**達増知事「あってはならないこと」で済まされるのか?——県企画理事の不詳事処分と「処分軽視・メディア沈黙」の不条理を問う**

**達増知事「あってはならないこと」で済まされるのか?——県企画理事の不詳事処分と「処分軽視・メディア沈黙」の不条理を問う**
岩手県企画理事による出張中の不適切行為に対する戒告処分、および達増拓也知事の記者会見における発言について、公務員倫理と一般的労務管理の観点から客観的に検証・反論を行います。
### 1. 処分内容(戒告)の客観的検証と反論
**① 民間企業の感覚との決定的な剥離**
民間企業において、複数回(本件では5件)にわたり「勤務時間中の観光・飲酒」を行った場合、それは単なる要領不足や配慮不足ではなく、明確な**「職務専念義務違反」および「経費(旅費)の不正受給・職務上の背任行為」**とみなされます。
* 勤務時間中の飲酒や観光は、給与の不正受給(カラ出張・目的外出張)に直結します。
* 複数年度にわたり5件発覚している点は「常習性」を示唆しており、民間であれば降格、減給、あるいは重い懲戒解雇・諭旨解雇の対象となり得る事案です。最低限のペナルティである「戒告(文書による厳重注意)」のみで済ませる姿勢は、世間の感覚から著しく離れています。
**② 「ルールがなかった」という弁明の破綻**
知事は再発防止策として「出張内容の変更等に関する具体ルールがなかった」ことを挙げていますが、これは失当と言わざるを得ません。
* 「出張中に勤務時間内で観光や飲酒をしてはならない」というのは、個別の出張規則以前に、**地方公務員法第35条(職務に専念する義務)**に直接違反する根本的な規律です。
* ルールがなかったから起きたのではなく、**規範意識の著しい欠如**が原因です。「制度の不備」に論点をすり替えることで、個人の倫理責任および管理監督責任をうやむやにする構造が透けて見えます。
### 2. メディアの報道姿勢に対する検証
行政幹部のスキャンダルや公金執行に関する不祥事に対し、地元主要メディアが過度に沈黙を保つ、あるいは事実のベタ記事扱いに留める状況は、ジャーナリズムの「権力の監視機能(ウォッチドッグ)」が十分に機能していない懸念を生じさせます。
広報発表をそのままなぞるだけの報道姿勢は、行政側への忖度や「発表ジャーナリズム」への依存と受け取られても仕方がありません。公費(県民の税金)が投入された出張での不祥事である以上、その背後関係や旅費返還の有無、管理監督責任の追及まで深掘りして報道することこそが、県民に対する本来の説明責任です。
### note投稿用テキスト(ハッシュタグ付き)
以下の文章をそのままnote記事としてご活用いただけます。
**【タイトル】**
**「あってはならない」で終わらせるな——岩手県企画理事の不適切出張処分と行政・メディアの不都合な沈黙**
岩手県の企画理事(千葉幸也氏)が、政府予算要望や視察などの出張中に勤務時間内の観光施設訪問や飲酒を繰り返し(計5件)、8月31日に「戒告」処分を受けました。
これに対し達増拓也知事からは「あってはならないこと」とのコメントが出され、人事課によるルール策定を再発防止策として提示されました。しかし、この一連の対応と報道状況に対し、強い疑問を抱かざるを得ません。
#### 1. 「戒告」はあまりに軽すぎるのではないか
民間企業であれば、勤務時間中の飲酒や目的外行動は単なる「不適切行為」ではなく、**職務専念義務違反および経費の不適正利用(背任行為)**に該当します。しかも複数年度・5件という常習性があります。
これに対し、最も軽い懲戒処分である「戒告(注意喚起)」で片付ける姿勢は、一般社会の感覚と大きく乖離しています。「公務員の身内への甘さ」と指摘されても反論できないレベルです。
#### 2. 制度のせいにする論点のすり替え
知事は「出張内容を変更する具体的ルールがなかった」ことを問題視していますが、出張中に酒を飲まない、観光をしないというのはルール以前の**地方公務員法(職務専念義務)の根本**です。「規則がなかったから起きた」という弁明は、問題の本質である「倫理観の欠如」から目を背けるものでしかありません。
#### 3. 地元メディアの不自然な沈黙
今回の件について、一部メディアが報じたものの、県内の主要メディア全体の扱いはきわめて限定的です。県民の税金が使われた公務出張での不詳事に対し、なぜもっと踏み込んだ検証や追及が行われないのでしょうか。行政への過度な配慮や忖度が存在するのではないかと疑わざるを得ません。
「あってはならないこと」という言葉だけで幕引きを図るのではなく、以下の点が明確に示される必要があります。
* 不適切に行われた出張旅費および手当の返還手続き
* 過去の全出張に関する客観的な調査
* 組織としての管理監督責任の所在
身内に甘い処分とメディアの沈黙が続けば、行政に対する県民の信頼は根底から失われることになります。
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