CROAYON POP (크레용팝)「Evolution Pop_Vol. 1」は名盤であり切ない季節だということ
「Evolution Pop_Vol. 1」はCrayon Pop(クレヨンポップ)韓国活動における最初で最後のフルアルバムである。
そして、名盤である。
そのすべてがあまりに美しすぎるのだ。
煌めく一瞬の夏風のように…
2016年9月26日に発売されたこのアルバム。
メンバーたちは積極的にこのアルバム作りに参加している。
ウェイは「Vroom Vroom」を共同作詞作曲し、ソユルはロゴやライナーノーツなどのデザイン、グンミとエリンは衣装、チョアはヘアメイク。メンバー全員に明確な役割を持たせ参加させた「DIY漂う」K-POPでは類をみない意欲的で挑戦的な作品となった。
2012年7月18日に「Saturday Night」でデビュー、2013年6月20日「Bar Bar Bar」で社会現象に。2014年6月からレディー・ガガのツアーに一ヶ月間同行、オープニングアクトを務める。ここまでが彼女たちの全盛期。その後は日本で活動などを始めるも完全に失速と沈黙を繰り返す。そしてこの「Evolution Pop_Vol.1」。あの直列5気筒ダンスから三年後のこと。
そして2016年10月4日にソユルが活動休止を発表。アルバム発売をしてから僅か8日後の出来事だった。
このアルバムは17曲収録されているがそのうち2曲はインストゥルメンタル。実質15曲中、8曲が書き下ろしの新曲となっている。残りの7曲は過去の名作たちである。そしてこの8曲の新曲がどれもこれも信じられないほど煌めいているのだ。
「クレヨンポップはヘルメットだけじゃない、奇抜なだけじゃない、一発屋ではない」私たちはこんなこともできるんだ!!そして…これがこれからの私たちだ!!という強いメッセージを感じさせてくれる。
特に「Vroom Vroom」「Too Much」「Tonight」そして「Sketch Book」はあまりに出来が良すぎる。聞き惚れる。「Sketch Book」など真夏に感じる優しい風そのもののよう。
もしこの「Evolution Pop_Vol. 1」がレディー・ガガのオープニングアクトを務めた直後、凱旋アルバムとして発売されていたら…
きっともっと夢の続きが見れていたかもしれない。
そうでなかったかもしれない。
分かっているのは今こうしてこのアルバムはあるということだけ。
そしてそのすべてがどれも美しいということだけ。
一夏の思い出のスケッチブックのように…
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