プロ野球背番号の話(閑話休題)4番
背番号別現役ナンバーワン選手ドラフト(独断)
たまたまですが、シーズン始まって以降公私ともに多忙でテキストを書く時間が取れず、気づいたらもう後半戦になってました。
昨年からの懸案事項だった「背番号の話8番」も少々行き詰っており、ちょうど先月末で戦力補強も終了(つまり背番号の変更も終了)ということで、気分転換もかねて「背番号別ナンバーワン選手ドラフト」なる企画をやってみることにしました。
仰々しいタイトルですが、ルールは簡単。「12球団の同じ番号の中から一番いいと思う選手を一人選ぶ」だけです。ただ「なるべく一つのチームとして守備位置、レギュラーおよび控えをうまく確保する」というマイルールを付けます。だから「大砲ばかりで守備がガタガタ」とか「投手に偏りすぎてレギュラーの守備位置が揃わない」などといったことのないように選ぶつもりです。
あと「現役」が条件なので、「監督およびコーチは除外」(兼任コーチは可)します。
それでは「00」から順番に行きます。
00=エスピノーザ(B)
もともとレギュラークラスが多く着ける番号ではないので、ローテーションで7勝挙げてる時点で完全に一択。
0=小深田(E)
昨年の盗塁王。今年は打撃不振だけど、スタメンで出続けている時点で他の0番とはレベルが違うかと。
1=森下(T)
正直「ライトのレギュラー」という意味ではかなり物足りないものの、他チームの1番が今年ひどすぎる。
2=牧(DB)
ポジション被りも含めて吉川(G)とめちゃめちゃ迷った。守備なら圧倒的だし今年に限っては打率も上。ただやはり長打力がある選手がセカンド守っているというのはかなり魅力的なんだよね……。
3=近藤(H)
言わずと知れた「12球団最強バッター」。浅村(E)、オースティン(DB)、大山(T)とそれなりに競争相手はいますが、ちょっと頭抜けてる。
4=森(B)
単なる好みで言えば丸山(S)、度会(DB)のほうが圧倒的。ただ戦力的に考えると、やはり森にするしかないんだよなぁ。
5=近本(T)
同じく単なる好みで言えば村松(D)。ただやはり戦力的に考えると近本一択なんだよなぁ。
6=今宮(H)
源田(L)とはポジションも被っているのでかなりの迷いどころ。ただ今年に限っては打率はほぼ同じ、出塁率とOPSは今宮のほうが上、守備についても昨年のUZRは源田が圧勝も今年はまだわからないということで、とりあえずホークスファンということもあって今宮に。
7=長岡(S)
佐野(DB)と迷ったが、今年の活躍は特筆レベル。定評ある守備は矢野(C)という強力なライバルが出現したが、打撃が絶好調で同僚サンタナの壁が厚いものの、首位打者&三割は完全に視野に。ただ残念なのが活躍がチーム成績に反映していないこと。
8=丸(G)
今年は文句なしでしょ。
9=柳田(H)
現在ケガのため長期リハビリ中だけど、ごめん、やっぱりギータ以外は選べない。
10=上田(M)
永久欠番(T、D、E)も含め、5球団が空き番。選択肢が少なすぎる上に活躍選手も少なく、消去法で将来に希望を込めて。
11=東(DB)
無双状態だった去年ほどの勢いはなくても、開幕から防御率1点台でローテを守っているのは立派の一言。今季19回先発してQS率100%は素晴らしい。
12=石山(S)
良番なのにあまりいい選手が集まらない番号。これもほとんど消去法。
13=オスナ(S)
圧倒的と思われた高橋(L)がまさかの大不振で、ここは打点王も狙えるセリーグの優良外国人選手に。
14=大瀬良(C)
各チームにエース級が多く迷いどころではあるが、今年の無双っぷりを勘案して。
15=大勢(G)
実はこの番号も5球団が欠番で選択肢が少なく、ここは大勢かなと。
16=種市(M)
安定感で言ったら間違いなく西勇(T)だが、三振の取れる投手はそれだけで魅力的です。
17=有原(H)
伊藤(F)、佐々木(M)と魅力的な投手が多い番号ですが、ホークスファンってことで最多勝投手の選出で何卒ご容赦を。
18=森下(C)
勝利数なら菅野(G)のほうが上。ただし防御率とQS率は森下のほうが上。WHIPはほぼ同じ。そしてバッティングは森下の圧勝(笑)。
19=高橋宏(D)
