自分の金ではないから痛まないのか――ジム・ロジャーズの警告と、総忖度社会が黙殺する「庶民の困窮」

自分の金ではないから痛まないのか――ジム・ロジャーズの警告と、総忖度社会が黙殺する「庶民の困窮」
「毎日、物価がつらい」
これが、いまの日本を生きる庶民の偽らざる悲鳴である。日経平均がいくら最高値を更新しようとも、足元の生活が「貧民窟」へと向かうような恐怖を覚えるのは、決して気のせいではない。経済の歪みは、もはや限界に達している。
世界的な投資家ジム・ロジャーズ氏は、自国通貨の価値下落がもたらす「長期的な痛み」を冷徹に警告した。しかし、日本の政権や日銀、そしてこれに追従するメディアは、その海外からの警告を完全に無視している。これこそが今、最大の大問題だ。
なぜ、これほどまでに破局的な政策が平然と続けられ、まっとうな説明すらなされないのか。理由はシンプルである。
**「いくら自己防衛しても、自分の金でない人たちが勝手にやっているから」だ。**
政策を決定する側、そしてそれを擁護する有識者たちには、身を切るような当事者意識が決定的に欠落している。他人の金、国民の資産を原資にして紙幣を刷り、国債を買い支えるだけの歪んだゲーム。そこには「何も考えていない」に等しい思考停止と、前例踏襲の不作為しかない。この政権は、一体破局を避けたいのか、それとも破局へ向かっていることすら気づかないほど鈍感なのか。
さらに深刻なのは、この異常事態を監視すべきマスコミ、メディア、評論家が「すべて総忖度」で回っている現実だ。都合の悪い海外の客観的視点や、破綻のリスクを告発する公的事実が目の前にあっても、彼らは綺麗に「黙殺」を決め込む。昔からこの国に根深く残る、権力や空気に阿(おもね)る悪しき性質が、言論空間を完全に麻痺させている。
身内の忖度だけで現実を塗り替えられると思ったら大間違いだ。世界から見捨てられつつある日本円の価値と、日々の生活の苦しさは、小手先の数字や言い訳で隠せるものではない。
心地よい嘘に耳を傾ける時間は終わった。いま私たちに求められているのは、この総忖度の空気を跳ね除け、外からの冷徹な批判を直視し、一人ひとりが本質的な問いを「引き出す(Education)」ことだ。自分の身を守るため、そしてこの国のガバナンス不全をこれ以上見過ごさないために、私たちは忖度なき言葉を発し続けなければならない。
#経済 #円安 #物価高 #庶民の叫び #ジムロジャーズ #アベノミクス #メディアのあり方 #総忖度 #ガバナンス欠如 #説明責任 #不作為 #Education

いいなと思ったら応援しよう!