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「この家、申し込んで大丈夫?」|気になる物件を夫婦で「買うか/見送るか」決める方法

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〜10月17日 11:00

良いと思える物件が見つかった日は、家探しでいちばん判断が難しくなる日かもしれません。

価格は予算に近い。

駅からの距離も悪くない。

間取りも希望に近い。

実際に内覧してみても、夫婦とも「悪くない」と感じた。

そして営業担当から、こう聞かれます。

「ほかにも検討されている方がいます。申し込み、どうされますか?」

ここで、

「申し込みます」

と言おうとすると、急に不安になる。

本当にこの金額を払って大丈夫なのか。

何か見落としていないか。

もっと良い物件が出るのではないか。

夫婦のどちらかが無理をしていないか。

でも、ここで見送ったら、

「あの物件を買っておけばよかった」

と思うかもしれない。

買うのも怖い。

見送るのも怖い。

その間で、答えが出せなくなってしまいます。


このnoteは「これから家探しを始める人」のための記事ではありません

このnoteは、

すでに気になる物件があり、「本当にこの家を申し込んでいいのか」で決めきれない夫婦

に向けて書いています。

住宅ローンについて調べた。

自分たちなりの予算も考えた。

希望条件も整理した。

内覧で見る場所も確認した。

相場についても少し分かってきた。

それでも、目の前に気になる物件が出てくると、

「で、この家は買っていいの?」

という最後の答えが出せない。

そんな状態から、夫婦で一つの判断を作るためのnoteです。


たとえば、4,500万円までと決めていたのに、4,650万円の物件を気に入ったら

家探しでは、こういうことが起こります。

夫婦で話し合って、

「家にかけるのは4,500万円までにしよう」

と決めていた。

ところが、実際に内覧した4,650万円の物件がかなり良かった。

駅から近い。

希望していた広さもある。

子どもの通学にも便利。

夫婦とも気に入っている。

すると、

「150万円くらいなら予算を上げてもいいのでは?」

と思い始めます。

ここで、

4,500万円を超えたから見送る

と決めるのも一つです。

反対に、

150万円くらいなら大丈夫

と考えることもできます。

ただ、難しいのは、

「150万円高い」

という事実だけではありません。

そもそも、なぜ上限を4,500万円にしたのか。

予算を変えてもいいのか。

変えるなら、ほかに何を確認し直す必要があるのか。

そこまで整理しないと、

4,650万円のこの家を申し込んでいいのかは決まりません。


住宅購入で難しいのは、

予算はいくらか。

相場はいくらか。

この物件に弱点があるか。

と、一つずつ情報を集めることだけではありません。

集めた情報を、

目の前の一つの物件を「買う/見送る」という判断につなげることです。


まず、「買う理由」と「見送る理由」を書いてみる

今、気になっている物件を一つ思い浮かべてみてください。

その物件について、

「買いたい理由」

「見送る理由」

を夫婦それぞれで言えるでしょうか。


たとえば、

買う理由は、

・希望していたエリアにある
・通勤時間が短くなる
・今の家では足りなかった広さがある

一方で、見送る理由は、

・当初の予算を超えている
・周辺相場と比べて価格が高くないか不安
・将来売ることになったときの条件を確認できていない

かもしれません。

ここまで書いてみると、

「この家が良いか、悪いか」

だけで考えていたときより、

自分たちがどこで迷っているのかが見えやすくなります。

逆に、うまく書けないところがあれば、

そこには、まだ整理できていない判断材料があるはずです。

ただし、

買う理由と見送る理由を書いただけでは、

まだ「申し込む/見送る」は決まりません。

実際の判断では、ここから確認したことを整理し、最終的な判断へつなげていく必要があります。

買う理由と見送る理由を並べるだけなら、紙一枚でもできます。

難しいのは、

確認した結果を、どう判断につなげるかです。

このnoteでは、そこを5STEPで一つずつ整理していきます。


このnoteを使ったあと、手元に残るもの

このnoteには、

5ページの「買う/見送る 最終判断シート」

と、

同じ一つの物件を最後まで整理した5ページの記入例

を用意しました。

最後に手元へ残すのは、単なるチェックリストではありません。

今ある情報を整理し、

「なぜ、この家を買うのか」

「どんな条件なら見送るのか」

を夫婦で説明できる状態まで、一つの判断にまとめます。

すべての不安をゼロにするのではなく、

「なんとなく良い」

「なんとなく怖い」

から抜けて、自分たちなりの理由を持って判断するためのシートです。


なぜ、この形にしたのか

私は住宅営業として約20年、350組を超える家探しに関わり、自分でも住宅を5回購入し、3回売却してきました。

その中で何度も感じたのが、

「欲しい家」と「買うと判断できる家」は、同じではない

ということです。

だからこのnoteでは、住宅購入について広く学ぶのではなく、

すでに集めた情報を、目の前の一つの物件の判断につなげることだけに絞りました。


今日、営業担当から返事を求められている方へ

住宅購入について、最初から全部調べ直す必要はありません。

候補物件の資料や、住宅ローン・予算について考えた内容が手元にあるなら、

まず30分ほどを目安に、今分かっていることだけで一度整理してみてください。

すべてを完璧に埋める必要もありません。

書けない場所があれば、

まだ判断材料がそろっていない場所が見つかった

と考えます。

返事まで時間が限られている場合も、

いきなり「買う」「見送る」の結論から考える必要はありません。

ここから先では、

今、気になっている物件を一つ決めて、

5STEPに沿って判断シートへ書き込みながら整理していきます。

読み物として最後まで読んでから考えるのではなく、

今、迷っているその物件を題材にして進めてください。

ここから先は

6,988字 / 2ファイル

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