【2026年版】 海外大学実績の多い中高一貫校ランキング
毎年追いかけている海外大学合格実績、2026年版が出揃ってきたので今年もランキング形式でお届けします。
以下の切り口で集計しています。
✔︎ 関東圏の中高一貫校が対象
✔︎ 2022〜2026年の5年間の累計合格者数
✔︎ 世界大学ランキング(後述)への合格者数でランキング
集計対象
ランキング集計対象として掲げる大学(名門大学と記載します)は以下の通りとしています。
【リサーチ系】
・THE世界大学ランキング100位以内の大学(東大など日本の大学は除く)
【リベラルアーツ系】
・米国National Liberal Arts Colleges Rankings30位以内の大学
・ミネルバ大学(Minerva University)
簡単に解説すると、ハーバードやMITなど一般的に有名な大学はリサーチ系や総合大学と呼ばれていて、学部に分かれ研究活動を行う大学がこれに当たり、世界大学ランキングはこれら総合大学から構成されています。それに対し、入学後2年間に幅広い教養を学んだあとに専攻を決める形式の小規模な大学がアメリカにはあり、それがリベラルアーツカレッジと呼ばれているようです。海外大学、特にアメリカの大学を目指す場合にはここに大きな分岐点があるようで、THE世界大学ランキングに挙げられる大学だけが上位の進学先とは限らないので、リベラルアーツ系の上位大学も集計対象としました。さらに超難関として注目を集めているミネルバ大学もここへ入れています。
なお大学ランキングは毎年変動するので、その年に100位以内に入っていた大学を集計対象にしています。
これらを便宜上名門大学と呼び、そこへの合格者数の多い学校を上位から並べます。
なお各高校の合格実績では、進学先として具体的な大学名が記載されていなかったり、複数年度をまとめて学校名だけ挙げている場合もあり、ランキング集計から漏れているなど完全なデータではない点はご了承ください。
また合格者数=進学者数ではなく、海外大学の場合は1人が5〜10校合格していることも普通なので、その辺りは割り引いて見ていただければと思います。
海外名門大学合格者数 トップ10
ランキング形式で記載していきます。学校名の右側の数字は【名門大学合格者数/総合格者数】となります。
❶ 広尾学園 【650名/1212名】
【2026年の名門大学実績(173/311) 】
Princeton / Cambridge(uk) / Stanford / ICL(uk) / UC Berkeley[2] / Penn[2] / UChicago / Hopkins / UCLA[3] / Columbia / UTronto(ca)[37] / UCL(uk)[5] / UMich / UW[2] / Edin(uk)[7] / Northwestern / NYU / Melbourne(au)[6] / King's(uk)[6] / Georgia Tech[2] / McGill(ca)[2] / UIUC[3] / UBC(ca)[6] / UCSD[7] / UT Austin / UW-Madison / USYD(au)[5] / Manchester(uk)[3] / Monash(au)[8] / 香港科技(hk) / Amsterdam(nl) / UC Davis[4] / Brown[2] / WashU / Leiden(nl) / UCSB[4] / USC[3] / ANU(au)[4] / Boston[2] / UNSW(au) / UQ(au)[2] / Bristol(uk) / Purdue[6] / UMN[8] / UC Irvine[3]
Williams / Amherst / Wellesley / Grinnell[5] / W&L / Colgate / Bates
ここ数年、圧倒的な数字の広尾学園ですが、2025年に300名を突破し安定してきた感じですかね。数が多いだけでなく名門大学が多い(半数以上)というのも特徴的です。
❷ 三田国際科学学園 【251名/546名】
【2026年の名門大学実績(98/155) 】
Harvard / UC Berkeley / Penn / UTronto(ca)[12] / UCL(uk)[2] / UW / Edin(uk)[2] / Melbourne(au)[12] / King's(uk)[2] / Georgia Tech / McGill(ca) / UIUC[2] / UBC(ca)[6] / KU Leuven(be) / UCSD[4] / LSE(uk) / UW-Madison[3] / USYD(au)[11] / Manchester(uk)[2] / Amsterdam(nl)[2] / UC Davis[4] / WUR(nl) / UCSB[3] / USC[3] / ANU(au) / UNSW(au)[3] / UQ(au)[5] / Bristol(uk) / Groningen(nl) / Purdue / UC Irvine / Birmingham(uk)
Minerva / Grinnell[2] / Macalester / Colorado
昨年より順位をひとつ上げてついに2位になりました。勢い的に3位以下とは差がありそうで、広尾の逆転にも距離があるので、ここからトップ2は不動になりそうな気がします。
2026年を見るとハーバードとミネルバが光って見えますね。今年から各年度ごとの実績を出してくれるようになったので非常にありがたいです。
❸ 茗溪学園 【180名/427名】
【2026年の名門大学実績(24/58) 】
Princeton / UC Berkeley[2] / UCLA / UTronto(ca)[6] / Edin(uk) / Melbourne(au)[4] / King's(uk) / McGill(ca) / KU Leuven(be) / UCSD[2] / USYD(au)[2] / Groningen(nl) / UC Irvine
つくばにある茗溪学園、相変わらず人数は多く出していますが、今年は三田国際に抜かれて3位になりました。人数は2桁後半というところで安定してきている感じはありますかね。
❹ 渋谷教育学園渋谷 【140名/238名】
【2026年の名門大学実績(50/70) 】
Harvard[2] / Yale / UCLA[2] / Cornell[2] / Columbia / UTronto(ca)[8] / UMich / Edin(uk) / Northwestern / UBC(ca)[6] / UCSD[2] / UT Austin / UC Davis / Brown / Purdue / UC Irvine
Williams / Wellesley / Carleton / Smith / Middlebury [2] / Grinnell[4] / Haverford / Bates / Macalester[2] / Mount Holyoke[2] / Bryn Mawr / Bucknell
昨年につづき人数を増やしました。ハーバード2名が輝いてますね。
❺ 東京学芸大学附属国際 【97名/171名】
【2026年の名門大学実績(12/25) 】
Penn / UTronto(ca) / UW / NYU / UBC(ca) / UCSD / Brown / UQ(au) / Groningen(nl) / Vanderbilt
Barnard / Grinnell
卒業生が130名程度と少人数ですが、毎年30名くらいの合格者を出しています。
❻ 渋谷教育学園幕張 【94名/220名】
【2026年の名門大学実績(32/55) 】
Oxford(uk) / UCLA / UTronto(ca) / UCL(uk) / UW[2] / Edin(uk) / Melbourne(au) / King's(uk) / McGill(ca)[3] / UIUC / UBC(ca) / UCSD / UW-Madison[2] / USYD(au)[3] / Brown / Boston / UNSW(au) / Glasgow(uk) / 延世(ko) / UC Irvine
Carleton / Smith / Grinnell / W&L / Mount Holyoke / Lafayette
一時期減っていましたが、また人数が多く出るようになってきました。特定の学校に集中して数を出すのではなく、学校数が多いというのも特徴的です。
❼ 郁文館グローバル* 【81名/239名】
【2026年の名門大学実績(54/115) 】
UC Berkeley / UTronto(ca)[23] / 南洋理工(sg)[3] / McGill(ca) / UBC(ca)[2] / USYD(au)[8] / Monash(au)[4] / UC Davis / UNSW(au) / UQ(au)[10]
文京区にある伝統校で、高校に上がるときに郁文館高校と郁文館グローバル高校(と通信制のID学園高校)に分かれます。自分の不勉強で去年までは集計に入っていなかったのですが、郁文館グローバル高校は海外大学に振っている学校のようで、少人数ながら多くの人数を出しています。
❽ 広尾学園小石川 【60名/99名】
【2026年の名門大学実績*(31/50) 】
UTronto(ca)[12] / NYU / Melbourne(au)[3] / McGill(ca)[2] / UBC(ca)[3] / UW-Madison / USYD(au) / Monash(au)[3] / UC Davis / WashU / UNSW(au) / Groningen(nl)
母集団の人数が小さいので派手さはないですが、着実に人数を増やし今回トップ10に入りました。まだ高校入学生だけの実績ですが、中学入学生が加わってくる来年が楽しみではあります。(過去3年間累積の実績しか出していないので、できれば単年度で出してほしいです)
❾ 開智日本橋学園 【57名/112名】
【2026年の名門大学実績(7/13) 】
UChicago / UTronto(ca) / Melbourne(au) / KU Leuven(be) / USYD(au) / Monash(au) / ANU(au)
2023年をピークに人数の伸びは止まっているようです。偏差値が急上昇したのがちょうど6年前あたりなので、このあとどう動いてくるのかは注目したいところです。
➓ 開成 【51名/67名】
【2026年の名門大学実績(9/13) 】
Oxford(uk) / MIT / UC Berkeley / Yale / UChicago / UCLA / Cornell / UW / UIUC
一時期より減りましたが、毎年着実に合格者は出ています。国際系の他校が伸ばしたのでランキングでは下がってしまいましたが、国内大学実績の高い伝統校の中ではひとつ抜けた海外実績であることは確かです。
全データ公開
海外名門大学へ1名以上の実績が確認できたところを一覧表で載せます。
それぞれの観点でご覧いただければと思いますが、国内大学の合格実績だけでは見えてこない新しい発見があるかもしれません。

