【海外ドラマ感想】マーベルの常識を覆す最高傑作!?Disney+『ワンダーマン』を一気見した話(★★★★☆)
AIの進歩が止まらない昨今。ならばどっぷりと浸かってみようではないか!


どうも、じゅんちゃんです。「いつもなんとかなるさ」で生きてますが、今回ばかりは「なんとかならない」役者のリアルな痛さを見せつけられて震え上がりました。
私のプロフィールにある通り「限りなく多趣味」で、時々俳優なんかもやっている私。最近は連載小説「アストロ・スパイ・サーガ」の執筆に脳筋全振りで、ADHD特有の過集中状態でした。 少し気分転換(とストーリー構築の勉強)を兼ねてDisney+を開いたら、大好きな名優ベン・キングズレーの顔が。しかもマーベル作品で彼が演じたトレバー・スラッタリー(a.k.a. マンダリン)が再登場するとあっては、衝動性が抑えられません。 「1話30分だし、つまらなかったら執筆に戻ろう」と軽い気持ちで再生したら最後。気づけば4時間、ぶっ通しで一気見サタデーをキメてしまいました。
最初に言っておきます。これ、マーベルTVシリーズの最高傑作です(完全私見)。
【役者にとってはホラー映画以上の恐怖!?】
物語の舞台はハリウッド。主人公のサイモンは、ブレイクを夢見る数万人の俳優の一人です。 彼がようやく掴んだ有名ドラマの端役。そこで「自分はこう演じたい!」と熱り立ち、自身の立場をわきまえずにクリエイティブ面に口出しした結果……出番を丸ごとカットされ、帰宅すれば彼女に見切りをつけられて家を出ていかれるという、泣きっ面に蜂のオープニング。
これ、必死な「売れたい役者あるある」すぎて、もう両手で目を覆いながら指の隙間から覗き見るレベル。ある意味、役者にとってはホラー映画よりホラー度150%の恐怖映像です(笑)。でも、この全く毛色の違う導入で、私のハートはガッチリ掴まれました。「あ、これマーベル作品だったんだ」と忘れてしまうほどです。
【我らが恩師、ベン・キングズレーの帰還】
そして登場するのが、悪の権化(のフリをしていた)トレバー・スラッタリー! 彼の本業である「俳優」という設定とコミックリリーフ的なキャラクターが、サイモンとの深い友情物語にこれ以上ないほど有機的に組み込まれています。二人が交わす芝居論は、役者の端くれとして刺さりまくりです。
お互いが抱える孤独や秘密を、絶妙な芝居の匙加減で見せてくれる主演二人のケミストリーは最高。物語が登場人物を引っ張るのではなく、彼らの内面が物語を動かすエンジンになっている。特に終盤のトレバーの行動は、バディものとして胸熱必至で、眼福の一言に尽きます。
【脚本と演出の勝利、そして生々しさ】
作品全体を牽引する脚本も素晴らしい。サイモンの「才能はあるが空回りする不器用さ」や、「過去の事件のせいでスーパーパワーを封印しなければならない」という設定が、見事なターニングポイントになっています。 また、トレバーが過去の亡霊からサイモンの監視役を強いられる葛藤、サイモンの家族(無償の愛を注ぐ母や衝突する兄弟)との関係など、すべてが密接に絡み合ってカタルシスを生み出します。
さらに、ほぼオールロケの撮影による現場の生々しさや、スーパーパワーを持つ者がハリウッドで干されたエピソードを「フィルムノワール風の白黒画面」で1話まるごと見せるなど、クリエイティブな演出の巧みさに唸らされました。
【まとめ:閲覧注意!?】
今までの「ド派手なCGアクションで全部繋がってる」マーベル作品を期待して観ると、確実に足元を掬われます。全く別物として接したほうがいいくらい、異端でクリエイティブな作品です。 ヒーロー物には食傷気味だけど、重厚(かつコメディタッチな)人間ドラマが見たい!連休に一気見したい!という方には、全力でおすすめします。
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