クリニック経営を取り巻く最新の状況と、これからの一歩(2025年8月27日:中医協の総会資料より)
先生方は日々の診療を続けながら、「このまま経営は大丈夫だろうか」「開業してもやっていけるのか」と、不安を感じられることはありませんか。
実際、2025年8月27日の中医協(中央社会保険医療協議会)の総会で報告されたデータは、私たちに大きな課題を突きつけています。
※中央社会保険医療協議会 総会(第615回) 議事次第(2025年8月27日)の資料『総-3 医療機関等を取り巻く状況について』は下記リンクをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001548630.pdf
⚪︎医療機関を取り巻く現状
クリニックの約3分の1が赤字経営
外来患者数はコロナ禍から回復傾向にあるものの、地域や診療科によって差が大きい
人件費、薬剤費、光熱費といった固定費が軒並み上昇
建築費や設備費の高騰で、新規開業や改修には大きな資金が必要に
こうした「固定費の増加」は、経営に直結する大きなリスクです。
⚪︎開業を考えている先生へ
これから開業を目指す先生には、次の点をぜひ意識していただきたいと思います。
初期投資は慎重に
建築費や医療機器費用は年々上昇しています。背伸びした投資は後々のリスクに。運営コストを現実的に
人件費や光熱費の上昇を織り込んだ収支計画を立てておくことが大切です。患者数は立地と診療科で変わる
外来需要は戻りつつありますが、全ての地域・科目で同じとは限りません。地域連携を前提に
単独での経営よりも、地域のネットワークの中で役割を担う姿勢が求められます。
👉 開業準備の流れは、【クリニック開業準備 Vol.1 医師から「経営者」へ】で整理しています。
⚪︎すでにクリニックを運営されている先生へ
日々の診療と並行して、経営を守るためにできることもあります。
固定費の見直し:スタッフ配置や委託業務の効率化、IT活用での改善
患者さんに選ばれる理由を明確に:再診の方に戻っていただく工夫、新しい方に選ばれる理由を打ち出すこと
投資は段階的に:改修や拡張は「今本当に必要か」を吟味して判断
政策への対応:診療報酬の加算を確実に取り、在宅や多職種連携の取り組みを検討
⚪︎当社ができること
当社は伴走型の支援を提供しております。
その中で大事にしているのは、先生の思いや医療観をしっかり伺い、それを経営の形に落とし込むことです。
開業前の先生には、リスクを見える化し、無理のない開業準備を。
既存の先生には、経営課題を整理し、改善策を一緒に考えることを。
👉 私の支援の考え方は【伴走型支援とは何か】の記事でもご紹介しています。
⚪︎おわりに
医療機関を取り巻く環境は、費用増・競争の激化・政策の変化という“三重苦”の真っ只中にあります。
だからこそ、 開業前の先生には「堅実な準備」 を、 すでに運営されている先生には「効率化と地域での存在感の強化」 を意識していただきたいのです。
📌 関連記事まとめ
※当社について
「一人で考えていると行き詰まってしまう」
そう感じたときは、どうぞお気軽にご相談ください。
一緒に現状を整理し、次の一歩を安心して踏み出せるよう伴走いたします。
先生方が「考えを整理したい」「経営判断に迷っている」と感じたときに、少しでも力になれればと思っています。
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