「1年前は、寝ているだけだったのに。」
最近、娘を見ているとふと思う。
「1年前は、まだ寝ているだけだったんだよな」と。
もちろん、あの頃も毎日のように成長していた。
首が少しずつしっかりしてきたり、
僕たちの顔を見て笑ってくれたり。
それだけでも嬉しくて、
小さな変化を見つけるたびに妻と喜んでいた。
それが今では、自分の足で歩いている。
絵本を持ってニコニコしながら僕のところまで歩いてきたり、
ご飯を食べながら「これ!」と食べたいものを教えてくれたり。
僕の父が「乾杯!」と言えば、
娘もコップを持って「パイ!」と返す。
ママが寝かしつけるときに背中をポンポンしているのを覚えて、
今度は眠そうなママの背中を娘がポンポンしている。
そして最近では、
僕の胸くらいの高さがあるソファーにまで登るようになった。
登れるようになったことに驚いていたら、
安全だと思ってソファーの上に避難させていたティッシュを見つけて、
花咲か爺さんのように部屋中へばら撒いていた(笑)
できることが、本当に増えた。
歩く。
登る。
真似をする。
自分の気持ちを伝える。
一つ一つは毎日の中で起きている小さな出来事だけど、
1年前と比べてみると、その変化の大きさに驚く。
たった1年。
大人にとっては、そんなに長い時間ではない。
でも娘にとっての1年は、
世界がまるっきり変わってしまうくらい大きな時間なんだと思う。
きっと来年の今頃には、
今では想像もできないくらい、またいろんなことができるようになっているんだろうな。
そう考えると、
今のこの小さな姿も、今しか見られない。
毎日一緒にいると当たり前になってしまうけど、
たまには少し前の娘を思い出してみようと思う。
「こんなに大きくなったんだな」って。
1年前は、寝ているだけだった娘が、
今日は自分の足で、僕のところまで歩いてきてくれる。