今回一番迷った。ホークスファンとしては間違いなく甲斐(H)にすべきなのだが、山本由伸(LAD)なき今「12球団最強ピッチャー」を見過ごしていいものか?それにこれを逃すと、チュニドラからの選出がゼロになってしまうかもという危惧から、泣く泣く甲斐を外して選出。
20=栗林(C)
燕党の息子曰く「最終回コールされたときの絶望感はライマル(D)級」。去年はWBC自体の影響もあってか調子がイマイチでしたが、今年は完全に開眼してますな。
21=武内(L)
前評判通り、間違いなく今年の新人ナンバーワン。返す返すも「逃した魚はデカかった」。
22=小林(G)
バッティングだけなら間違いなくポランコ(M)なのだが、甲斐(H)を外してしまったせいでおそらく守備型捕手不足になりそう。よって菅野(G)をよみがえらせた手腕を買って。
23=周東(H)
世界をうならせた「タカの韋駄天」。今年から大幅に改善したもののまだ出塁率に不安アリ。それを打ち消す強烈な個性は選出に値するかと。
24=栗原(H)
ひいきチームが続いて恐縮だけど、ギータ不在の三番に定着し、今年は間違いなくキャリアハイ。怪我無く通年で出続けているのも評価。
25=サンタナ(S)
非常に競争が激しい背番号だけど、ここはやはりセリーグ唯一の三割打者を。「3割10本」と「2割20本」どっちがチームに貢献しているか?って話。
26=田中(F)
「宗教上の理由」で応援はしませんが、ホークス出身の選手が移籍先で活躍するのは非常に嬉しい。
27=中村(S)
レギュラー級捕手が多く着ける番号だけど、今年は全員「帯に短し襷に長し」という印象。その中でも比較的通年活躍しているので。
28=床田(C)
好調なカープ投手陣の中で、二年連続二桁勝っているのは床田だけ。
29=グリフィン(G)
セリーグの外国人先発投手の中では屈指の安定感。
30=郡司(F)
移籍して大ブレイク。「チュニドラを出る喜び」。
31=太田(B)
結果的に辞退したもののオールスターに初選出。潜在能力は高め。親がほぼ二軍生活だったのでほとんど知られていないが、実は二世選手。
32=佐藤(M)
リーグどころかNPB屈指の「打てる捕手」。某野球漫画の登場人物と同姓同名(漢字違い)でポジションも一緒というのだけが話題だったが、今季大ブレイク。
33=菊池(C)
説明不要の「セカンド守備の神」。大ベテランになり代名詞のGG賞も他者に譲るようになった現状でも、まだここに挙げなければならないという状況はあまりいいものでもないが……。
34=田口(S)
お世辞にも今年の成績に満足しているわけではないが、甲斐野(L)の離脱によってほぼ消去法。「広報部長」としての貢献度は大。あとはピッチングの安定感を。
35=モイネロ(H)
才木(T)の安定感も同じレベルではあるが、やはりここはホークスファンということで何卒ご容赦を(汗)。
36=塹江(C)
現状、坂本(M)との二択だが、1点台の防御率と39試合(8月19日現在)投げて一本も被弾していない安定感を買って。
37=野間(C)
たまたまカープが並んでしまったが、同番号で唯一不動のレギュラーなのだから当然。西川(B)の穴は完全に埋まった。
38=髙部(M)
ケガから復帰し、規定未満なものの三割越えの打率。このまま出場し続けて、どこまで成績を伸ばせるか。
39=エスパーダ(S)
正直信頼に値する働きをしているわけではないが、現状同番号で一軍に定着しているのが彼だけという時点で。
40=セデーニョ(B)
事実上一択。不動とは言えないまでも、後半戦は完全にレギュラーとして定着。ただDHだけにもう少し打ってほしいところ。
41=村上(T)
正直去年の活躍は「フロックか?」と思ったこともあったが、そうでないことを実力で証明。今年は防御率の割に比較的勝ち運に恵まれていないのが気の毒ではあるが。
42=メルセデス(M)
かつては「忌み番」として多くのチームで空き番だったこの番号も、現在空き番にしているのは阪神のみ。相変わらず外国人が多いが、特にこのメルセデスとマチャド(B)、ヘルナンデス(G)の活躍は特筆すべき。
43=山本(S)
現状ボロボロのスワローズ救援陣において、屈指の安定感を誇る左腕。チーム事情で登板過多になっており、やや疲れが出てきたか?
