【Enfants】掻き鳴らすムスタングの音【課長の本当は教えたくない音楽#9】
人間だれしも悪癖の一つや二つ、あるもので。
自分は特に飽きっぽい性格で、今までいろいろと飽きてきました。
その中でも特にひどかったのは、ファイナルファンタジーX。
自分でも信じられないんですが、2回買って、2回飽きてブックオフ行きに。

1回目は「キマリは通さない」で有名なガガゼト山まで行って急に熱が冷め、2回目はその少し先のエリアのザナルカンド遺跡でユウナレスカを倒したところでまた熱が冷め。
でももう少しでエンディングというのは分かっていたので、最終的にYouTubeでエンディングをみて満足しました。
あな恐ろしや、インターネットゲーミングサイコパス。
でもなんかエンディングが近づくと急に熱冷めるときありません?
最近プレイしたAI LIMIT 無限機兵もめちゃくちゃ面白いのに、なんかラスボス手前くらいで急に飽きてしまい放置、中学生のころやったモンハン3rdもアルバトリオンだけ倒してないし。なんなら前回の記事書いたときにはハマりまくっていたモンハンワールドももはや起動すらしてない。
何が言いたいかってまあ、ぶっちゃけ記事書くんも飽きてたんスわ!!
こんなクソ蒸し暑い中、一銭にもならないのにキーボードコトコトコトコト打ってられないんスわ!!
金くれや!!社会保険料取りすぎなんじゃボケ!!
…と思っていたんですが、なんだかんだで風前の灯火だったモチベが再燃してきましたので、久々の課長の本当は教えたくない音楽シリーズ、やっていこうかと思います。
取り上げるバンドの良さだけは本物なので。そこんところよろしくです。
前回記事もよろしくお願いします。いいねだけでも喜びます。
モチベの火に薪を焚べてください。
Enfants "Kid Blue"
Enfants、ほんとに良くて。
出会ったのが多分2025年1月くらいなんですけど、あまりに良すぎて出会ってすぐライブチケット取って、3月1日心斎橋BIGCAT行きました。
じゃあなんでこの記事が8月に上がってるのかって??うるせえ殺すぞ。
最初に聞いたのがこのKid Blueなんですけど、めちゃくちゃよくないですか。
ブリッジミュートとコーラスの利いたリードギターで始まる爽やかなイントロから、一言目の「ハロー」。
Gt/Vo.松本大の声、あまりにかっこよすぎる。邦ロックやるためにオーダーメイドしたみたいな声しとる。歪んでるのにめちゃくちゃ芯のある声。
そして演奏も歌詞もサウンドも、全部が「あの頃のカッコいい」をやってる感じがする。伝わりますかね、ロキノン系というと広すぎて的確じゃないんですけど、僕の考える最高にカッコいいロックバンド、みたいな。悪く言えばベタ、でも悪く言うにはかっこよすぎる。
ハロー 憂鬱な月曜日 今日世界を変えるよ
支度は部屋の隅っこに済ませてる
夢を見ていたい 雲の上で踊りたい 輝く星に触れてみたい
夢見がちで中二病的。スケール大きめの歌詞が、とってもあの頃のロックバンド。
全部くだらない
退屈な日々の連なり
心にあいた穴が痛い
掻き鳴らすムスタングの音
願いを叶える
誰の声も届きやしないのさ 今は
正しくなくていい 続く世界の上に ただひとり
この全部にくだらないと吐き捨てる衝動性。
かつ「掻き鳴らすムスタングの音」で世界を広げすぎず、自分事としてとらえるバランス。(一応解説、Gt/Vo.松本大の弾いてるギターがムスタング。)
なんか全部が完璧にかっこよくて、どこそこを取り上げて解説するのも野暮な気がしてきた。
Enfants "Play"
Enfantsが持つ、現実・日常・世界への反抗的スタンスと悲観をより強く感じるナンバー、Play。
何もない冷蔵庫 無駄に機能性充実
空っぽでも動いてる僕と同じ 余計なお世話 どうも
勝手に冷蔵庫に自分を重ねて、勝手にキレてる感じ。
Enfantsに感じるのは、ただのレジストではなくヒステリックを伴う狂気性。
