言葉の奥にあるもの
3年近く続けてきたnoteの投稿の850の内容から私が繰り返し読んでいきたい50の内容を選んで電子出版の準備を進めている。
自分の現実と向き合うために必要以上にくどい部分や惑星意識との関連づけを繰り返しているような箇所は削除して全ての投稿に手を入れて誤字、脱字、改行等の確認作業を重ねた。
いつもの空白に言葉を流していく感覚とは明らかに異なる作業で、結果的に読み手の立場になって距離を置いて文章を繰り返し読むことになった。
その作業を通して、改めて著者の語られる言葉の深み、その背後にある気配、佇まいのようなものが伝わってくる感覚は新鮮だった。
特に自分の物語を生きる、文章を書くこと、写真を撮ること、ものをもつことに関しての内容がとても響いてきた。
改めて、自分の内側に意識化していくためにその言葉を残しておきたいと思う。
1)河合隼雄氏の「物語を生きる」より
「自分の体験したことでも、自分の心のなかに「収める」ためには、物語が必要である。地震を体験したとき。それをただ、黙って自分の心のなかに入れこむことは非常に難しい。それを他人に「物語る」ことによって、自分のものとなり、心が落ち着いていく。」
2)桝野俊明氏の「持たない幸せ」より
※むやみに情報をもたない ー必要なものだけに目を向ける
※まずは「持たない」ようにする。ー本当に気に入ったものを持つ
※朝に「いい縁を結ぶ」過し方をする。ーわずかな時間の掃除がいちばん
3)辰濃和男氏の「文章のみがき方」より
※肩の力を抜く(宇野千代)
「①毎日、机の前に座る。座る、という姿勢があなたを規制します。②なんでもいいから、書く。間違っても「巧いことを書いてやろう」「人の度肝を抜くようなことを書いてやろう」などと思ってはいけない。③最小限の単純な言葉で、あなたの目に見えたこと、あなたの耳に聞こえたこと、あなたの心に浮かんだことを書く。素直に、単純に、そのままを書く。」
4)丹野清志氏の「なぜ上手い写真が撮れないのか」より
・写真技術をマスターする最良の方法は、理屈抜きでとにかく数多く撮る
こと。
・被写体を見た瞬間、撮る瞬間が写真の構図。
・とにかく毎日撮る。
・ノーファインダー撮影で遊んでみる
5)河合隼雄氏と小川洋子氏の「生きることは物語ること」より
「その恐怖や悲しみを受け入れるために、物語が必要になってくる。死に続く生、無の中の有を思い描くこと、つまり物語ることによってようやく、死の存在と折り合いをつけられる。物語を持つことによって初めて人間は、身体と精神、外界と内界、意識と無意識を結びつけ、自分を一つに統合できる。人間は表層の悩みによって、深層世界に落ち込んでいる悩みを感じないようにして生きている。表面的な部分は理性によって強化できるが、内面の深いところにある混沌は論理的な言語では表現できない。それを表出させ、表層の意識とつなげて心を一つの全体とし、更に他人ともつながってゆく。そのために必要なのが物語である、物語に託せば、言葉にできない混沌を言葉にする、という不条理が可能になる。生きるとは、自分にふさわしい、自分の物語を作り上げてゆくことに他ならない。」
演目は淡路に屋島花は葉に

