🦔 会社の動物園#8(問題編)『細かすぎるハリネズミ・針山、会議で重箱の隅を剣山アタック』
🐰① うさ太郎の不安と、新キャラ・針山の登場
うさ太郎(心の声):今日の会議、初めて針山さんが参加するんだよな…。
メガネの奥の目が鋭すぎて、資料の誤字を3メートル先から見つけるって噂の人。
“細かすぎて会議が進まない”って忠犬太さんが言ってたけど…
本当なのかな…?
そんな不安を抱えたまま、会議が始まった。
忠犬太:では、本日の会議を始めます。まずは議題①──
針山:忠犬太君、その“議題①”の丸、前回より0.2ミリ大きいですね
うさ太郎(心の声):え、そこから…?
忠犬太:……はい。では内容に入ります。
忠犬太:資料の1ページ目をご覧ください。改善案が──
針山:“改善”と“改良”は意味が違います。まず定義を揃えましょう
うさ太郎:(定義…?)
忠犬太:……(深呼吸)
針山:あと、資料のフォントが“游ゴシック”と“メイリオ”混ざってます
うさ太郎:(気づくの早すぎ…)
忠犬太:うさ太郎、議事録大丈夫そうか?
うさ太郎(心の声):(無理です…)
針山:議事録の“議”の字、旧字体の方が正式ですよ
うさ太郎:(もうやめて…)
忠犬太:では、議題①の“対応方針”について──
針山:“方針”という言葉も曖昧ですね。方向性なのか、指針なのか
うさ太郎:(どっちでもいい…)
忠犬太:……一度、話を整理します
針山:“整理”の定義を揃えましょう
うさ太郎:(また定義…)
会議は完全に“細部の沼”に沈んでいった。

🦛②カバ次郎、静かに動く
20分が経過した頃。
会議はまだ“議題①の前の定義”で止まっていた。
カバ次郎がゆっくりと口を開く。
カバ次郎:……で、今日の議題は何だったんだっけ?
その瞬間、全員が固まった。
針山:えっ……その……
うさ太郎:(議題……なんだっけ…?)
忠犬太:……ですよね
誰も“会議の目的”を覚えていなかった。
カバ次郎は静かに言う。
カバ次郎:うさ太郎君、忠犬太君……この後の司会僕がやっていいかな?
会議を進める上で大事な話をしたい。
うさ太郎(心の声):
(ついに…カバ次郎さんの本気が…)
──ここから、ベールに包まれたカバ次郎の実力が明かされようとしていた。
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