「溢れ出る衝動を歌にしました」じゃなくて、「勝手に歌になってました」な感じ。
それでいて、Bメロと~サビには一気に体を揺らしてくるキャッチーさがある。
どうせ暇潰しのような人生 ねえ こんな頭は撃ち抜いてくれ
ここ、つい口ずさんじゃう。
Kid Blueのコメント欄に「BUMP OF CHICKENに初めて出会った衝撃に似てる」と書いてる人がいて、何故かわからないけどすごい共感してしまった。
別に曲の雰囲気が似ているとかでもない(バンプはどちらかというと悲しみがあれば応援するし、ストーリー調の曲が上手いし、そもそも人が主人公じゃない曲も多いし)なんですけど、なんとなくこの2バンドの間で、「カッコいい」の方向性が近いというか、道は違えど目指すところが似ているような気がするんですよね。
Enfants "HYS"
自分はこの曲がめちゃくちゃ好き。
前述したヒステリックが前面に出たその名も「HYS」。
この曲は、歌詞ももちろんめちゃくちゃ好きなんですけど、
曲の組み立てからテーマに沿っていてそこがいい。
ベースとドラムのみ、ダークな感じで始まる演奏。
この「躁鬱で言うと鬱」の部分から始まり、
真面目だってわかってた
一日中自分を見つめていた
俺に魅力はあるかな
ああ ナルシストとでも笑ってくれダーリン
この「ああ ナルシストとでも笑ってくれダーリン」でギターが合流。
一瞬だけ一気に音量が上がり、「HYS」の片鱗を見せる。
でもお前にはわかるだろう
見つめ合って友達だものね
愛しているよ 君はどう
おお なんだその目は
ここは先ほどのセクションと同じ構成なんですけど、歌詞がいい。
「わかるだろう」「友達だものね」「愛してるよ君はどう」とすり寄りすり寄りからの
「おお なんだその目は」
で一気にヒステリックが爆発する感じ。
どうでもいい 行きたい場所へ行け ここじゃない 繰り返して迷子
完全に取り返しのつかない爆発の仕方してるのがめちゃくちゃ伝わってくる。なんならちょっと胃が痛いもん。実家の母親のこと思い出して。
Enfantsさん、ラランドのお母さんヒス構文にこのまま寄稿しませんか。
お母さんじゃないからダメか。
Enfants "Drive Living Dead"
今回はこの曲で締めます。
暗めというか、悲観的というか、そんな曲が多いEnfantsですが、
その中できらりと光る爽やかナンバー、"Drive Living Dead"。
君を愛する僕はもうここにはいない
転がる車輪と呆気なく過ぎた日常
地元を出て一人暮らしをする門出の日、親の運転する車の助手席で、窓の外を流れる景色を見ているふりをしながらこっそり泣きつつ聞きたい曲No.1。
さよならを言わなくちゃ
ここから離れよう
愛してた事も全部塗り潰す前に
全体的にこんな感じで、爽やかかつ、寂しい曲なんですが、
その雰囲気を
今も僕は歌っている
この一言がつなぎとめてくれてる。
これから旅立つこの街と、変化のなかった日常たちと、さよならした友人たちと、忘れてしまった夢、それらと自分をつなぎとめてくれる最後の糸、それがこの一言なんだと思います。
あんなにヒステリックだった人間からこれが出てくるのマジですか??
ということで今回はここまでです。
書きそびれちゃったんですけど、Enfantsのライブ、めちゃくちゃよかったです。良くも悪くもめちゃくちゃ平成のバンドだった。
「盛り上がりが足りねぇ!」つってHYSのサビのレスポンスのところ2.3回やり直してたからな。
たまにはそういう「こってり平成」なバンドもいいもんですな。
あと、ビッキャってあんなに照明良かったか?って思うくらい照明映えてた。
お近くのライブハウスで見れるときには是非。
課長でした。
課長の本当は教えたくない音楽シリーズ
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