玉川学園小学部|小学校受験の傾向と対策を徹底解説【2027年度入試対応】
玉川学園小学部を志望されている保護者の皆さま。
玉川学園小学部は、東京都町田市玉川学園に位置する、全人教育を理念とした共学の私立小学校です。1929年(昭和4年)に教育者・小原國芳によって創立され、「全人教育」「個性尊重」「自学自律」「能率高き教育」「学的根拠に立てる教育」「自然の尊重」「師弟間の温情」「労作教育」「反対の合一」「第一人者を目指す教育」という12の教育信条のもと、幼稚部から大学院までを擁する一大教育コミュニティ「K-16一貫教育」を展開しています。
「玉川学園の入試ってどんな内容?」「個別口頭試問ではどんなことを聞かれるの?」「面接では何を見られる?」「IBクラスと一般クラスの違いは?」——玉川学園小学部の受験を考え始めると、こうした疑問が次々と湧いてくるのではないでしょうか。
玉川学園小学部の入試は、面接・個別口頭試問・行動観察・運動テストで構成され、特に個別口頭試問では、知識だけでなく考える過程や表現力が丁寧に観察されます。広大なキャンパスに広がる自然豊かな環境での「本物に触れる教育」を重視する学校の理念が、入試にも色濃く反映されています。
この記事では、玉川学園小学部の教育理念や入試の全体像を整理した上で、全144ページにわたる小学校受験対策ガイドの内容をご紹介します。
玉川学園小学部の特色と教育理念
「全人教育」——小原國芳の教育思想
玉川学園の教育の柱は、創立者・小原國芳が提唱した「全人教育」です。学問だけでなく、道徳・芸術・宗教・身体・生活の六分野をバランスよく育むことを目指す教育思想で、知・徳・体・情・愛を備えた「全き人間」の育成を理念としています。
教育信条の中でも特に有名な「労作教育」では、自分の手と身体を使って実際に作業し、汗を流す中で得られる学びの価値を重んじます。畑作業、木工、染色、書道——多彩な体験を通じて、子どもたちは「自ら学び、自ら考え、自ら行動する力」を身につけていきます。
国際バカロレア(IB)と一般クラスの選択肢
玉川学園小学部の特徴の一つに、国際バカロレア(IB)プログラムを取り入れた「IBクラス」と、日本の伝統的なカリキュラムを基盤とする「一般クラス」が併設されている点があります。IBクラスは英語・探究を中心とした国際的なカリキュラムで、グローバルな視野を持つ子どもの育成を目指しています。
一般クラスでも、玉川学園独自の探究型学習や体験学習が豊富に組み込まれており、両クラスとも全人教育の理念を共有しています。受験の段階では、ご家庭の方針とお子さまの個性に応じて、いずれのクラスを志望するかを検討することになります。
K-16一貫教育と広大なキャンパス
玉川学園は、幼稚部から大学院まで、同じ町田のキャンパス内に揃う「K-16一貫教育」を実現しています。約61万平方メートルという広大な敷地に、緑豊かな自然、農場、林、図書館、博物館、体育施設などが点在し、子どもたちは18年間にわたって同じ環境で学び育つことができます。
小学部の卒業後は、玉川学園中学部・高等部、玉川大学への内部進学の道が開かれており、安定した学びの環境が約束されています。
入試の全体像
募集人員と倍率
玉川学園小学部の募集人員は男女計約124名(一般クラス・IBクラス合計)です。倍率は例年約1.5〜2倍で推移しており、玉川幼稚部からの内部進学者を含めての構成となります。複数回入試を実施しているため、ご家庭の事情に合わせた受験計画が立てやすいのも特徴です。
選考の流れ
玉川学園小学部の入試は、以下の4つで構成されています。
1. 親子面接 両親と志願者本人での面接が行われます。志望動機、家庭の教育方針、玉川学園の全人教育への理解、お子さまの長所や日常の様子などが幅広く問われます。IBクラス志望の場合は、その理由も丁寧に確認されます。
2. 個別口頭試問 お子さま一人にテスターが向き合い、口頭での質問や具体物を使った課題が出されます。知識を測るだけでなく、「どう考えたか」「どう表現するか」というプロセスが丁寧に見られます。
3. 行動観察(集団活動観察) グループでの活動を通じて、協調性、お友だちとの関わり方、ルールを守る姿勢が評価されます。
4. 運動テスト 基本的な運動能力と、指示を聞いて動く力が見られます。一生懸命取り組む姿勢も評価のポイントです。
対策の方向性
個別口頭試問対策——「考える過程」と「表現力」
玉川学園の入試で最も特徴的なのが、個別口頭試問です。ペーパーで答えを書くのとは異なり、テスターと向き合いながら、自分の考えを言葉で説明する力が求められます。
日頃から「なぜそう思うのか」を言葉にする習慣をつけ、絵本を読んだあとに感想を話したり、出来事を順序立てて説明したりする練習を積み重ねることが大切です。
行動観察・運動テスト——「自ら学び、自ら行動する子ども」を育てる
玉川学園が求めているのは、知識の詰め込みではなく、「自ら学び、自ら考え、自ら行動できる子ども」です。広大な自然の中で、体験を通じて学ぶ喜びを知り、仲間と協力して物事に取り組む——そうした日常の積み重ねが、入試で問われる力の土台になります。
家庭でも、お子さまが自分で考えて行動する場面を意識的に作り、結果ではなく過程を褒める姿勢を大切にしましょう。
面接対策——全人教育への共感を伝える
面接では、玉川学園の「全人教育」「労作教育」「自学自律」といった教育信条への共感を、自分の言葉で語ることが求められます。ご家庭の教育方針が玉川学園の理念とどう重なるかを、具体的なエピソードを交えて説明できるよう準備しておきましょう。
ここまでが、玉川学園小学部入試の概要と対策の方向性です。
「個別口頭試問の具体的な質問例は?」「面接でIBクラス志望をどう伝えるか?」「行動観察で評価されるポイントは?」——こうした踏み込んだ内容については、以下でご紹介するPDFガイドに詳しくまとめています。
小学校受験 完全対策ガイド(PDF・全144ページ)のご紹介
今回作成した 「玉川学園小学部 小学校受験 完全対策ガイド 2027年度入試対応」 は、玉川学園小学部の入試に特化した対策資料です。

