村の未来を一緒に創るということ 〜カンボジア4日目、トロペアントム再訪〜
息子との思い出の地へ、再び
カンボジア4日目は、去年の8月に息子と訪れた村「トロペアントム」へ日帰りで足を運びました。
前回は一泊して、村人たちと一緒にうどんを作ったり、地元の子どもたちと遊んだりと、心がポカポカするような時間を過ごしました。

今回は宿泊こそしませんでしたが、大切な再会が目的でした。それは、この村で“骨を埋める覚悟”で生きている日本人、加藤大地さん――通称「かでさん」と会うためです。彼の生き方は、僕にとってひとつの希望です。
「日本人であること」を自分のためではなく、誰かのために使う
僕はこれまで、世界中で現地に根を張って生きる日本人に会ってきました。
でも、その中でも、かでさんは群を抜いて特別です。彼は「日本人であること」を自分のためではなく、トロペアントムという小さな村の人びとの幸せのために使っているのです。
その姿に触れると、人間ってこんなにも美しく生きられるんだなと、胸が熱くなります。
彼の活動の中心にあるのが「Earth Tree Village」という竹建築を使った集会所。ふつうの竹は2年で腐ってしまいますが、彼は20〜30年もつ特殊処理を施し、その技術を現地の人びとに伝えています。
さらに、建築するだけでなくホテルの設立まで手掛け、村の人びとが職業として未来を描けるような仕組みを、着実かつ誠実に作っているのです。

「学校を作るだけ」では、もう救えない
NPOや支援団体が「学校を作る」という活動をしているのはよく見かけます。でも、その多くが残念ながら「作って終わり」というケースがほとんど。それでは村の未来は変わりません。
かでさんのすごいところは、教育のその先の「学んだあとに何をするのか」まで設計しているところです。村の子どもが学び、そして働き、やがて家族を支えるーーそんな循環を、ゼロから形にしようとしているのです。
資本主義の成功体験に酔いがちな僕ら日本人は、途上国にも同じ競争のルールを当てはめてしまいがちですが、かでさんはそうではありません。村の人びとの笑顔を守りながら、彼らが自立できる道を模索し続けています。
今回の旅では、僕と一緒にいた仲間――星野夫婦、神谷くん、千葉くんも、彼の生き方の素晴らしさを肌で感じたようでした。

かでさんの笑顔の先にある希望
そんな、かでさんの活動を描いた短編映画が完成し、今後は日本国内で上映ツアーを展開していく予定です。僕も、クラウドファンディングで微力ながら応援させていただきました。
僕が以前、かでさんから聞いた、村のおばあちゃんが「いつか日本に行きたい」と願っていたけれど叶わなかった話や、病気になっても病院に行くお金がなく、死を待つしかないという話⋯⋯。
貧しいということの本当の辛さを知り、村の人びとの思いを受け止めながら、かでさんは今日も村人たちと笑い続けています。
みんなの笑顔が、いつまでも続きますように。

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それでは今日も、未来をつなぐような一日を!ジャンプ🚀
