「なんとなく人間関係に疲れた」ときに、最初にやめたい3つのこと
最近、なんとなく人間関係に疲れていませんか。
誰かと大きな喧嘩をしたわけでもない。
嫌われたわけでもない。
職場でトラブルが起きたわけでもない。
それなのに、家に帰るとぐったりする。
スマホにLINEの通知が来ると、ちょっとだけ身構える。
人と話しているときも、
「今の言い方、大丈夫だったかな」
「変に思われてないかな」
「もっとちゃんと返事したほうがよかったかな」
なんて、頭の中で反省会が始まる。
私自身、こういう時期がありました。
別に誰かに嫌なことをされたわけではないのに、なぜか人と会うことが少し面倒になる。
一人になれば楽なのに、今度は「こんなことで疲れる自分ってどうなんだろう」と思ってしまう。
そしてまた、自分に疲れる。
人間関係って、こういうところが少しやっかいですよね。
「嫌な人がいる」だけが、人間関係の疲れじゃない
人間関係で疲れるというと、
「苦手な人がいる」
「嫌な上司がいる」
「友達と喧嘩した」
みたいな、分かりやすい原因を想像するかもしれません。
でも、実際にはもっと曖昧な疲れもあります。
たとえば、
・相手の機嫌を気にしすぎる
・断りたいのに断れない
・嫌われないように話を合わせる
・LINEの返信を考えすぎる
・相手にどう思われているか気になる
・周りに合わせようとしてしまう
・人と比べて落ち込む
こういう小さなことが積み重なって、「なんとなく疲れた」になっていることがあります。
一つひとつは大したことではないんです。
だからこそ、自分でも原因が分からない。
「何がそんなに疲れるんだろう」
と考えているうちに、さらに疲れてしまいます。
私は、人間関係に疲れたときほど、何かを頑張って解決しようとしなくてもいいと思っています。
まずは、「やめてみる」ことから始めてもいい。
今日はその中でも、特に最初にやめてみてほしいことを3つ紹介します。
人間関係の中でも、特に「職場の人間関係」に疲れている方へ。
無理に仲良くしなくてもいい理由について、こちらの記事で詳しく書いています。
1.全員に好かれようとすること
まず一つ目は、
「できるだけ嫌われないようにしよう」とすること。
これは、優しい人ほどやりがちだと思います。
相手がどう感じるかを考える。
場の空気を読む。
相手が嫌がりそうなことは言わない。
お願いされたら、なるべく断らない。
誰かが困っていたら助ける。
もちろん、こういう気遣いは悪いことではありません。
むしろ、とても素敵なことです。
ただ、それが続きすぎると、自分の中に少しずつ無理がたまっていきます。
「本当は嫌だけど、断ったら悪いかな」
「今日は疲れているけど、誘いを断ったら嫌われるかな」
「自分はそう思わないけど、みんながそう言っているから合わせよう」
そんなふうに、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先することが増えていきます。
でも、考えてみれば、どれだけ頑張っても全員に好かれることはできません。
明るい人が好きな人もいれば、静かな人が好きな人もいる。
よく話す人が好きな人もいれば、必要なことだけ話す人が好きな人もいる。
こちらがどれだけ丁寧に接しても、なぜか合わない人はいます。
それは、自分が悪いからではありません。
ただ、相性が違うだけです。
だから、
「嫌われないようにする」より、「無理をしすぎないようにする」。
最初はこのくらいでいいと思います。
2.相手の反応を深読みすること
二つ目は、
相手の一つひとつの反応を、必要以上に考えること。
これも、私はかなりやってしまいます。
LINEの返信がいつもより短い。
いつもなら絵文字があるのに今日はない。
職場で挨拶したら、なんとなく反応が薄かった。
友達に話しかけたら、少しだけ素っ気なかった。
こういうことがあると、
「何かしたかな」
「怒ってるのかな」
「嫌われたかな」
と考えてしまう。
でも、相手の反応には、自分とは関係のない理由がたくさんあります。
単純に疲れていたのかもしれない。
仕事で嫌なことがあったのかもしれない。
スマホを見る余裕がなかったのかもしれない。
たまたま機嫌が悪かっただけかもしれない。
それなのに私たちは、ときどき相手の反応を全部「自分への評価」に変換してしまいます。
これを続けていると、かなり疲れます。
相手の表情。
声のトーン。
LINEの文章。
返信までの時間。
そんなものを毎回チェックしていたら、心が休まりません。
もちろん、明らかに相手が怒っているなど、何か問題がある場合は向き合ったほうがいい。
でも、
「なんとなく冷たかった」くらいなら、いったん保留にする。
これくらいの距離感でもいいと思います。
「何かあったのかもしれない。でも、今の私には分からない」
そうやって、分からないものを無理に答え合わせしない。
これだけでも、少し楽になります。
3.「ちゃんとした人」でいようとすること
三つ目は、
いつでも感じよく、優しく、ちゃんとした人でいようとすること。
これは意外と大きいと思っています。
人に迷惑をかけない。
嫌な顔をしない。
いつも笑顔でいる。
ちゃんと返事をする。
相手の話を最後まで聞く。
困っている人がいたら助ける。
もちろん、どれも大切なことです。
ただ、人間なので、毎日そんなに完璧にはできません。
疲れている日は、誰とも話したくないこともある。
機嫌が悪い日だってある。
LINEを返す気力がない日もある。
誰かの相談を聞く余裕がない日もある。
それでいいんです。
私は以前、「ちゃんとした人でいなければ」と思いすぎて、余計に人付き合いがしんどくなったことがあります。
今思えば、周りの人はそこまで私のことを細かく見ていなかったんですよね。
自分では、
「今日ちょっと感じ悪かったかな」
と思っていても、相手は次の日には忘れていたりする。
人って、自分が思っているほど他人をずっと見ていません。
だから、
「今日はちょっと余裕がないな」
と思ったら、それをそのまま認めてあげる。
それだけでもいいと思います。
じゃあ、どうすればいいの?
