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キリマンジャロに個人手配で登ったときのおはなし|2024年の記録

 2024年9月に、個人手配でタンザニアのキリマンジャロに登りました!
 準備や交通機関、予約のことなど、記録に残します。
 この記事がこれから目指す方の参考になったなら嬉しいです😊
 ※内容を鵜呑みにせず最新情報を必ずご確認くださいね!

YAMAP山行記録はこちら🔗

三日目キャンプ地より 夕陽に染まるキリマンジャロ
素晴らしいアーベントロートでした

■ルート

 私は写真を撮りに山に登っているので、やっぱり景観が良いと言われるルートが良いなと思って、マチャメルートを選択しました。高度順応しつつテント泊で登る5泊6日か6泊7日のルートです。私は5泊6日でした。

 途中でレモショルートという長いルートと合流するのですが、そっちも歩いてみたいなと思いました。ケニアからのロンガイルートも(笑)

 その他、マラングルートというルートもあり、これがおそらくもっとも一般的なルートだと思います。マチャメルートはテント泊ですが、マラングルートは山小屋泊です。
 その分快適でしょうし、テントなどを運ぶポーターさんがいない分料金もお安くなると聞いています。

マチャメルートはテントに泊まります。
テントも食料も寝袋もポーターさんが運んでくださいます。
テント・生卵などの生鮮食材も含んだ衣食住すべてを運び上げるポーターさんたち
一度、荷物を私の頭の上にも載せていただきましたが、首がおかしくなりそうでした(笑)

■飛行機

 スカイスキャナー等と日々睨めっこ。
 ゴールデンウィーク前に見切りをつけて14万円くらいで往復の航空券を手配しました。
 夜に成田発、仁川(韓国/ソウル)で乗り換えてアディスアベバ(エチオピアの首都です。なんと標高約2400m!)へ。
 アディスアベバでもう一度乗り換えて、キリマンジャロ国際空港へ。
 概ね24時間くらいかかります。遠い!!

 帰国便は三連休最後の祝日着だったので、日本人の方が大勢おられました。
 空港からはツアー会社の方が送迎してくださいます。

エチオピア航空
タンザニアでは、飛行場を歩いて空港建物まで向かいます。

■ツアー会社

 キリマンジャロはガイドやポーターと一緒でないと入山できません。
 なので、①現地の会社と直接契約するか、②日本の会社のツアーを通して行くかの二択になります。
 私は①を選択。個人で現地の会社と契約することにしました。

 だいぶ前からネットで調べて「Summit 2 Sand Safaris」にお願いしました。

 Summit 2 Sand Safaris:http://www.summit2sandsafaris.com/

 日程や内容は事前にメールかwhatsappで交渉し、ツアー料金は全額現金で当日支払い。私は2024年9月で1550ドルでした。
 前金が要らないのがなぜか逆に不安に感じたし、大金を持って国境を跨がないといけないのも怖かったし、現地に着いてピックアップなかったらどうしようかとか、もろもろ心配になりました。
 しかも今回は一人。英語もあまり自信ない。正直とても勇気がいりました。

Summit 2 Sand Safaris オフィス

 日本語に対応したツアー会社もあると聞いていますが、そうでなければ英会話スキルが必要です。

■準備したこと

 海外旅行や登山の一般的な準備意外でしたこと

・高山病薬:

 ダイアモックスを服用しました。現地でも、ガイドから飲むことを勧められました。
 入手は、うかい医院さんに、Lineのオンライン診療で、郵送で処方して頂けました。キリマンジャロに行くと伝えると、それでもろもろ了解していただけて、頭痛薬や脳浮腫予防薬など他に高山に持って行くと良い薬についても教えて頂いて、いくつか頂きました。簡単に入手できたのでおすすめです。

・低酸素室トレーニング:

 東京の渋谷区にあるミウラ・ドルフィンズの低酸素室トレーニングを利用させていただきました。
 安静時・運動時・睡眠時の酸素濃度を計測し、自分がどの状況でどのようなリスクを持っているのかを測定し、アドバイスして頂けます。
 また、5000mや6000mなど任意の高度の酸素濃度まで落とした部屋のなかで運動し、そういう状況で自分がどうなるか試すことができます。低酸素状態にならない呼吸法も、血中酸素飽和濃度を見ながら試すことができます。
 これは非常に役に立ちました。呼吸法を覚えて実践できたことで、高山病を避けられたのではないかと思っています。
 安くはありませんが、必要な準備でした。私のように4000メートル以上の経験がない方であれば絶対おすすめです。
 メールで予約しました。直近の土日は埋まっていましたが、次の週で予約できたくらいの込み具合でした(タイミングによると思います)。


