パート39 ~3人目を出産するまで~
3人目の出産はあの病気が流行していた最中でした。
それはそれは厳重に管理され、主人は病院へ同行して診察をうけることすら許されませんでした。
帝王切開での3度目の出産。
主治医から、出産間近になると診察の度に聞かれていることがありました。
それは「卵管結紮はしますか?」
初めて聞くその言葉に私は戸惑いました。
「それはどういう・・??」
そんな私に先生は優しく答えてくれました。
「帝王切開を何度もするとね、子宮は弱っていくんだよ。何度も同じところを切るとそれだけ子宮破裂のリスクも大きくなる。だから、3人くらいを目処に卵管結紮といってね、卵管を縛って妊娠しない身体にするということなんだよ。」
その話を聞いて私は何も答えられずにいました。
「別にね、絶対じゃないんだよ。ただ、子宮は薄くなってくるとさっきも話したように子宮破裂のリスクが高まる。母子の安全が第一だからご主人と相談して決めてね。」
初めて聞いた日の帰り道、主人に話したらなんて答えるかな。と少し不安な気持ちでいました。
主人に今日の話をすると
「チャンの身体のことを考えると卵管結紮はするべきなんだと思う。ただ、またもう一人欲しいと望んだときにその選択すらできなくなってしまうのなら、それはとても残念なことだよね。」
「どうしよう・・。私決めきれない・・。先生は決めたら教えてねって言っていたけどまだ決められない・・。」
そんな会話を幾度となく繰り返していました。
出産前最後の検診の日。
先生はいつものように私に聞きました。
「ついに来週出産だけど、
どうするのかきめられたかな?」
「先生、ごめんなさい、
まだ私も主人も決められていなくて。」
「それなら当日までまだ時間はあるから、
残りの時間でどうするかゆっくり決めるといいよ。」
優しく言われればいわれるほど悩む私と主人。
「どうしよう・・あと数日なのに・・。」
すると主人が驚く発言をするのです。
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~夫婦で出した結論〜
