【noteでBL】DM先生の次回作にご期待下さい【あとがき記事】
はじめに
第18弾noteでBLこと変則企画。
こちらは企画作品読了後前提でのあとがき記事になります。
ご企画↓
参加作品↓
本文文字数、3,114字。
あとがき記事(この記事)の方が文字数多いってどういうこっちゃ。
執筆過程
ネタ出し〜迷走〜
今回の変則お題は、「ふと、振り向くとそこには」で始まる回想無しのお話。
回想無しということは、この振り向くは動作としての振り向く。「そこには、◯◯がいた。(あった)」と続くのが自然かなと感じたので、では何がいたらストーリー性が出るだろう、と。
オバケ? 虫? スミコさん?
いつぞやのフライングパンツの時のように、「オバケや虫がいたら」で反応集作るのも面白そうだなぁとか思いつつも、シンプルに恋のお相手である誰それがいた、も良いじゃない。
最初に思いついたのは、創作歴史ブロマンスとファンタジー戦記ものでした。
TALESで書いた忍者ものと、腹ペコクールビューティー参謀官のやつ。
最近知りましたが、偽史ものと呼ぶそうな。和と洋揃っちゃった。
でもこれ、どっちも思わせぶりなオッサン←クールビューティーもどき←青春引きずった若造の三角関係やんけ。性癖が露骨。
ここで、せっかくなので今まで書いたことがないジャンルに挑むのも良いかな〜、と軽く考えたのがアカンかった。
異世界転移、ミステリー、バンドもの、AI、日本昔話、etc。前回のnoteでBL参加作品様を参考にしただけでも出るわ出るわ、ちょっとBLの懐の広さ半端ないっすわ。
更に今回のお題、もしかしなくても普段以上に自由度高いな? お題無しなど自由度が高すぎるとかえって書けなくなるコノヤマ、まぁ迷走しましたとも。
あらすじを考える〜没ラッシュ〜
これはもうきりが無い。深追いしても底なし沼にハマるのみだと悟った以上、初志貫徹で行こう。
となると、問題は二つのネタのどちらを選ぶか。どちらも既出作品なので、キャラクターはこのまま使える。
そこで、同時進行であらすじを考えてみる事に。
精密なプロットなんて書ける気がしないので、簡易プロット代わりです。
なんか、前回のnoteでBLではやけにあらすじが褒められていた記憶があるので、今回も気合いが入る。
余談ですが、この時点での仮タイトルは『三歩下がって頸椎狙う』と『悪役小隊の休日』。
いつぞやのアオハルボーイズの件といい、私のネーミングセンスはすぐどっか行く。今頃はニューカレドニアか? シアトルか?
こうしてざっくりとしたあらすじが完成した訳ですが、はて困った。なんかしっくりこない。
忍者ものの方は、敗因も明確でした。圧倒的知識不足……!
忍者といえば『忍たま乱太郎』及び『落第忍者乱太郎』というタイプのオタクなので、当然とばかりに室町時代後期設定にしたのですが、落乱って小学生も読むギャグ漫画じゃないですか。資料としては落第どころか一流、と主張したいものの、閨とか房中術とか、そっち方面の知識はカットされてる訳でして。ビジュアルとしては思い浮かぶのに、名称が分からん〜。真剣なラブシーンで「なんかのれんみたいなやつ」とか書くわけにもいかないし(当たり前だ)、これは今後の課題ですね。
一方で、いつの間にかイートビューティーなる異名まで頂いた参謀官。こっちはファンタジーと合って、ほぼ私の妄想力次第の世界。
こっちは1,000字ちょっとまで楽しく進みました。
新キャラの後輩くんや、今まであまり出番の無かった隊長もしっかり登場し、群像劇めいた話。
ただね、ちょっと楽しみ過ぎたといいますかね。
ちょっとだけ、お下品になっちゃって。
これ、エロ同人だったら3◯とかしだす奴だよ〜!
noteでBLは良いとして、noteで破廉恥はあかん。
書き直しにしても、ある意味完成されていて、下手にいじると諸々崩れかねない。そんな訳で、これも泣く泣く没に。
DM先生がやってくれました〜愉悦部かハピエン厨か、仁義なき戦い〜
この時点でもう三月。困った。
ある程度ネタさえ定まっていれば、まだ慌てる時間ではない。だがしかし、ネタがなければ進めようもないのである。
そんなある晩、夢を見た。
私の語り企画回や、ネタ語り的な投稿にも目を通して下さった方ならご存知かもしれないが、私は眠っている時、ちょくちょく「それなんてBL?」と言いたくなる夢を見る。noteでBLの過去作だと、駒澤くんや駿河くん達の元ネタとかですね。
私はこれを「脳内ドリームメーカー先生の犯行」と呼んでいる。
閑話休題、夢に出てきたのは兄弟だった。
夢の中では双子で、更に妹ちゃんもいたけれど、似てない兄弟というのはこの時点で既にそうだった。赤の他人より似てないと言われて育ったけど本当に他人だった、というあらすじの夢。
ーーこれ、ちょうど書けるんじゃない?
