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「Mリーグ機構」への要望書/   文・森山茂和(日本プロ麻雀連盟会長)

先日、来期の「Mリーグ(2026-27シーズン)」のスケジュールについてご説明を受けました。「Mリーグ」も9期目を迎え、発展と共に新たな課題も見つかっていると思います。プロ麻雀界の運営に関して現役最年長者として今後の麻雀界の発展を祈り「Mリーグ」に関して以下の提言をさせて頂きました。

①日程について
 以前から、開催期間の短縮は要望しておりました。来期の日程に関してご相談があり、3週間の期間短縮のご提案がありました。しかし、9月の開幕2週目から1月まで、5か月間ずっと「2卓同時開催」となっており、各チームのレギュラーシーズン試合数が120試合から132試合へと増加する案でした。
 昨シーズンの、木曜日と金曜日の「2卓同時開催」は、土日に各プロ団体の公式戦も多々あり、時として、連闘になるような厳しい日程でもありました。
 来期、月曜日と火曜日も「2卓同時開催」となると、プロ連盟の最高峰の公式戦である「鳳凰戦A1リーグ」が水曜開催をメインになっている関係で、さらに厳しいスケジュールとなります。選手によっては、火曜日など他の曜日が公式リーグ戦となるスケジュールもあります。
 「Mリーグ」や公式戦、各種放送対局の年間スケジュールを俯瞰して見ても過密スケジュールであることは否めません。プロ連盟を預かる者として、選手の立場に立って選手が健全に活動出来る環境を整える必要性を感じています。この事は全ての団体にも共通の課題であると考えます。
 「Mリーグ」はスタートした時は7チームで、10月に始まり3月末に終わるスケジュールでした。その後、チーム数も増え、対戦数も増加し、5月まで延長されていますが、スケジュールには限界があります。
 まず提案したいのは、チームごとの試合数の削減です。期間は短縮されましたが、来期予定の1月までの全日「2卓同時開催」は厳しいです。
 このスケジュールに関して「Mリーグ」理事会の中で選手の健康や公式戦との調和を考慮して審議頂きたいと切に要望申し上げます。

②麻雀クロックの導入について
 「Mリーグ」の対局時間の長さの改善を図って頂きたいと考えております。
 無駄な長考やスロープレーは他の3人に負荷をかけます。時間を浪費する事により、必要以上の集中力の継続を必要とし、大きな心身の負担となります。これを解消するだけで選手の負担は大幅に軽減されると考えられます。放送時間の短縮は視聴者にとってもプラスになり、何よりも選手が心身ともに救われます。
 時間短縮の為に「麻雀クロック」の導入をお願いしたいと考えます。「麻雀最強戦」で使われており実績は確認されています。

③公式戦前日の負担軽減について
 公式戦前日の負担軽減も提案いたします。基本的に公式戦の前日は休養日とするか、せめて1試合目の出場だけに制限して頂きたいと考えております。

④サイコロの使用について
 最後にプロ連盟としてお願いしたいのは、サイコロを振って頂きたいということです。
 プロ連盟の競技規定には「サイコロを振る」とあります。麻雀とは本来、サイコロを振る競技なのです。自動配牌卓は、次局のドラとツモが常に1パターンしかありませんが、サイコロを振れば、配牌は同じでもドラとツモが変わり、一次元世界からの広がりも生まれます。
 この度、6月から7月にかけて「Mリーグ」と「WRC(世界麻雀)」のコラボイベントとして「アメリカ麻雀ツアー」が開催されました。ラスベガスでもニューヨークでも大盛況でした。日本のリーチ麻雀は世界的な拡がりを見せ、世界中の麻雀でサイコロが使われているのが現状です。「WRC」でもサイコロ使用をルールとしています。将来的に「Mリーグ」もサイコロの使用をお願いしたいと思います。

 私は連盟の会長ではありますが、プロ麻雀界全体のことを憂慮し、僭越ながら要望書を出させていただきました。
 少しでも良いお返事がいただけることを切に希望しております。

日本プロ麻雀連盟 会長 森山茂和

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