ここまで読んで、
「でも、急に人付き合いを変えるなんて無理だよ」
と思った人もいるかもしれません。
私もそう思います。
いきなり「気にしない人」になるなんて、なかなか難しい。
だから、もっと小さくていい。
人間関係に疲れたときは、
「何を頑張るか」ではなく、「何を少し減らすか」
を考えてみてください。
たとえば、
今日はLINEをすぐ返さない。
無理な誘いを一つ断る。
興味のない話に無理に合わせない。
相手の機嫌を想像しすぎない。
一人で過ごす時間を少し増やす。
「嫌われたかな」と思っても、その答えをすぐ出さない。
これだけでも十分です。
実際にやってみるなら、この3ステップ
最後に、今日からできる簡単な方法を紹介します。
STEP1 「何に疲れているのか」を書き出す
まず、
「人間関係に疲れた」
だけで終わらせず、
「誰との関係で?」
「何をするときに?」
を考えてみます。
たとえば、
「職場で雑談すると疲れる」
「LINEを返すのがしんどい」
「断れない自分に疲れる」
「相手の顔色を見るのが疲れる」
など。
原因が見えてくるだけでも、少し整理されます。
STEP2 やめられそうなものを一つ選ぶ
全部変えなくて大丈夫です。
「これなら少しやめられそう」
というものを一つだけ選びます。
たとえば、
「LINEをすぐ返さない」
これだけでもいい。
今まで5分以内に返していたなら、今日は30分置いてみる。
それだけでも十分な練習です。
STEP3 「嫌われたかも」を事実にしない
最後に、これを覚えておいてほしいです。
誰かの反応が少し冷たかった。
LINEの返信が遅かった。
誘いを断られた。
話しかけても反応が薄かった。
こういう出来事があったとしても、
「嫌われた」こととは別です。
私たちはつい、自分の頭の中でストーリーを作ってしまいます。
でも、事実は意外とシンプルです。
「返信が遅かった」
それだけかもしれない。
「今日はあまり話さなかった」
それだけかもしれない。
分からないことは、分からないままにしておいてもいい。
人間関係に疲れたら、自分を変える前に
人間関係に疲れているとき、
「もっとコミュ力を上げなきゃ」
「もっと明るくならなきゃ」
「もっと気を遣える人にならなきゃ」
と思ってしまうことがあります。
でも、もしかしたら必要なのは、何かを足すことではなく、少し減らすことなのかもしれません。
全員に好かれようとしない。
相手の反応を深読みしない。
いつも「ちゃんとした人」でいようとしない。
この3つを、いきなり全部やめなくても大丈夫です。
私自身、今でも気にしすぎることがあります。
「今の言い方、大丈夫だったかな」と帰り道に思い返すこともあります。
正直に言うと、この記事を書いている私自身も、まだ完全にはできていません。
ここは、今回の記事を書いていて「ちょっと微妙だったな」と思ったところでもあります。
「気にしすぎないようにしよう」と書くのは簡単だけど、実際に気にしないのは難しい。
だからこそ、私は「気にしない人になろう」とするより、
「気にしてしまっても、そこで自分を責めない」
くらいがちょうどいいと思っています。
人間関係に疲れるのは、それだけ人を大切にしようとしているからでもあります。
ちゃんとしようとしたから、疲れた。
嫌われないように頑張ったから、疲れた。
相手の気持ちを考えたから、疲れた。
だから、そんな自分を「面倒くさいな」と責めなくてもいい。
今日は少しだけ、自分の気持ちを優先してみる。
返事を急がない。
無理なことは断る。
一人になりたいなら、一人になる。
それくらいでいいんじゃないでしょうか。
人間関係は、頑張り続けなくても続くものがあります。
そして、本当に大切な関係なら、少しくらい力を抜いても、案外ちゃんと残ってくれます。
「なんとなく疲れたな」と思った日は、
人間関係を頑張る日ではなく、自分を休ませる日。
そんな日があってもいいと思います。