44=大西(S)
同じくスワローズ救援陣を山本と二人で支える右腕。こちらも登板過多気味なので、他の中継ぎ陣の奮起を期待というか強制というか……。
45=森原(DB)
山崎が「炎上芸人」化し、三嶋が復調せず、エスコバーなきベイ救援陣のまさに救世主。あとはかつての「ササキ様」のように他チームに絶望感を与えてくれれば。
46=藤平(E)
かつてのドラ1が中継ぎでようやく開花。おそらく現状楽天中継ぎナンバーワンを鈴木翔と競う存在。やらかしてメキシコに飛ばされた二年前のドラ1の穴を完全に埋めた形に。
47=大関(H)
レジェンド工藤(L他)以来の伝統で左腕の多い番号。選出もこの大関と藤井(E)の両左腕の二択でかなり迷った。勝ち数は藤井が一つ上、防御率は大関が少し上、WHIPおよびQS率も大関が少し上。散々迷った挙句、「ホークス」&「地元出身」のアドバンテージで大関を選出。
48=今井(L)
今季ブレイク中のアドゥワ(C)、中継ぎで安定感抜群の藤井(H)と選択肢は多いものの、やはり悲惨なチーム事情の中、絶不調の先輩(コー・タカハシ)の尻拭いをしつつ、勝ち運に恵まれないながらも奪三振王に君臨する今井の姿を涙なしで見ることはできない……。
49=大竹(T)
バルドナード(G)との二択。去年ほどの勢いはないもののさすがの安定感。このまま攻略されなければ二年連続の二桁勝利、防御率二点台は十分可能だろう。前半戦中継ぎで無双状態だったバルドナードはチーム事情で抑えに回った途端攻略されてしまったのが惜しかった。
50=清水(D)
チュニドラの「報われない中継ぎ右腕カルテット」の一人。去年は「先発11敗カルテット」なる不名誉な存在があったが、今年の先発は「高橋宏斗無双状態」なのでそういう称号はつかない模様。ちなみに40試合以上投げて防御率0点台って尋常じゃない記録だからな。もっと評価してやってほしい。
51=宮崎(DB)
「51」というとどうしても「あのお方」のイメージが強いが、「ハマの安打製造機」が完全に自分のものにしています。年齢的にフル出場は難しくなっているが、毎年キッチリそれなりの打率を残しているのはすごい。
あと「あのお方」の影響で、各チームの「期待株」に与えられることが多いのも特徴。
52=末包(C)
実績だけなら益田(M)が圧倒的だが、ここ数年の不安定さを考えると、やはりブレイク寸前の鯉の四番に期待をかけたい。
53=水谷(F)
現役ドラフトを経て交流戦で大ブレイクし、レギュラーを確保。オールスターにも出場(これはハムファンによる組織票疑惑もあるが)。「逃した魚は大きい」という見方もあるけど、どちらにしてもホークスにいたままでは出番はなかったわけだし、これこそ現役ドラフトの醍醐味と喜んでおります。
54=藤嶋(D)
チュニドラの「報われない中継ぎ右腕カルテット」二人目。ホント、チームが強かったら間違いなく清水ともども「勝利の方程式」よ。新人開幕四連勝を達成した「ガチベイファン」石田(DB)と迷ったけど……。
あー、そういえば昨年オフに4年40億(NPB最高額)の契約をした元抑えの切り札がいましたね。今何やってるか知りませんが(呆)。
55=細川(D)
「令和の三冠王」との二択だが、今年に限っては間違いなく細川のほうが上。味方(ファン含む)からの信頼感と相手(ファン含む)に与える恐怖感が圧倒的に勝っている印象。
56=鈴木翔(E)
目立たないけどもしかしたら今年のパリーグ中継ぎナンバーワンかも。球団記録となる28試合連続無失点は圧巻。唯一の不満は「翔天」と書いて「そら」と読ませる名前の強引さだけ。
57=小川(M)
サードにコンバートされた中村奨吾の穴をひっそりと埋めて完全に「9番セカンド」に定着。規定にはわずかに足りていないが、2割5分(8月20日現在)の打率も悪くない。
58=梶原(DB)
昨年に引き続き夏に打撃開眼した「夏男」。このまま桑原を完全に押しのけるくらいになれば面白い。
59=平良(DB)
登板数こそ少ないが4回先発して3回QSの安定感は素晴らしい。
60=中村剛(L)
「おかわり君」改め「おかわりさん」。またの名を「二代目不惑の大砲」。
この人がいつまでもこういうところで名前を挙げられるようじゃダメなんだよ、マジで。
61=矢野(C)
もともと守備には定評があったけど、ようやくレギュラー定着。わかりやすく説明すると「菊池がショートを守ったのと同じ守備範囲」を誇る。そりゃ今年のカープが強いわけだよ。
62=海野(H)
とりあえず現時点では「毎試合ベンチに入っている」という点だけかな、評価できるのは。
63=関根(DB)
実は有名な出世番号だけど、今期は「ライバル不在」という印象かな。
個人的にはヘルナンデス(H)の健闘も評価したいけど。
64=田宮(F)
今期大ブレイクした「ゆあビーム」。「涼」を「あ」と読ませる名前の強引さには閉口するが、将来「4番キャッチャー」も狙えるポテンシャルはヤバい。大事に育ててほしい。
65=玉村(C)
現在首位を支えているローテ4本柱(大瀬良、床田、森下、九里)に続く「5番目の男」。さすがに来年は背番号も軽くなるかね?