全144ページの中から、特にお伝えしたいポイントをいくつかご紹介します。

第1章:玉川学園小学部を知る

玉川学園の歴史、創立者・小原國芳の教育思想、12の教育信条、全人教育・労作教育の実際、IBクラスと一般クラスの違い、K-16一貫教育の魅力まで、志望理由を深めるための情報を網羅しています。
第2章:入試の全体像

過去数年分の志願者数・倍率の推移、複数回入試の特徴、IBクラスと一般クラスの選考の違い、選考方法と評価ポイントを整理しています。
第3章:面接・願書対策

玉川学園の面接で重視される全人教育への共感をどう示すか、頻出質問と回答のポイントを解説しています。志望動機の組み立て方、IBクラス志望の伝え方も具体的にまとめました。
第4章:個別口頭試問対策

個別口頭試問で求められる「考える過程」「表現力」「やり取り」の力を、家庭で育てる具体的な方法を解説しています。質問パターンと模範的な受け答えの作法もまとめました。
第5章:運動・行動観察対策

運動テストの定番課題と対策、行動観察で評価されるポイント、家庭でできるトレーニング方法を解説しています。
第6章:実践トレーニング集

口頭試問形式の練習問題、行動観察の模擬課題、運動テストのトレーニングメニューを多数収録しています。家庭で実践しやすい構成にしました。
第7章:年間スケジュールと準備計画

年中秋から入試本番までの月別準備スケジュール、各時期に取り組むべきこと、家庭での過ごし方をアドバイスしました。
第8章:出願から合格発表まで

出願手続きの流れ、入試当日の持ち物・服装、考査日の心構え、合格発表後の手続きまでを実用的にまとめています。
こんな方におすすめ
玉川学園小学部を第一志望に考えている保護者の方
個別口頭試問への対策法を具体的に知りたい方
全人教育・労作教育の理念に共感している方
IBクラスと一般クラスのどちらを選ぶべきか整理したい方
行動観察で「自ら考えて動ける子ども」をどう育てるか知りたい方
K-16一貫教育の魅力を面接で伝えたい方
町田・横浜・神奈川エリアから玉川学園を志望されている方
幼児教室の指導に加えて家庭での対策を充実させたい方
おわりに
玉川学園小学部は、創立者・小原國芳の「全人教育」の理念を、約100年にわたって受け継いできた学校です。広大な自然と本物に触れる体験、労作教育、K-16一貫教育——他にはない学びの環境が、お子さまの18年間を豊かに支えてくれます。
入試で見られているのは、知識の量ではなく、自ら考え、自ら行動できる力です。日頃のご家庭での「考える経験」「表現する経験」「自分で決めて動く経験」の積み重ねが、結果として最良の入試対策となります。お子さまと一緒に、たくさんの体験を楽しみながら、受験に向き合っていただきたいと思います。
本ガイドが、ご家庭の受験準備の一助となれば幸いです。
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