試しに冒頭を書き出してみたら、しっくり来る。
夢の時点では曖昧だった細部も、もりもり湧いてくる。
双子を兄弟としたのは、過去作とのネタ被りを避けたのと、年齢差のある方が「兄ちゃんだから」という自己認識に説得力があるから。妹ちゃんをカットしたのは、第一にBLじゃなくて家族の話になりそうだったから。
第二に、近親三角関係はもういいや、という裏事情。今年も開催が発表されました創作大賞、これ用に温めてるお話がバリバリ近親相姦な多角関係ものでして。不穏もメリバもイケる口だけど、苦味ばっかだと甘いものも欲しくなるでしょ? ワタシャ、基本はハピエン派なんだよ〜!
こうして、ラブラブハッピーを目指して書き上げたこの作品。
裏で同時進行していた不穏め作品の影響か、というか、DM先生の原案の時点で切なさがカルピス原液の如き濃さだったので、中和しきれなかった感はありますね。平成のおかんが出す、夏休みのカルピスレベルの薄さを目指したのですが。
キャラクターについて
名前〜ほんのり異世界転生とご両親の愛〜
こうた、せいじ兄弟。
漢字だと幸太と誠二。
異世界転生もので「欧州風世界でもいるかもしれないけど、日本人過ぎて他の転生者にはすぐバレそうな名前」を考えていた時に出た名前を再利用しました。そっちだとコータ、セージ明記。
苗字は山田。某三國志ゲームの如く「ヤマダァァアァ!」と叫ばれて欲しかった。
詳細は語らなかった設定としては、こうた君は育ててくれたご両親の共通の友人夫妻の子。
きっと友人夫婦が事故か災害で亡くなって、当時赤ちゃんだった息子さんだけ助かったんだろうな。その子を引き取った後に実子も産まれて、でも引き取った子も我が子だから、君は次男坊だねって『誠二』と名付けたんだろうね。ご両親良い人。意地でもハッピーエンドにする気満々な設定である。
後から「実はお父さん同士も……」てな裏設定があってもエモかったな〜と思ったりしたけど、完全に蛇足なので黙りますハイ。
ビジュアル〜体格には癖が出る〜
ビジュアルは、夢では三白眼だったって記憶しかないです。三白眼、良いよね。採用。
お兄ちゃんの方はとにかく弟と似てない、の一点重視で決定。結果、見た目チャラいけど中身はお兄ちゃんってギャップの人になりました。
また、受けの方が背は高いけど、攻めの方が体重は重い、という部分もコノヤマの趣味。作中ではヒョロいと言われてるお兄ちゃんだけど、弟と比較したらであって、標準から細マッチョ寄りだと思う。一番女子受けしそうな体型。ガタイ良い同士のCPも好き。
どうにもBLだと、「この受、本気で嫌だったら抵抗出来るのに、あえて受容してくれてるんだろうな」って要素がツボらしい。対等感というのかな。主従関係など立場的には抗えない場合でも、本気でええ加減にせいよとなったらクーデター起こされそう。血の気が多いよ当キャラクター。
「過去回帰、回想なし」について
一応、思い出話程度ならOKらしいので、セーフと言い張っておきます。
自由度高いとは言ったけど、これが結構難しい。
ここで思い出すのは、昔読んだ小説の書き方の本にあった「説明文ではなく、エピソードで示せ」というお言葉。
例えば「彼は気さくな男」で済ますのではなく、「帰り道の交差点で一緒に帰ろうと声をかけてくれた」と具体的エピソードを入れろ、みたいな発想ですね。このエピソードを「ただし現在進行系のみで示せ」としたのが、今回のnoteでBL。
そもそも、キャラクター同士の関係性ってイコール今まで積み上げてきた過去ですからね。これこれこういう事があって今こうなってますよ、という因果関係。
完全な初対面同士の出会いのシーンだとしても、初めて会う相手に好意なり嫌悪感なりを感じるには、過去の経験から来る法則がある。先入観と言ってもいいので、それが崩れていくのも王道だけど、現在進行系で書くのは長編向けかな。
そう、短編は「詳細は省くが結果として」の宝庫なのである。匂わせくらいがちょうど良い。
これがもっと短くショートショートだったら、即オチ2コマのようにビフォーアフターのみ提示して「どうしてそうなった」の落差を楽しむのも良かったかもしれない。
マガジン
今回の二人は完全に新作なので、関連作品はありません。
noteでBLなどの過去参加作品まとめはこちら↓
おわりに
ここまで目を通して下さって、ありがとうございます。
「バンバン没出たってどうにかなるもんやで」とか、「小説における回想の役割ってこういう要素もあるのか」とか、小説を書くにあたってほんの少しでも手助けに慣れたなら幸いです。
お付き合い、ありがとうございました。
