『ミカクテイ事件の観測者-Demons' Timeline-』推理特化型ゲーム!良し悪しあり!※ネタバレなし
【ゲーム概要】
・ジャンル :SNSパズル推理アドベンチャーゲーム
・プレイ媒体:PC(steam)
・プレイ時間:8時間程度
・金額 :1,300円
【ストーリー】
主人公のLは、部屋から一歩も出ずにSNSのタイムラインを使って事件を解決する”ネット探偵"を自称している。
Lは超常的な能力を持つ人間を<アクマ>。アクマが引き起こす怪事件<パラドクス>と命名していた。
捜査の相棒であり、<アクマ>の一人である箱内にゃすてりあとともに、パラドクスを解き明かしていく。
【システム】
SNSのパロッターを使用して、パロート(ツイートのこと)された情報をもとに誰がどのアカウントなのかと、事件の謎について解き明かしていく。
容疑者たちにはそれぞれ表アカウントと裏アカウントを持っており、各人物たちのアカウントを特定することによって怪しい人物を限定していくというシステム。
イメージとしては『都市伝説解体センター』のSNS調査の難易度をめちゃくちゃ上げたゲームっていう感じ。
【全体的な感想】
個人的には好きだったが、万人受けはしないかなと思った。
このゲームは謎解きパズルという点にかなり注力されており、その点については本当に楽しむことができた。
それ以外の部分、特にストーリー面では不満に思ったり、物足りなく思うところもあった。
インディーズゲームならではの尖ったゲームだったと思う。
【良かった点】
・謎解きパズルが気持ちいい
上記の通り、謎解きパズルは本当に楽しかった。
パロッターのいろんな要素を総合的に考えないとキャラクターの特定ができず、さまざまな角度から情報を集める必要があった。
とくに中盤から終盤にかけては、見るべき点がより増えていくので情報処理にかなり苦労させられた。
だが、その分アカウントの特定が完了したときには、とてもスッキリとした気持ちになれた。
・SNSの描写がリアル
SNSの解像度が高くて、リアリティがすごかった。
個人的には<「男がすべて悪い!」と主張しているフェミニスト VS それに過剰に噛みつく非正規男性>という構図が現実にもあるこの世の地獄過ぎて乾いた笑いがでた。
それ以外にも「こういうのあるよねー」というパロートが多くて、眺めているだけで割と面白かった。
・エンディングのメッセージ性
エンディングからエンドロールはかなり印象的だった。
なんというかSNSが最早生活の一部に溶け込んでいる現代社会への啓発というか、SNSの良い面と悪い面をうまく表現されていたと思う。
この点についてはあまり書けないので、気になったらぜひプレイしてほしい。
【不満に思った点】
・<アクマ>の存在が控えめ
超能力者である<アクマ>についてもう少し前面に出てきてもよかったのではないかと思う。
出てこないことはないのだが、どちらかというとサブ要素でもう少しアクマ中心でストーリーが展開されてもよかったのではと思う。
特にSNSの調査については正直アクマの要素がなくても成立してしまっているので、「誰がアクマで、どんな能力なのか?」みたいなところまで自力で追求できるような展開だったら、もっと楽しめたかもしれない。
アクマの設定自体はとても面白いと思ったので、ちょっともったいなさを感じた。
・終盤の展開がよくわからない
終盤にはこの物語の核心が判明するのだが、それが唐突に難しい内容の説明がされるのでちょっと混乱した。
まぁ、作中でちょくちょく関連する単語などは出てきていたのだが、ストーリー上でそこまで重要視されていたものではなかったので、急にストーリーの中心に出てきたような感じだった。
文章を読んで、自分の中で咀嚼すれば理解できる内容ではあったのだが、正直納得感はあまりないように感じてしまった。
【まとめ】
インディーズゲームならではの尖ったゲームだった。
推理パズルやSNSという面はかなり力を入れて作られていたのを感じた。
筆者はもともと謎解き系をプレイすることがあったので、その点においてかなり楽しむことができた。
ストーリーについては納得感は薄いように感じたため、物語体験を楽しみたいという方にはあまり向かないゲームかもしれない。
逆に謎解きや推理を楽しみたい方はかなり熱中できるゲームだと思われる。
【関連URL】
・steamストアページ