情報のないところもあるので、まあその程度の信頼性と思って見ていただければと思います。また、合格大学名の公開がない学校については集計できていないので、それも踏まえてご覧ください。
都立・県立トップ高校
一都三県の都立・県立上位の高校(高校入試で入学する学校)についてもざっと調べた結果も載せておきます。

海外志向が明確な都立国際が圧倒的な人数で、それ以外は進学上位校を中心に1〜数名程度の進学者がいるイメージです。
高校入試から海外大学を考える場合、基本は都立国際になる感じですかね。あとは、中高一貫の私立校でも帰国生の高校募集はそこそこあるので、そちらを狙うことになるのかなと思います。
2026年単体の結果
この集計を始めた数年前に比べるとだいぶ景色が変わってきて、海外大学への合格数もだいぶ増えてきたので、単年度でのランキングにしても良いかなという気がしてきました。
とりあえず今年は、おまけとして2026年単年で名門校10人以上の学校について、ランキングを出しておきます。

ランキング上位はそれほど大きな変動ありませんが、その次あたりからはちょっと変わってきて面白いランキングになるかなと思います。ご参考まで。
まとめ
以上、海外大学合格実績についてのまとめでした。
昨今のインフレと円安で海外大学へ進学するハードルはかなり上がっていて、大学から合格をもらっても奨学金に通らないと実際の進学は厳しいという話も聞きます。
ということで、実進学とは若干離れた数字なのかもしれませんが、学校が向いている方向などを確認する上では有効なデータかなと思います。
志望校選びのひとつの参考になればと思います。