・トレーニング:

 私は朝晩ランニングが習慣で、この山行のための特別なものはしませんでした。北岳や富士山に登ったりしたくらいでしょうか。
 でも。
 キリマンジャロはハイキングの延長で登れると言われることもありますが、山頂アタック日だけは別です。これまでの登山人生でもっとも苦しいと感じたほど、体力勝負な一日でした
 ガイドさんに肩を貸してもらったり、荷物を持ってもらったりもできます。でも、自分の力で歩き通すつもりなら、相応のトレーニングが絶対必要だと思います。

5800メートルの頂上まで登ってから、3800メートルまで日帰り
空に向かって下る 不思議な感覚
テントに戻った瞬間から記憶がありません

・ビザ申請:

 タンザニアは事前にインターネットで申請できます。入国がスムーズになるので、アライバルビザよりおすすめです。

・予防接種:

 特にしませんでした。でも、マラリアを恐れて生活していました。常に長袖長ズボン虫除けスプレーで(笑)

・保険:

 タンザニアは、万が一のときに他国に搬送されるケースもあるらしく、医療費が高額になる危険性があるなと思い、「新・海外旅行保険【off!】」をネット契約しました。

■装備

・必要なもの

 山頂アタック時は非常に冷えましたし風が強いこともありそうです。なので耐風性の高いシェルはあった方が良いです。冬山用ハードシェルを持って行ったのですが、正解でした。

 バラクラバ、温かい手袋、ニット帽、ダウンジャケット、ダウンパンツ(夜用)、厚手の靴下(夏靴ですが、山頂アタック時は薄手のも中に履いて二重にしました)は必要です。

 夜は毎日非常に冷えました。寝袋は日本から厚手のものを持って行く必要があります。

 非常に乾燥し、紫外線も強いです。サングラスと、保湿用の装備も必要です(私リップやクリームを忘れてとても辛かったです)。

 山頂アタックのときはストックがあった方が良いです。かなりざれていて足を取られやすく、バランスを保てれば体力を温存できます。

・いらないもの

 ルート上に雪はありませんでしたので、アイゼンやチェーンは不要です。
 ツアー会社による可能性もありますが、テントとマットは用意されています。自分で持って行く必要はありません。厚手の寝袋は必要です。

登山道風景
登り始めは樹林帯 森林限界を超えると荒野

・あったら良かったもの

 サンダルです。普段の山行でも持って行かないのですが、高山病対策でたくさん水を飲みます+ダイアモックスの副作用でいっぱい出ます。夜トイレ起き回数が多いので、サンダルがあったらなと思いました。
 ※ただ、トイレはなんというか、とても汚いです(日本の山岳トイレでの最低レベルを想定すると良いです)。薄手軽量の物ではだめです絶対に。靴下が二度と履けなくなります。

 ヘッドライトも、上記の理由等で思ったより使用頻度が多かったです。予備を持って行った方がいいです。
 ガイドさんのヘッドライトが山頂アタック中に充電切れして、歩きにくそうになさっていました。

 土埃がすごいエリアが多いので、行動中も口を覆えるような布マスク等があったほうがいいです。
 下山後同じようにキリマンジャロに登った方に教えて頂いたのですが、鼻うがいがあると良かったなと思いました。

■その他

 キャンプ地はすべて電波入りました。利用はしませんでしたが、充電もできるようなことが書いてありました。
 私は麓の町モシで10ドルで購入したSIMカードを使っていました。出発日、ガイドさんにお願いして寄り道してもらいました。他の諸外国と同様、10分くらいですぐ繋げてくれます。

登山中もちゃんと繋がりました!(テント場のみ)
eSIMを日本で契約して行っても良いかもしれません

 紙地図欲しかったのですが、日本で手に入りませんでした。
 現地の登山口で20$で売っていました。買ってしまいました。



以下、写真を少しだけ

初日 麓の町モシから望んだキリマンジャロ
明日からあの場所を登るんだ、、
私のリンゴ(ランチ)を強奪したブルーモンキー
リンゴのお返しは撮影タイム😊
キャンプ場の夜空
眠りたくないのに うっとり目を閉じると、すぐに朝で
キリマンジャロ固有種、ジャイアントセネシオを発見し爆上げ😊
私の高山病特効薬!
食事風景 毎食たくさんお料理を出して頂けます
食べるのも登山のうちです
キリマンジャロに残る氷河 
温暖化の影響か、だんだんと小さくなっているそうです
深夜0時に出発
キリマンジャロ山頂直下にて迎えた黎明
おそろしく大きなもの前に立っているかのように感じました
山頂に待っていた 世界の果て
最後のテント
なんて長い1日
夢のようでした



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