66=万波(F)
村林(E)と迷いに迷ったが、正直ショートを選びすぎた感があり、僅差で選出。本塁打王を獲った昨年に比べると調子はイマイチのようだが、あの強肩はそれだけで銭が取れる。
67=中川(B)
ご存じ「最後のPL戦士」。たびたびあった背番号変更のチャンスを逃してしまったようなので、ここはまさに独擅場といったところ。
68=福永(D)
本職はセカンドのはずだが、チーム事情(および監督の迷采配)によりセカンド以外のあらゆるポジションを守らされる苦労人。
69=内(E)
またの名を「インナースタードラゴン」。今年から先発ローテに入り、怖い先輩もいなくなって、伸び伸びと野球をしている模様。
70=石原(E)
対象選手が四人ということでほぼ消去法ではあるが、一応今期は太田に続く第二捕手としてベンチしている点を買って。
71~89
この間、ほとんど監督orコーチの番号になるので、ほぼ消去法になる模様。選出する意味がないので略します。
90=松山(D)
チュニドラの「報われない中継ぎ右腕カルテット」三人目。結局勝野以外全員選出した形に。ただ対象選手は三人だけど、今期の活躍ぶりは消去法ではないです。念のため。
91=堀田(G)
対象選手は三人。実際のところ、堀田とメヒア(D)の二択。
レベル的にはほぼ変わらないが、メヒアにすると三人チュニドラが並んでしまうので……(汗)
92=マルティネス(D)
コールされたときの相手チームに与える絶望感は随一。名前にちなんで92を着ける国吉(M)も頑張っているが、さすがに格が違うか。
93=吉田(M)
完全に消去法で申し訳ないが、密かに育成→支配下昇格を嬉しく思っている一人。
94=原口(T)
「代打の切り札」としては少々物足りないけど、大病を克服した生き様も含めて応援中。帝京魂。
95=才木(B)
才木(T)と血縁関係はないはず。消去法ではあるが、育成出身で一軍で登板しているので……。
96=中村奨(C)
「俺、中村奨成だけど知ってる?」
でお馴染みの、歩く「中村奨吾」に対する風評被害。
対象選手が三人で、高島(B)も中継ぎで頑張ってはいるが、同じチームから三人続くのもねぇ……というわけで消去法。
97=古田島(B)
不調のチームにあって防御率0点台を誇るブルペンの救世主。
98=京田(DB)
通称「バトルフェイス」。チュニドラを出る喜び。森林コンビに柴田、大和と明らかに競争が激しくなっているのに、移籍前より幸せそうなのが印象的。
99=ソト(M)
バーモーネフタリ バーモーネフタリ
オーオオオオオオー ソ!ト!
(※繰り返し)
ラーラーララララ ラーラーララララ
ラーラーララララー ソ!ト!
(※繰り返し)
選出選手でオーダーを組んでみた
8 丸(G)
7 近藤(H)
D サンタナ(S)
4 牧(DB)
9 万波(F)
3 ソト(M)
5 中村剛(L)
2 森(B)
6 矢野(C)
1 高橋宏(D)
相変わらず各チームから可能な限りバランスよく配置しようと思ったら、「25」でサンタナを選んだ弊害で岡本(G)、石川昂(D)が外れ、「55」で細川を選んだ弊害で村上(S)が外れたため、サードが思わぬ人材難に。同じく「2」で吉川尚(G)を外してしまったため、セカンドに牧を入れるしかなく、宮崎(DB)を泣く泣く外した結果、サードがおかわりさんになりました。「100%オールスター」を簡単に組めたらつまらないし、これくらいの縛りがあったほうがゲーム性があっていいと開き直り。
結果、割を食ったタイガース、イーグルスについては申し訳ないとしか。
チーム別人数集計
最後に、00~99(71~89は除外)までで、各チーム何人ずつ選んだか、まとめてみます。本当に実際に数えてみるまでわからない(汗)。「選出ゼロ」の危惧もあったチュニドラが、中継ぎ投手の大量選出で予想外に増えていたりしたので……。総計82人です。
B=7
M=8
H=9
E=5
L=3
F=5
T=5
C=11
DB=8
G=5
S=9
D=7
これは予想外。まさかのカープがトップ。これは「俺、中村奨成だけど知ってる?」がガチで蛇足だったくさい(汗)。
ライオンズが少ないのは今年の成績優先だから想定内としても、タイガースとジャイアンツが少ないのは少々割を食った印象かな。
ま、これも軽い遊びですので……。異論反論受け付けます──というよりも、他人の意見に異論を挟んでいる暇があったら、自分でやってみてください。なかなか面白いですよ。
次回こそ「背番号の話8番」を更新したい。
