見出し画像

【映画感想文】『ラヴレター』はただの恋愛映画ではなかった。

クマさん、こと、
鉄のオブジェ作家
篠原勝之さんが亡くなりました。

中山美穂さんの祖父役として
映画『ラヴレター』では
ユーモラスな存在感を発揮してました。

中山美穂さん主演の映画では、
『ラヴレター』は最高傑作です。
(と、言い切りたいです)

また、岩井俊二監督の映画としても、
『スワロウテイル』と並ぶ
最高傑作ですね。

今日はクマさんを追悼する意味で
『ラヴレター』を観返しています。
 
この『ラヴレター』は
恋愛以外にも、
生きること、
死ぬこと、
死に別れること、
誰かを思い続けること、
誰かへの思いを整理できないことなど
様々な側面が描かれています。

大切な誰かを死で亡くすのは
こんなにも意味深いことなんですね。

日本映画でもトップ10に入る
名作なのかもしれません。
まあ、個人的ベスト10には
必ず入っています。

なのに、重くない。
硬くもない。

中山美穂、
豊川悦司、
酒井美紀、
柏原崇、
加賀まりこ、
光石研、
范文雀、
塩見省三、
鈴木蘭々らが
テンポよい演技を魅せ、
背景音楽もリズミカル。

映画公開は1995年で、
たしか、評判があまりにもよく
公開期間が延長されたほど。

さらに凄いのは、
31年前の作品なのに、
今もちっとも古びてないこと。

これを観るたびに
みぽりんが亡くなったことが
今もまだ心痛いですが。

クライマックスや
ラストシーンでは
クマさんこと、篠原さんは
大事な役でした。

鉄のオブジェ作家だったクマさんは
あまり俳優仕事はしてなかったはず。
そんなクマさんを抜擢した
岩井俊二や関係者は
見事なキャスティングをしましたね。

なにより
映画『ラヴレター』は
脚本や構成がとても素晴らしい。
毎週でも観られますね。

決してハッピーエンドな
恋愛映画ではないものの、
観たら心がホカホカします。

でも、かといって
ベタな癒やし映画ではありません。

岩井俊二監督の最高傑作。

中山美穂は
演技の力量も
歌手としての力量も
平凡だったと言われましたが、
この映画だけは演技もバッチリです。

なんだか誉めてばかりですが、
これを観たら、ちょっとだけ、
誰かを想いたくなりますね。

クマさん、こと、篠原勝之さんへ
合掌。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集