分でいろいろ予想してみた形跡があります。

――かなり自由に使っていただいてるんですね(笑)うしろのToDoリストとかも使っていただいてますか?
そうですね。左側に仕事のことを書いて、右には個人のToDoを書いたりしてます。
あと、巻末の真っ白なページは取材メモとして使ってます。イラストレーターさんに渡すラフを書いたりもしていて。
この一冊が、手帳でもありノートでもある、というようなイメージです。
ぶっちゃけ、〆切は守れるようになりましたか?
ーー何年か使っていただいていますが、〆切は守れるようになりましたか?
手帳を買っただけで、自動的に仕事が終わるわけじゃないので(笑)やっぱり「やる」って決めないと終わらないな、とは思います。
でも手帳があって、ちゃんとやることが書いてあったら「やろう」って気になるじゃないですか。
それがいちばん大きいと思います。
あとは、なんとなく頭のなかで「いつまでだっけ?」「いつかやらなきゃ」と思っているものも、手帳を書くときに「この日まで」ってはっきりしますよね。
そうすると、やっぱり意識するんです。気持ちが変わる。だからこれは使い始めてよかったな、と思います。
*
今回見せてもらった「〆切手帳」には、予定管理だけではない、自由な使い方が詰まっていました。
「手帳が続かない……」と悩む方も、まずは気負わず、好きなように書き出してみるのもいいかもしれません!
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